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『ガソリン国会、原油高騰、低公害車』

2008年03月18日 06時27分16秒 | 映・文・経・社・放送
 おとなしい日本人、平和な日本。
 ガソリン国会:揮発油税などの暫定税率は一時的に停止される見込み。原油価格の高騰:NYのWTI価格は高騰を続け、1バレル110ドルを突破、130ドルまで上るという期待感さえ出てきている。ドルの下落も原因である。

 テロや暴動は世界各国で起こっていて、胸が痛む。
ミャンマーと友好的な中国でもチベットのラサの暴動、報道陣を入れないという隠蔽体質。ミャンマーよりひどい報道規制。それでも今夏北京でオリンピック大会を開く偽善的な国である。日本のマスコミ各社は中国にきちんとチベット取材要請しているのだろうか?もしそれをしていないならマスコミの堕落であると言うべきであろう。

 北京オリンピックボイコットもありうるのでは?筆者は中国へは行かないし、抗議したい。

 さて本題に入ろう。

 現副総裁昇格案:武藤日銀総裁候補は参議院で就任を拒否され、新しい候補を推薦する予定の政府。暫定税率の問題は参議院で充分審議する時間がなくなってきている。(少なくとも月末までに)早目に抜本的な訂正案を自民党が参議院に出して、野党と妥協するという決着がないかぎり、一時的にガソリンは25円下がる可能性大。

 筆者は軽自動車(150ccスクーターも軽自動車税を払っているので)二台を所有、どちらもハイオクガソリンを使用していて、2000円で13リッターも入れられないというガソリン価格高騰ぶりである。まだ上ると言う。したがって1リッターあたり25円下がるのはありがたい。

 辛酸をなめるような苦労をしている運送業界ではこのリッターあたり25円下がるの誠にありがたいだろう。たとえ1,2ヶ月でも安いと多くの自動車ユーザーにはありがたい。他国のように暴動が起こらない、おとなしく御し易い国民、これは政府には誠にありがたいことだろう。

 小選挙区制をとって自民党は議席を安定的に確保したかったわけである。農村部では都市部の数倍の一票の重みという極めて非民主主義的選挙制度下での昨年の夏の参議院選挙で大敗した与党。

 これはある意味で革命的事件。小泉元首相の郵政民営化選挙で自民党が圧勝(衆議院で3分の2以上の議席)していなかったら、今やもっと野党に擦り寄らないと多くの事案が決まらなかっただろう。

 あまり文句くを言わない、おとなしすぎる日本人。筆者は米国人(勤務していた写真通信社社長)に数々ある(ガソリン価格が高いことなど)『こんなひどいことにイシカワさん!どうして文句を言わないのだっ!』 と何度言われてきたことだろう。これは米国人には信じられないおとなしさだという。アメリカなら暴動が起こっているという。

 おとなしい国民が少しは自覚できる機会:それが1,2月間のガソリンの25円値下げで、再び上る時の痛みで眼が覚めてほしい、米国人に馬鹿にされたくない。
  税も知らぬ間に取られていると自覚できないが、暫定税率の一時停止が実現すると、今度は判り易い。おとなしすぎる日本人も、眼が覚めるだろう。期待したい。

 もう一つの期待感。原油の高騰がつづくと代替エネルギーが現実的になり、低公害車がますます歓迎され、燃料電池の普及も進む。

 余談:筆者は昨年12月大阪ガスのエコ給湯システムを導入。風呂などへの給湯の際の余熱で発電するエコウィルという一種の燃料電池システムで節電をはじめた。
 身体に良い、オンドル方式の床暖房で快適な冬を過ごせている。年利1%の大阪ガスのローンを活用、都市ガス振興センターから15万円強の補助金が出て、キャッシュバックされてきた。ガス代も従来の25%以上の割引(暫定34%)が受けられのがエコウィルでオール電化より、かなり有利である。設備費もオール電化の約半分である。

  ガスは一般に爆発の危険性があり、爆発に対する保険支払いは無いのが欠点。

 水素自動車はマツダのロータリーエンジンほか成功しつつある。爆発の危険性も新素材活用のタンクで乗り切れるだろう。難点は航続距離が150Kmなど比較的短いという。筆者の知人はクラウンに乗っていて、あきれたことに10年で2万キロ走ったそうである。150Kmの航続距離で充分なひとも多いと思われる。

 災い転じて福としよう!

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2008年03月18日 社会・経済・放送雑感:ケイ・イシカワ


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