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ジャンル未定、何でもありのカオスブログです。

今さら「シークレットグラフィティー」の感想を書いてみた!(笑)

2017年08月14日 09時42分42秒 | 乃木坂46【感想など】


18thが発売されたので、
恒例の感想を書こうと思ったんだけど、
今回は個人PVがないし、

かと言って、
ドキュメンタリーの感想を書く気にはならないし・・・、

じゃあ、18thの公式MVの感想でも書こうかな?
とも思ったんだけど、
18thの楽曲とMVはどれもこれも完成度が低すぎて、
いつも以上の酷評とツッコミの嵐になるだけだし・・・、

同じパワーを使って感想を書くなら、
酷評よりも良いことを書こうかな?
と、ちょっとオトナなことを思ってみたり、みなかったり・・・。
(もしかして、乃木坂に飽きる前兆だったり、そうでなかったり・・・笑)



ってことで、
当時、忙しくて書けなかった、
去年の夏シングル、15thのアンダー曲
「シークレットグラフィティー」について
語ってみたいと思います。


楽曲の概要は、

作詞:秋元康
作曲・編曲:ツキダタダシ
センター:樋口日奈

といった感じ。


この曲の特徴といえば、
「60~70年代を感じさせるレトロでポップな世界観」
いわゆる「オールディーズ系」の楽曲。

曲、アレンジ、歌詞、
その全てが同じベクトルで綺麗にまとまっていて、
イントロからアウトロまで、
すべての調和が完璧に取れている真っ直ぐな楽曲。
違和感が1つもない、純粋な楽曲。
そして、明るくて、楽しくて、キラキラした曲。

もしも、
「この曲をこの世界観にまとめることになったきっかけ」が、
センター樋口が好きだと言っていた
「80年代の漫画の世界」だったとしたら、
その狙いは見事にハマっている。

「樋口をセンターにするならこの曲しかない!」

と、思わせる、素晴らしい完成度。
さすがプロの仕事だと思う。

ちなみに、絶賛しているのは、
歌詞と曲とアレンジです。

MVは完成度が低すぎて、
残念としか言いようがない・・・。
こんなに完成度の高い曲を聴いて
こんなに完成度の低いMVしか作れない監督って・・・。

おっと、話を戻そう。
今回は「良いこと」を書くんだった。
ついクセで、危ない危ない・・・(笑)


ってことで、まずは歌詞。

ここ最近の天才Pが書いたとは思えない完璧な歌詞(笑)

世界観、ストーリー、構成。
その全ての完成度が高い。

特に、構成は天才的。
ラストの「オチ」への流れと展開は、
曲との相乗効果もあって、
乃木坂史上最高レベルの完成度だと思う。

あと、言葉の「音への乗せ方」も綺麗だったし、
いわゆる「画の見える歌詞」だった。

全てが、これぞプロ!という完璧な仕事。

本当に秋元氏が書いたのかな???




次に、作曲について。

作曲家は、ツキダタダシ氏。

Aメロ→Bメロ→サビの流れが綺麗で、
聴いていて気持ちの良い曲。

特に、Bメロの後半からサビに繋がる流れ、

♪みんなハート盗まれて 首ったけさ♪

と、サビのラストの、

♪ごめんね シークレットグラフィティ―♪

の部分はセンスの塊だと思う。

最近、乃木坂楽曲にも多い、自分が大嫌いな、
「全く別の曲を無理やり繋ぎ合わせたような、強引な展開」や、
「ベタッとした、抑揚も印象もないサビ」ではなく、

流れと展開がとても自然で、
抑揚もありながらメロディーも綺麗。
そして、一度聞いたら覚えられる、
カラオケでも歌いやすい曲。

イントロから繰り返す印象的なベース音が
ポップな世界観を底から支えているし、
ベースラインだけで作曲家のセンスの良さがわかる。

本当に完成度の高い曲だと思う(笑)


僕が好きな「乃木坂関係の作曲者」は、
杉山勝彦氏とAkira Sunset氏なのだが、
(この2人は天才)
このツキダタダシ氏も、2人に並ぶ才能の持ち主だと思う。

っていうか、この人、天才だと思う!(笑)



