写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

うど

2014年04月19日 | 食・酒

 

 

 

山菜の女王と呼ばれる「コシアブラ」をいただいたので、

早速、天ぷらでいただく。

 

 

 

コシアブラが「山菜の女王」なら、「山菜の王様」は何だ?と思って

ググってみると、「タラの芽」というのが定番のようだ。

山菜の王様と女王

 

 

どちらも、「木の芽」ということで比較されやすいのだろうが、

いや、王様はゼンマイだ、ウドだ、ワラビだ、・・・などという声が

聞こえてきそうだ。(まぁ好みの問題もあろうが・・・)

 

 

因みに、「タラの木」とは、こんな木。「タラの芽」は、この若芽。

 

 

 

最近は、スーパーでも「タラの芽」の天ぷらがよく見られるが、

よく見られる」のは、ハウス栽培によるものだから。

 

 

 

まぁ、こうでもしなきゃ「商品」にならないのかもしれないが・・・

シイタケと同じで、これでは本来の味とか風味は犠牲となる。

 

 

タラの木」は別名「ウドモドキ」と言われるが、その本家本元の

「ウド」は数少ない日本原産種であり、英語表記は「udo」。

漢字で「ウド」を「独活」と書くのは、「風もないのに ひとりで

動いている(活動している)」ように見えたから、とか。(タヌキかよ・・・)

 

 

 

いささか遅きに失したが、14年3月21日付の福井新聞「越山若水」は

春は苦味を盛れというコラムだった。

 

  「山菜の苦味、えぐ味はアクでもある。その成分アルカロイドや

  ポリフェノール類などは老化防止、抗酸化作用、新陳代謝の

  働きもあり老廃物を出してくれる自然の解毒剤だ」

と書いてある。

 

 

14年4月7日付の日本農業新聞コラム「四季」も、山菜が

特有の香りとほろ苦さで体を目覚めさせる、として「ウド」について

書いている。

 

その中で、

  ウドは漢字で「土当帰(つちたら)」とも書かれるが、これは、まだ

  土に埋もれている時にタラの木の若芽のように食べられるから、

という意味だとかいてあるのだが、これでは、ウドが「タラモドキ」と

言っているようで、上述の、「タラの木」は「ウドモドキ」と呼ばれる、

ということとループエラーを起こしているように感じられるのだが・・・。

 

 

ウドは、よく「ウドの大木」という格言で知られるが、ウドそのものは

高さ2~3mになる「多年草」で、「樹木」ではない。

 

大きくなると、食べるのは無理だし、かと言って木材として活用できる

わけでもないということから、転じて「図体はでかいが中身が伴わず、

役に立たないもの」の譬えとして使われるのだが・・・・「木」ではない。

しつこいようだが。

 

英語でも、「a big useless fellow」・・・でかい役立たず

・・・UDOがどっかへ行っちゃったけど。 

 

14年4月19日(土)の『ふれあい青空市「やまだの案山子」』は

「コシアブラ」がたくさん出展されてました・・・・

 

ウドは、まだ出てませんでしたが、これから出そろうはずです。

しょうゆ漬けが楽しみ。(^^)v