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The Smiths と Morrissey

スミスとモリッシーについて。

Knockabout World

2022-03-10 17:05:23 | 音楽
モリッシーの歌、訳してみました。

"Knockabout World"

Congratulations
you have survived
おめでとう
よく生き残っているよ
congratulations
you're still alive
おめでとう
まだ生きてる
they kicked to kill you
奴らは君を殺そうと蹴った
do not forget
忘れるな
they tried to turn you
Into a public target
奴らは君を公然の標的にしようとしたんだ
welcome to this knockabout world
ようこそ このドタバタ喜劇の世界へ
this knockabout world
このドタバタ喜劇の世界
this knockabout world
this knockabout world
Congratulations- you're still OK
おめでとう 君はまだ大丈夫だよ
I'd kiss your lips off … any day
君の唇にキスしたい…いつかね
be careful in this knockabout world
気をつけて このドタバタ喜劇の世界で
this knockabout world
このドタバタ喜劇の世界
this knockabout world
this knockabout world
And by the way
そしてところで
you're OK by me
君は僕にとってはOKだよ
you're OK by me
with your handsome teeth
きみのハンサムな歯と一緒に
you're OK by me
君は僕にとってはOKだよ

※knockabout : ドタバタ演技で笑わす、ドタバタ喜劇の


長引くマスク生活のせいか近頃どうしようもなく鬱屈している。 それだけでなくもとから家族のこと、仕事のこと、何をしても現状は変わらないという無力感に苛まれている。 しかしこの歌を聴いていると、ぽんぽんと肩を叩かれ、励まされるようでほっとする。 とりあえずサヴァイヴしてスティル・アライブしてる。 まあコングラチュレーションかな、と少し自分を許す気になれる。

この曲がリリースされたのは2020年3月で、トランプ大統領の愚策奇策、Brexitの混乱、シリア内戦と難民問題、そして新型コロナウィルスが世界を混乱の渦に巻き込みだしたころだ。 モリッシーも世の中の人々を隣人として心配して、それで出来た曲なのかなあ、と思う。
その前の年にはこんな写真も発表している。 優しいですね。 自分も辛かったのかも。


〈上の写真はテキサスのMarfaでDonnie Knutsonにより 2019年9月24日撮影されたもの。Morrissey Central記載〉

そして現在、この曲が世に出て2年ほど過ぎたら今度はなんと侵略戦争が起こってしまった。 この21世紀に! 現地から聞こえてくる話は悲惨過ぎて、ただ流れてくるニュースをテレビ越しに口を開けて見てるしかない、自分という個人のちっぽけさにまた泣きそうになる。
戦争終結が何時になるか、どうなるか考えるとまた気持ちが沈んでしまうけど、自分なりに出来ることをやって生きて行こう。 このドタバタして混乱した世界で。 とこの歌を聴きながら毎日思っている。

余談ですが "with your handsome teeth" というところでニヤリとしてしまいます。 そこ、いる?!



"Knockabout World"は
アルバム "I Am Not a Dog on a Chain" (2020年3月20日リリース)に収録されています。


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