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【政権交代】(4)直面する政治とカネ 爆弾抱いて政権始動 2009.9.2 22:51

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党にとって最初の見せ場になる臨時国会は、厳しい試練の場ともなりそうだ。新政権は、「政治とカネ」の問題という爆弾を抱いてスタートすることになるからだ。

 野党に転落し、政府・与党に質問する側に回った自民党は、鳩山由紀夫代表の「故人・借名」献金問題や、小沢一郎代表代行の違法献金事件を追及し、新政権の足をすくおうと手ぐすね引いて待ち構えている。

 「兄は表にできない裏献金ばかりいっぱい受けている。それでは恥ずかしいから勝手に名前を借りた。だから死んだ人の名前も借りた。しかも、あっという間にもみ消し工作をやった。脱税もやっている

 鳩山氏の弟の鳩山邦夫前総務相は8月7日、福岡県大川市での講演でこう明かし、兄弟共通の知人が問題発覚後、鳩山事務所から偽証を要請されたエピソードなどを暴露している。

 また、鳩山由紀夫氏は6月の記者会見で、自身の資金管理団体の平成17年以降の虚偽記載については公表したが、それ以前のものは明らかにしていない。

 鳩山氏の資金管理団体の寄付収入に占める個人献金の割合は、他の議員と比較して、以前から突出していた。例えば8年9月13日付の日経新聞は、個人献金が50・6%に上ることを指摘し、「企業依存型の有力政治家が多い中では異色の存在と言える」としており、16年以前の政治資金についても同様の問題を抱えている可能性がある。

 「あくまで秘書がやったこと」と強調してきた鳩山氏だが、過去には「秘書の罪は国会議員の罪である。ことに金庫番秘書ならなおさらである」(14年3月14日付夕刊フジ)とも発言しており、予算委員会などで集中砲火を浴びそうだ。

  ×  ×  ×

 「高い支持率で発足しながら、『政治とカネ』の問題(佐川急便からの借入金未返済疑惑)でつまずいた細川護煕政権の二の舞だ。もって3カ月だろう
 
自民党幹部は鳩山政権の行方をこう占った。別の幹部も「あれは立派な刑事事件で秘書だけの問題では済まない鳩山氏本人にまでいく話だ。」と予測する。衆院選で一時休止したが、いずれ捜査の手が伸びるとの見方は根強い。

 また、政治資金では、小沢一郎代表代行の問題もある。小沢氏の公設第1秘書が逮捕、起訴された西松建設による違法献金事件では、秘書の初公判が11月にも開かれる見込みだ。

 公判で、検察側が新事実や疑惑を裏付ける証拠を提示してきた場合、民主党に対する国民の視線は一層厳しくなる。鳩山政権の閣僚や与党幹部のスキャンダル報道も、野党時代と比べ大きな扱いとなるのは間違いない。

 「臨時国会は、10月25日投開票の参院神奈川、静岡両選挙区の補欠選挙後に召集して、かつ会期幅をできるだけ短くしたらどうか

 民主党幹部はこう言う。国会でスキャンダルが追及されその影響が補選に及ぶことを警戒しているのだ。

 衆院308議席の巨大政党は安定した長期政権への礎を築けるのか。国民注視の中で、今秋、その真価がまず試される。

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090902/elc0909022253006-n3.htm

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