Prologue

海外出張で食べたご飯の感想を書いてます
普段はただのランチ日記です
中断してた海外出張生活が3年ぶりに再開になります

原付北海道横断1800キロ 第七夜

2010-08-21 23:11:36 | Weblog
8/6 金曜日
上士幌から富良野へ

8時起床。
昨夜は暑くて、眠れなかった。
フライを全開にしたかったが、風が強くて開けられない。
前室方向から風がくるので、裏だけ開ける。
ついにシュラフをまったく使わずに寝る。

外に出ると、自分以外はひとつテントがあるだけ。
昨日の大学生のテントもすでになくなっている。

誰もいないので、アドレスを乗り入れて荷物を撤収。
日向でテントとグランドシートと洗濯物を干す。カンカン照りなのですぐ乾く。
テント撤収作業で朝から汗だくになり気持ち悪い。
そうこうするうちに10時になり、慌てて出発。

昨夜ガイドブックを眺めた結果、今日は旭山動物園に行くことにする。
ライダー向けでない観光地のため0円マップにはまったく載ってないが
生態展示で有名らしいので是非行ってみたい。

航空公園から東に進み、交差点を左折して237号を北上。

糠平湖を通過しようとすると、タウシュベツ展望台の看板を発見。
全然予定にはなかったが、気まぐれで行って見る。
ここにもヒグマ注意の看板が。ビビリながら、わざと大きな足音を立てて早歩きで湖畔へ。
ガイドブックによるとアーチ型の橋が見えるはずなのだがどっちを見ても見つからない。
展望台の説明を見ると、水面下にあるらしい。
まったく来た意味なし。

早々に戻るとライダー風の男性とすれ違う。
何も見えませんでしたよ、と伝えたが、ここまで歩いたので展望台までは行く、とのこと。
ちなみに橋が見えない状態を、ゼンボツ、と表現していた。
なぜか変換(ry

アドレスの所まで戻ると、我々のバイクを見て観光する気になったのか、
通り過ぎた札幌ナンバーの車が戻ってきて駐車場に止まる。

273号を進むと見つけました、これから先ガソリンスタンドなしの看板。
さらに進むと、上り坂になる手前に、徒歩・自転車での進行禁止の看板。
もう少し進むと、その理由がわかる。ヒグマ多発地帯の看板。

自分以外、前後も対向もまったく来ない状態でしばらく進むと三国峠道の駅に到着。
看板の前で写真撮影してアドレスの所に戻ってくると、XR250に乗った
オフ車乗りに、自分と同じナビだね、と話かけられる。
彼のバイクはメーターケーブルが切れているので、ナビのスピードメーターが命綱。
彼の最高スピードを見ると97km。自分と一緒でニヤリ。
ナビをオフ車乗りお勧めの表示方式に変更してもらった。というか、された。
さらに、今日はどこに向かうのかと聞かれたので、旭川まで抜けてから適当にキャンプ場
を探すつもりと答えたら、上富良野の日の出公園が良いよ、とのことで、
ナビの行き先を設定してもらった、というか、された。
オフ車乗り以外に、茨城から来たホーネット乗りとも少し話をした後、出発。

しばらく進むと、大雪湖に到着。
友人に、夏しか行けないから行っとけ、と薦められた銀泉台に行ってみたいが、
アドレスだとガス欠のリスクを冒しての冒険になるので、今回は止める。
トンネルに入る手前で大雪山だけ写真撮影。
すぐ先に層雲峡がありロープウェイにも乗ってみたかったが、今回は止める。

途中、一般道優先検索なのにナビが旭川紋別自動車道に入ろうとする
トラブルもあったが、無事旭川に到着。

12:32
上川郡当麻町で本日1回目の給油。

13時頃
旭山動物園到着。正門向かいの無料バイク置き場にアドレスを止めて水分補給。
800円払って入場。
ととりの村→ぺんぎん館→もうじゅう館→ほっきょくぐま館→
オオカミの森→エゾシカの森→レッサーパンダの吊り橋→
もうきん舎→クジャク舎→チンパンジーの森→サル舎→
総合動物舎→動物図書館→こども牧場→ワシタカ舎→
アザラシ館
園内の温度計が29.6度を表示。

14:19
ソフトクリーム300円
直射日光で一瞬で解ける。

旭川から上富良野に向かって移動開始。
37号からわき道にそれて向日葵畑で写真撮影。
ナビ通り進むと半分ダートみたいな道を走らされ、踏み切りを渡って237号へ。

かんのファームに立ち寄る。
外国人観光客がラベンダーをむしってファームのおじさんに怒鳴られてた。
おじさんも、看板に書いてある罰金1万円払えー、とか商売根性丸出し。
興ざめなので、早々に出発。

途中、道を間違えながらも、ジェットコースターの道に到着。
まっすぐな道が上下に激しく起伏しているのが遥か遠くまで見渡せる。
その道の頂上で十勝岳方向を見た景色がなんとも北海道らしくて最高。
写真撮影する。

ジェットコースターの道を飛ばしていくと、いきなり一時停止だったり
道に落ちている靴を踏んだり、ヒヤリハットな目に会う。
熱中症じゃないと思うけど、注意力が散漫になってきたのが自覚できるので、
ゆっくりペースでナビ通りに進み、無事日の出公園に到着。

16:20
駐車場でシゲさんという人を探すが見つからず。
例のオフ車乗りに名物ライダーがいるから探してみろ、と言われてたが
今日はいない模様。
代わりに、登山してきたというバイク乗りと少し話をしてから、管理舎へ。
キャンプ場使用料500円を払って、テント設営開始。
駐車場と地続きの平らな部分はすでにテントで埋め尽くされているので、
水場上の中腹の平坦部分にテントを張ることにする。
荷物を苦労して運びあげ、15分で設営完了。
キャンプ場ガイドで紹介されているフラヌイ温泉に向かう。

フラヌイ温泉600円。
時間帯が悪かったのか、混み過ぎ。宿泊客の学生で一杯。
ほとんど水風呂と言ってよい源泉かけながしの炭酸泉が気持ちよい。
通路に田中邦衛のポスター。さすが富良野。

夕食は外食しようと、例のオフ車乗りに聞いたゆばというお店を見に行くが閉店。
仕方ないので、隣の大型スーパーで寿司パックと酒、朝食用のパンを購入。
スーパーで袋をもらうと3円余分にとられた。
関東では袋をもらわないと2~3円引きなので、発想が逆のシステム。
ついでに、100円ショップで、新しいタオルと防水スプレーを購入。

キャンプ場に戻り、テントに防水スプレーを吹き付ける。
酒を飲みながら寿司をつまむ。至福の瞬間。
のはずが、買ってきたはずの朝食用のパンがないことに気づく。
慌ててテントやメットインの中を探すが見つからない。
スーパーに忘れてきたか袋ごと落としたかカラスにやられたと思う。多分。
すでに酒を飲んでしまったので、探しにも行けず、あきらめる。

隣のテントの和歌山ナンバーのマジェスティ乗りと少し話をする。
混んでるけど吹上温泉は最高、行くなら早朝が空いている、という話を聞く。
明日行ってみようと思う。

隣のファミキャンのガキがうるさいことこの上ない。
父親が静かにさせようと努力しているのも聞こえるので、我慢する。
耳栓して就寝。

本日の走行距離 200km