続いてアレンジについて。

ちなみに、アレンジもツキダタダシ氏が担当してます。

全体的には、ピアノとギターとクラップが印象的な明るいアレンジ。
音の作り方というか、重ね方というか、
全てにおいてセンスがいい!(笑)

特に、ラスサビの、

♪みんなにも見えるように♪
♪不意に君にキスをした~♪

の、直後の、

♪リンダ 僕はなぜだか知ってる そう前から♪
♪リンダ 僕が彼女のダーリン♪

の部分。

賑やかな世界観から一転、急に訪れる静寂。

しかも、今まで繰り返してきた印象的なベースラインが、
ピアノに乗り替わり、クラップがリズムを刻む。

この瞬間こそ、
アレンジャーとしての天才的なセンスが凝縮している部分。

動から静へ。
歌詞とリンクした完璧な演出。

ここは、物語で言えば、
起承転結の「転」の場面。

「シークレットグラフィティ―」というタイトルで
ここまで構築してきた「フリ」を回収する瞬間。

全てがこの瞬間に向かっていたと言っても過言ではない。
まさに、物語のクライマックス。

主人公の心が動く瞬間。

ここで、このアレンジができるセンスというか、バランス感覚は
天才としか言いようがない。



僕は、初めてこの曲を聴いた時、
頭の中で流れていた「自分だけの妄想MV」が
スローモーションになった。

主人公の男の子がキスをした瞬間、
ポップでカラフルでテンポの良かった
妄想MVの再生スピードが変わった。

まるで映画のワンシーンを観ているみたいだった。



スローモーションの中、
不意にキスされて驚いている女の子。
キスに気づいた仲間たちも驚いている。
慌てて主人公の男の子に駆け寄る仲間たち。

女の子から乱暴に引き剥がされる男の子。
「てめー、何やってんだよ!」
「抜け駆けすんなよ!」
「痛ぇーな、殴んなよ!冗談だよ!」
などと、じゃれ合う男の子たち。

それを観て笑っている女の子。
店の中から見ているマスター。

とある青春の一コマ。


たった8小節の間に、これだけの映像が流れたのだ。


そして、僕の妄想MVはこんなエンディングへ向かう・・・。


この後みんなで、店の前で集合写真を撮るんだ。
乗ってきたTバードの前で。

男の子の顔には絆創膏が貼ってある。
「痛ってえな、殴ることねえだろ・・・」
「うっせぇ!抜け駆けしたバツだ」
なんて会話をしている。
絆創膏は、きっと女の子が貼ってくれたんだ。

マスターが古いフィルムカメラを構え、
ファインダーを覗いている。
「もうちょい寄らないと入らないぞ」
なんて言いながら。

男の子と女の子は仲間たちに邪魔されて、
少し離れて立っている。
そして、マスターがタイマーを押すんだ。

「ジーーー・・・」という
タイマーの音が聞こえる中、
マスターも走ってみんなと並ぶんだ。

そして、シャッター音が響き渡る。

カシャ!

とある日の、店の常連たちの記念写真。
いつものメンバー。
気の合う仲間たちの、いつもの写真。


でも、

実は・・・、


シャッターの瞬間。
写真には写っていない後ろ側で、
男の子と女の子は手を繋いでいたんだ。



お互いに手を伸ばしてギリギリ届く距離だったから、
女の子の小指を男の子が握るのが精一杯だったけど・・・。

でも、写真に写っているのは、
幸せそうに微笑んでいる女の子と、
照れくさそうに
少し赤くなって顔を背けている男の子。

みんなには見えない、
写真には映らない。

2人だけの「シークレットグラフィティー」


<END>


僕の頭の中では、こんな非公式MVが流れています(笑)





ちなみに、

この1年で、この妄想MVの物語がどんどん広がって、
「男の子と女の子の出会いの物語」と、
「登場人物設定」が出来上がりつつあります(笑)

まとまったらプロットにしてみようと思ってます。

発表はしませんが・・・(笑)



【予告】

近々「今さらシリーズ」を、もうひとつ書きます。
曲は17thアンダーの「風船は生きている」
これは、MVについて絶賛します。

仕事が忙しくならなければ・・・ですが(笑)






以上です。



ではでは。。。。






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