「ねぇ、どうして好きって言ってくれないの?」―――――
気持は伝えた。
でも、彼女の気持ちがまだ定まっていないことはよく分かっていた。
それじゃ、あと僕は何をすればいいのか。
気持の切り替えが必要だ!
この頃の俺は軽く恋愛中毒のような症状になっていたのかもしれない。
もはや、怖がる事も不安がる気持も、出来ることならやめたい。
無理かもしれないが、それでも気持の切り替えは必要だ。
俺に足りないの . . . 本文を読む
6/26日曜日
この日も前日と同じぐらい暑い日だった。
待ち合わせの午後3時。
あまりの暑さに駅に行き着くだけで汗だらだら、
こんな日に散歩なんて・・・大丈夫だろうか・・・。
実は、というほど実はではないが、
私は車を所有していません。
今現在とても欲しいものの一つではあるが、
経済的理由などから買い悩んでいるのが現状。
こんな日出来る事なら車でドライブ、
などど洒落込みたいものだが・・・。
3 . . . 本文を読む
答えのすべてを彼女に委ねなくてはいけないことに罪悪感を感じつつも、
それでもやはり自分の気持ちだけは伝えて行きたい。
辛く苦しめていることは分かっていても、
それでも自分のわがままをもう少し貫きたい。
6/14日(火)
仕事後職場の女性と結婚することとなったFさんに、
軽くどんな風に彼女をくどいたんすかぁ~っと絡む。
絡んでいるようだが、実のところなんかアドバイス的なものが欲しかった。
この手の . . . 本文を読む
頭をよぎるイメージがあった。
巨木に挑んでいる自分。
その木をどうしたいのか悩む自分。
揺らしたいのか、倒したいのか、
揺らしたいけど揺れてないのか、それとも激しく揺れているのか。
木にとって僕はなにかと悩む自分。
巨木を揺らす手か、葉をざわめかす心地よい風か。
必死で木を揺らそうとする自分の姿が見えていた。
「好きな人がいるんです、その人のことが好きなんだけど、でもいつも自分の心に負けそうに . . . 本文を読む
病気になり手術をするのは体にとても痛みと負担を与える。
でもそれは体をいい方向へと導かせる痛みだ。
何かが変わる時痛みは伴うものだと思う。
それはたぶん心でも同じ事だ。
心が大きく変わるときそれはとても痛いことだと思う、
誰かのために自分のために前へ進む為には、
痛みを乗り越えないといけないときもあると信じている。
気持ちを伝えてからと言うもの、
僕の情緒は波形グラフ状態だった。
見事なまでの情 . . . 本文を読む