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つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

味噌汁

2014年04月13日 | 食・酒

 

 

何故か後半は「教育勅語」なのです・・・

 

 

以前も「塩の話題」で書いたことがあるが、

食塩(NaCl)が健康に良くない、いや関係ない、と

未だに決着がついていないらしい。

 

そんな中、手前ミソ的ではあるが、塩財団のレポートによると、

「塩」悪玉論者も、「味噌汁」の摂取は推奨しているようだ。

 

 

世界的にも「健康食」の代名詞である「和食」だが、過去に一時、

不幸な時期があり(何かの話とカブるなぁ)、悪者とされる塩の

摂り過ぎの原因が「味噌汁」とされ、敬遠されてきた歴史がある。

 

 

過去の不幸な時期、ということでの比較ではないが、塩分、脂肪分、

カロリーごってりたっぷりの中華料理を思い起こせば、味噌汁といえど

如何に塩分が少ないかということは、すぐに納得できるはずなのだが。

 

 

1979年(昭和54年)、厚生省が「脳出血」や「胃癌」の予防という

観点から食塩の目標摂取量を1日10g以下と定めたことから、

「高塩食品」=「味噌汁」と連想され(本来は「漬物」だったらしい・・・)、

今でも、味噌汁が健康によくないという誤解が解けないまま推移して

いるようだ。(「みそ汁は1日1杯に」の疑問 より)

 

 

味噌汁と言えば、ユネスコの無形文化遺産に登録された

日本の伝統的食文化である「和食」の基本「一汁三菜」の

「一汁」の部分である。ごはんとともに、基本中の基本である。

 

 

みその知識(みそ健康づくり委員会) によれば、

みその効用として、

 1.生命を維持するために不可欠な必須アミノ酸8種類が

  すべて含まれている他、ビタミン(B1・B2・B6・B12・E・

  K・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ピオチン)、

  無機質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム、

  リン・鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・セレン・クロム・モリブデン)、

  一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、食物繊維などが

  含まれている。

 2.栄養素が消化吸収されやすい

 3.みその効用に関する研究や論文

  ①がんのリスクを下げる

  ②生活習慣病のリスクを下げる

  ③老化を防止、他

 4.コレステロールを抑制する

 5.胃がんのリスクを下げる

 6.乳がんになりにくい

 7.老化を抑える

 8.血圧の上昇を抑える

 9.同じ食塩量でも、みその塩分は30%の減塩効果

 10.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)対策に良い

 11.糖尿病の予防に効果

などなど、手前味噌的な面も多少あるが、

いいことづくめの効果が列挙されている。

 

 

この他にも、「1日1杯の味噌汁で血管年齢は10歳若返る

とか、タニタからも、社員食堂監修の味噌汁 の紹介など、

多くのサイトで、味噌の効用が掲載されている。

 

 

これだけ、いいことづくめの味噌汁なのだが、やはり

一度、「高塩食品」のレッテルが貼られたせいか、

疑惑の目で見られ続けているのだという。

 

悲しいことだ。

 

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本来、いいことづくめのはずなのに、

一度貼られたレッテルのせいで、今でも敬遠されているものの

代表的な一例が、「教育勅語」だろう。

 

 

諸外国では、キリスト教やイスラム教等の教えに従って

道徳や規範などが小さいときから教えられるのに対し、

日本では、明治という国際環境の時代の中にあって、

「天皇の言葉」として国民教育の根本精神が示された、という

経緯がある。

 

内容としては、当然過ぎて何にも差し障りはないのだが、

その教育理念で教育を受けた日本人の、戦争時における

ふるまいが、アメリカ占領軍からすれば空恐ろしいことでもあり、

当然、看過できないということで徹底的に「悪者」に仕立て上げ、

国民の目に触れることを極力避けてきた訳だが、

日頃は中国・韓国寄りの左巻き連中が、こんなときだけは

アメリカを賞賛し、教育勅語イコール軍国主義だとか、

「天皇からの勅語」ということだけで当時の世界状況も無視して

さぁ軍国教育が始まるとか、いつものことながら失笑に堪えない。

 

 

文科省のサイトでは、学制百年史 として、幕末維新期の教育から

解説してあるが、明治憲法と教育勅語 という章では、成立過程等が

事細かく記載されている。

 

 

 

戦前の教育を受けた者には理解できても、

戦後世代の、文語の意味がきちんと理解できない者たちに

とっては、日本語といえども、「今」の言葉で解説しないと、

勅語の意味が伝わらない、という現象もあるようである。

 

正に、言葉は生きているということなんだろうが、そんな解釈に

一矢を報いているのが、「教育勅語を冷静に考える」というサイト。

 

 

いろいろと読み比べていくと、

ますます、内容が濃いことが理解できてくる。

 

味噌汁とともに、いいものはいい、と わかりあえる社会になってほしいものだ。