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ベルリンの壁崩壊と日本の『くにざかい』 秋山忠右写真展

2009年04月21日 14時36分24秒 | 写真・映像・アート
昨日20日 大阪西梅田 ハービス大阪近辺にあるキャノンサロンで秋山忠右 写真展を見てきた。

 秋山忠右氏は2年前ベルリン(壁)を取材していた。朝鮮半島で38度線が国境であるようにベルリン(壁)はかつて国境であった。

 日本にとって国境はあるのかという疑問が起こった。

日本のくにざかいは例えば対馬であり、波照間、ノサップや稚内などかと思う。 

『「ベルリンの壁」の崩壊から18年。当時、現地を取材していた作者は、「島国の民である日本人にとって国境とは何か」を探す旅に出ました。日本という国にとって「国境」とは何か、問いかけた作者のひとつの回答をご覧いただく写真展です。』と写真展の説明にある。


秋山忠右 写真展『くにざかい』は国境(ロシア人、日本人、混血)を撮ることによってその複雑な四島返還課題の困難さを視覚化して見せている。 

撮られた写真に国境で暮す、四島からの帰還者も。 

秋山忠右 写真展『くにざかい』では、沖縄から対馬、稚内と壮大なスケールで撮影されている。

沖縄、波照間島。

住民の風貌はアイヌとそっくりなのに驚く。

DNAも琉球人とアイヌは似ているという。

 本州の人間はあとから入ってきたようだ。

アイヌと琉球人を北と南に追いやったのだと、誰しも思う。

 隠岐では流刑地として息が長かった。嘗ての貴人が流された。

それゆえか伝統・格式が残った。

対馬、韓国系企業ではたらく韓国人の写真が展示されている。

昔ながらの半韓国が垣間見える。

隠岐の島町 八幡さん83才。

昭和29年竹島上陸敢行者の生き残りであり、不敵な面構え。
 
海洋国日本。南北西の明確な国境が見える。

可視化に成功した写真展だ。いつ国境はなくなる。

おそらく100年以上先だろう。

アジア・太平洋連合ができるともうすこし早い?

余談だが北海道では新党大地の代表鈴木宗男議員はアイヌを大地に根ざした住民と捉えて北方領土問題(樺太も含めて)を考えているそうだ。

これは国境を越えようという壮大な発想のようだ。

アジア・太平洋連合につながる発想にならんことを!
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参考:
くにざかい 秋山忠右 写真展
開催期間:4月16日(木)から4月22日(水)
「ベルリンの壁」の崩壊から18年。当時、現地を取材していた作者は、「島国の民である日本人にとって国境とは何か」を探す旅に出ました。日本という国にとって「国境」とは何か、問いかけた作者のひとつの・・
 http://cweb.canon.jp/gallery/osaka/index.html


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