自分の気持ちが計れなくなっていた。
好きか、それともその時だけの感情だったのか。
それでも頭の中で彼女は着実にムクムクと大きく成長し、
その度にその気持ちを殺すのだが、
それはまるでゾンビのごとく起きあがりまたムクムクと巨大化していく。
殺しても殺してもそいつは死なない、もう殺すすべも見あたらなくなっていた。
5/23(月)
先週の金曜日結婚するFさんのおめでとう会的な事が男性社員だけで行われた . . . 本文を読む
人は元々真白で生まれてくる。
その白さに人は常識やタブーを染め付けながら生きていくに違いない。
踏み越えてはいけないタブーを人それぞれ心に決めていると思う。
それなら僕のタブーは何だろう―――――
Y嬢「瀞さんおもしろいし、彼女いないなんて勿体ないですよ!」
職場関係が一新され一年近くがたった。
社内恋愛をタブーと心に決め平和呆けした日々の中で俺は相変わらずというか、
おちゃらけ弄られキャラとし . . . 本文を読む
好きな人を幸せに出来る人間だと思っていた。
でもそれは、俺のエゴに過ぎないことを知った。
希望を夢見た俺の恋愛は幸せを与えるどころか、
悲しませるだけの最悪な内容に終わった。
終わらせたのは俺だし、その子には酷い事を言った。
言うだけ言って終わらせ、そのくせ俺は後悔した。
暗澹として定まりのない心は人間関係を億劫にさせ、ゲームへと逃避させた。
何故あんな事を言ったんだろ?
何故あの時俺はあんな . . . 本文を読む