HYBRID WOLFと暮らす

ハイブリッドウルフとの生活で、彼らHybridwolf特有の生態を記録した日記である。

血の臭い。

2010-07-08 13:09:07 | 
仕事で負った膝の切り傷。

彼のそばに近づくと、真っ先にその切り傷のあるところを、ズボンの上から鼻をぴったり
つけて必要に臭いを嗅いでくる。

ただでさえ磨れて痛い傷口を、あまりにしつこく鼻をつけてくるので強く叱り付けたが、
よくよく考えると、この仕草も野生の本能の一部であると気づいた。


つまり、その生き物の弱い部分というのを、いち早く彼らは探るのである。

例えばトナカイの群れに突進する狼は、その群れの中の弱い動物、子供だったり怪我を負って少しでも弱みがある大人だったり。
そういった欠点を即座に嗅ぎ分け、ハンティングし易い固体を探す能力である。


彼らの ”食”に対する執着心については以前も書いたが、食に繋がる”血の臭い”に対してもまた、恐ろしいほどに興味をしめす。

こういったことは家畜犬ではみられないことではないだろうか。



昨日”ゴン太”の大型犬用ガムを与えたが、余程のお気に入りで四六時中寝ているそばから離そうとしない。

北海道の狼犬。

2010-07-07 14:26:02 | 
コービーの母親と姉妹であった北海道のHybrid wolf。




彼女もまた、超~~~~ド級の素晴らしいメスのHybrid wolfでした。


近親であったのが残念ですが、もしコービーとの交配が叶っていたら、それは良いHybrid wolfが誕生したことでしょう。


スラリと伸びた美脚、母親なりの厳しくて鋭い眼光。


ほんとにほんとにどこをとっても素晴らしいHybrid wolf。写真が無いのが残念です。


ほんの僅かでも犬の血が濃く出ると、足の長さ・毛並みの配色・耳の厚み・体全体のバランスが犬よりになっしまうHybrid wolf。


今年もきっと現地アラスカでは生まれていることでしょう。



狼犬との出会いを思い出し・・・

2010-07-07 14:10:02 | 
久しぶりに古いビデオを掘り出して、狼犬との出会いを思い出しました。



1994年は衝撃的な出会いの年だった。

当時ドーベルマンにとても関心があった時で、今では犬に関係する雑誌は犬種別に出される程いろいろありますが、その頃は犬の情報といえば ”愛犬の友” 。

何気に買って帰った愛犬の友をパラパラめくっていたその時、私の眼に深く焼き付いた広告がそう、”狼犬”のふた文字。
あまり記憶はさだかではないですが、当時はHybrid wolfではなく、狼犬だったと思います。

その一番大きく載っていた狼犬の顔写真。狼のいろんな顔つきを知っている今思い出してもそれ程感動する写真ではないですが、初めて観た時の衝撃はとても重いものでした。

取り合えず問い合せ先へ電話し、日本の代理業者の方と吉祥寺かどこかの駅近くの喫茶店で落ち合い、コーヒーを飲みながらいろんなタイプの狼犬の写真を観せて頂いたのを覚えてます。

その時引き取った子がマムさん。

それから7年後の2001年、その間に貰った何枚かの狼犬の写真の中の真っ黒の子が、どうしても頭から離れず、こんな子をもう一匹どうしても家族に迎えたいと考えるも、愛犬の友に掲載していた日本の代理業者さんの連絡先は分からず、マムさんを譲って頂いた方にも聞いてはみたものの進展なし。
思い切って直接アラスカに不慣れな英会話で国際電話をしてみたけど、結果はさんざん。全くこちらの言いたい事が伝わらず。
ネットで翻訳代行業をみつけ、代わりに問い合せを頼もうとしたが、これが結構いい値段なので断念。

もう神にでもすがる思いで教会の英会話が話せる牧師さんに事情を話し、奇跡的に問い合せをお願い出来る事に。
牧師さんの問い合せしてくれた結果、現地に私が知っている日本人がいる事がわかり、早速ファックスと電話で直接問い合せ。

今年出産した仔はいるのか、オスなのかメスなのか、親はどんな狼犬か、色は?などなど。
とにかく念を押して頼んだのは、オスで眼は将来金目になり、色はとにかく黒い仔。色がグレーの仔は、大きくなるにつれ色のバランスで当たりハズレが出ますからね。

そして念願の写真が。


まさに一目惚れ。

素晴らしい狼犬になると直感しました。


それがコービーだった。





将来理想の狼犬になるかどうかは、幼少期の体型をみればおおよそ分かります。

胴体に対しての脚の長さと太さのバランス。

頭の大きさと、骨格のつくり。尾の太さ。

何より目つきの鋭さ。


どれをとっても自分の理想とピッタリの仔犬でした。