"Last night I dreamt That Somebody Loved Me"
The Smiths


Last night I dreamt that somebody loved me
昨日の夜 誰かが私を愛する夢を見た
No hope ― but no harm
Just another false alarm
希望が無く だけど傷つくことも無く
ただまた別の 間違った知らせがある
Last night I felt
real arms around me
no hope ― no harm
just another false alarm
昨日の夜 リアルな腕に包まれている感じがした
希望がなく 傷つくことも無い
ただまた間違った知らせがあるだけ
So, tell me how long
before the last one ?
and tell me how long
before the right one?
ねえ 最後の人まで どれくらい待てばいいか 教えて
私にぴったりの人までに あとどれくらい待てばいいか 教えて
This story is old ― I know
But it goes on
This story is old ― I know
But it goes on
古い話だって ──私は知ってる
だけど それは続いている
古い話だって ──私は知ってる
だけど それは続いている

哀しい始まり。誰かが私を愛する夢を見た、なんて。
夢から醒めた時の寂寥感はどれ程のものだろうか。
枕を濡らし、シーツを掴んでぐちゃぐちゃにしたのかもしれない。
ずっと私は待っているんだろう。夢の中でしか出会えないような 自分にぴったりな人を。
理想の、100パーセントな彼/彼女を。
この人かな? 今度こそ理想の、運命の人だ、そう思って、また失恋したり、幻滅したり。退屈な相手だったり。
誠実に向き合ってくれる、愛してくれる人がいても、何か違うのよね…と思っているうちに、すきま風が吹いてしまう。
身勝手だけど、誰にも心に描いている理想像はあるだろう。
夫がいても、妻がいても、恋人がいても、そんな物思いは誰でもしたことあるのではないのだろうか。
孤独なんて、そう簡単に埋められるモノじゃないんだ。
ヘルマン・ヘッセの小説"デミアン"の主人公は、少年の頃から心に描いている空想上の、理想の女性がいた。
少年から青年になる迄の間に、まだ見ぬ彼女を想いながら、思索的な友だちに出会い、感化され、彼らを卒業し、"自分"という人間になっていく。
学校から社会に出ても、戦争が始まっても、友人と別れても、彼は理想の女性を思い描き、絵にして、机の引き出しにしまっている。
最後に彼は理想の女性に会えるのだけれど、すごく意外で、だけどある意味必然的な出会いだった。
小説のタイトルになっている親友、魅力的で、彼を翻弄し人生に影響し続けたデミアンの母であった。
二人は初めて会った瞬間から、お互い
がお互いを必要としていて、相手もそう思っているという事を理解した。
そんな事ってあるんだろうか。親友の母親、だから歳は離れているし。
でもずっと探していた人、机の中の絵の女性にそっくりなんて。運命の人しか思えない。
私の場合、運命の人は夫だったんだろうか? 運命だと思って結婚したのでしょう?
今は諦めしか感じられない夫との仲だが、それなりに運命を感じて結婚したのは事実。
彼も私も結婚当初から変わり、精神的にも肉体的にもまた変化して行くだろう。
いつか分かり合えるかも、と思う。
古い話だって──知ってる
でもそれは続いている
December, 1987 シングル盤
Octorber, 1987リリース "Strangeway, Here We Come" 収録曲
The Smiths


Last night I dreamt that somebody loved me
昨日の夜 誰かが私を愛する夢を見た
No hope ― but no harm
Just another false alarm
希望が無く だけど傷つくことも無く
ただまた別の 間違った知らせがある
Last night I felt
real arms around me
no hope ― no harm
just another false alarm
昨日の夜 リアルな腕に包まれている感じがした
希望がなく 傷つくことも無い
ただまた間違った知らせがあるだけ
So, tell me how long
before the last one ?
and tell me how long
before the right one?
ねえ 最後の人まで どれくらい待てばいいか 教えて
私にぴったりの人までに あとどれくらい待てばいいか 教えて
This story is old ― I know
But it goes on
This story is old ― I know
But it goes on
古い話だって ──私は知ってる
だけど それは続いている
古い話だって ──私は知ってる
だけど それは続いている

哀しい始まり。誰かが私を愛する夢を見た、なんて。
夢から醒めた時の寂寥感はどれ程のものだろうか。
枕を濡らし、シーツを掴んでぐちゃぐちゃにしたのかもしれない。
ずっと私は待っているんだろう。夢の中でしか出会えないような 自分にぴったりな人を。
理想の、100パーセントな彼/彼女を。
この人かな? 今度こそ理想の、運命の人だ、そう思って、また失恋したり、幻滅したり。退屈な相手だったり。
誠実に向き合ってくれる、愛してくれる人がいても、何か違うのよね…と思っているうちに、すきま風が吹いてしまう。
身勝手だけど、誰にも心に描いている理想像はあるだろう。
夫がいても、妻がいても、恋人がいても、そんな物思いは誰でもしたことあるのではないのだろうか。
孤独なんて、そう簡単に埋められるモノじゃないんだ。
ヘルマン・ヘッセの小説"デミアン"の主人公は、少年の頃から心に描いている空想上の、理想の女性がいた。
少年から青年になる迄の間に、まだ見ぬ彼女を想いながら、思索的な友だちに出会い、感化され、彼らを卒業し、"自分"という人間になっていく。
学校から社会に出ても、戦争が始まっても、友人と別れても、彼は理想の女性を思い描き、絵にして、机の引き出しにしまっている。
最後に彼は理想の女性に会えるのだけれど、すごく意外で、だけどある意味必然的な出会いだった。
小説のタイトルになっている親友、魅力的で、彼を翻弄し人生に影響し続けたデミアンの母であった。
二人は初めて会った瞬間から、お互い
がお互いを必要としていて、相手もそう思っているという事を理解した。
そんな事ってあるんだろうか。親友の母親、だから歳は離れているし。
でもずっと探していた人、机の中の絵の女性にそっくりなんて。運命の人しか思えない。
私の場合、運命の人は夫だったんだろうか? 運命だと思って結婚したのでしょう?
今は諦めしか感じられない夫との仲だが、それなりに運命を感じて結婚したのは事実。
彼も私も結婚当初から変わり、精神的にも肉体的にもまた変化して行くだろう。
いつか分かり合えるかも、と思う。
古い話だって──知ってる
でもそれは続いている


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