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【鳩山会見】(5)「(政倫審で決着求めない)党判断に従う」(10日夕)2009.7.10 22:29

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
【質疑:献金問題】

--最後に触れた献金の問題。調査報告書を発表した後もいろんな問題が指摘されている。与党側は、鳩山氏側の調査で虚偽献金だと確認された中に、実際は献金したという人がいて、その人が寄付をしたという証明書を受けて税額の控除を受けていたと指摘した。事実だとすると、脱税、詐欺というか犯罪にもあたる。そのようなことに秘書、会計責任者がコミットしたことは一切ないと言えるのかどうか。もしそのような事実が出てきた場合には、鳩山氏個人の責任はどう考えるか

 「これは30日の記者会見のときにも申し上げたんですが、その弁護士の判断で、実際に寄付していただいた方が訂正・削除されていたという可能性はですね、まったくないと言えないと申し上げて、弁護士が申し上げておりました。すなわち、この秘書から絶対に寄付をしたとわかっている人以外の方々は、寄付をしていただけなかったものだということで、削除をしたということでありまして、その中に、現実には寄付をしてくださった方も何人かおられたということのようであります。これは弁護士の判断でそのようなことが行われたと。当然その本当に払った方が寄付控除をするのは当然のことだと思っておりますが、一方で、そうではない、すなわち寄付をしていなかった方々には、当然その秘書のほうからその申込書が送られているわけではないわけですから、現実に寄付をしてくださってない方にそのようなものを送りつければ、その秘書が、うそがばれるということで、しているはずはありません。したがって、私は税額控除を、失礼、税の控除を、寄付をしていないにもかかわらず受ける人はいないと、そう信じているところでございます。当然、そのことがもし現実として起きたときには、それは私としても責任は感じるべきだと思っております」

--どうして虚偽の記載をしたのか、そこの疑問が払拭(ふっしょく)されないかぎり国民的な理解は得られない。鳩山氏自らの金であるということがはっきりしていると、だから問題は少ないんだというように言った印象を受ける。むしろ、西松建設などの場合は、相手がどう考えていたのか、相手の中でどう処理していたのかは、外からはわかりにくいということがあると思うが、今回の場合は原資も鳩山氏の金。使っていたのも身内といえる秘書。逆に言えば、鳩山氏の手元で調べれば全容解明できるはずなのに、なぜそうなったのかわからないというところが疑問として残る。鳩山氏が直接、秘書に事情を聴いて、さらに全容を動機も含めて、いついつまでに解明をすると、あるいは、いついつまでにできなかったら、こういう形で責任をとるということは言えないのか

 「私は当事者だということで、秘書と会うことは止めてほしいと言われております。従って弁護士を通じて、すべて今、その元秘書と弁護士が会話をしているということであります。その弁護士の報告においても動機が解明をされているわけではありません。私はこれは本人が述べたことが調査報告の通りだと、そのように信じておりますが、これは弁護士に今のところ任せるしかないと、そのように感じております。そこは私にもまどろっこしい話だと、本当にそう思っているところでございますが、まあ推測みたいな話はあります。まあ収支が合わなかったから、その収支のつじつまを合わせるために、支出が多いのに収入が少なかったというところからそもそもが発生していると、そのようには思います。ならばなぜ、私からの借入金にしなかったのかというところはまだ不明であります。まあ、それを弁護士の方は保身ではないかと。そのことが本人に知られるのがまずかったからではないかというふうに言っておりますが、動機が解明されたわけではありません」

--先程、細川政権の教訓と言ったが、細川政権の場合、最強野党の自民党を相手にしてこの政治資金の問題で、いわば事実上退任に追い込まれた側面もあったが、鳩山氏はかなりの確率で総理大臣になる可能性があるわけで、ある意味では早めに政治的な決着をはかっておくべきではないか。その意味で国会の政治倫理審査会に自ら開催を要求して、その場で決着をつけることを積極的に進める考えはないのか
 
 「あの、一部私もそのような考えを持ったことは事実でありますが。現場の、あるいは党の判断として、これはやはりそのような環境にはしたくないということでありますので、私は党の決定に従ってまいりたいと思っています」

--今後もその考えに変わりはないのか

 「現在、変えるつもりはありません。党の判断に任せたいと思っています」

--現場の判断とか、党の判断とか、弁護士に任せているということだが、鳩山氏の政治的歩みを振り返ると、「政治とカネ」の問題が政治家としての立脚点だったと思う。それ故に厳しく他党のことを追及してきた。その割に自分のことでは曖昧模糊として、人任せという感じがするが

 「曖昧模糊にしているというのは、この調査においてですか」

--はい

 「そこは私自身が調べるよりも、やはり弁護士にお任せをして、弁護士が当然のことながら正確に情報を収集するほうが、国民のみなさま方にも信頼度が高いのではないかと思っておるものですから、そのように今、弁護士に全力投球をお願いしているところです」

--その弁護士は鳩山氏が雇われた。だから、いついつまでに結論を出してくれと言えば、弁護士はそれにしたがって出すのではないか。例えば、今週中に第2次の報告書を出してくれとか、鳩山氏のほうから要請してもいいのではないか

 「なんのための第2次かがわかりませんが」

--その後、いろんな不明な点が出てきている

 「例えば」

--税控除を受けるための確認処理を…

 「それはあの弁護士が今…」

--職業欄に虚偽記載があったとか、報道では献金した人でも削除されてたとか、これ、いつになったら終わるんだろうと

 「あの、献金した人が削除されていたというのは、最初の記者会見のときにもその可能性はあると先程も申し上げたように、その可能性があると記者会見では申し上げておりました。現実にそうであったと、すなわち、先程から申し上げておりますように、確実にこれは秘書の記憶の中で寄付をしてくださったという方々を除いては、これは事実ではないのではないかという発想のもとで削除をしたというのが、弁護士の判断で、私の判断ではありませんが、弁護士の判断でそのように行ったと。でも現実は払っておられた方がいたというのが実態でありまして、そのことは30日の記者会見でもその可能性はありうると。でも判断として、そのような弁護士が判断をしたということを申し上げたところでございます」

--この後、もう調査報告みたいなものが出てくる可能性はないのか

 「わかりません。ただいろいろと、例えば、北海道の市会議員、道会議員の話とか、あるいは事務所の話とか出ておりますから、そういったところは新たな話でありますだけに、きちっと十分にお答えできますので、お答えはしたいと思います。それも含めて、とは思っておりますが、これは弁護士の判断に当然、私は従いたいと思います」

--鳩山氏の事務所の問題で、鳩山氏が弁護士にお願いをして調査してもらってるわけで、鳩山氏がこうしてくれと言えば、それは弁護士のほうで対応するのではないか

 「私としても当然、急いでもらいたいとは思います。それで今申し上げたような北海道とか室蘭のことに関しては、弁護士によらずに、党の役員室長が調査をして結果が十分に理解をされたということでございます。そういうものも含めて必要ならばということであります」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090710/stt0907102231016-n1.htm

【鳩山会見】(4)「事実とは異なる記載おわびする」(10日夕) 2009.7.10 22:25

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
【献金問題】

 「最後に、もう時間がなくなってまいりましたが、私のいわゆる、個人献金のことに関して、一言おわびを含めて申し上げたいと思います。私の資金管理団体におきまして、収支報告書に事実とは異なる記載が行われておりましたことに関して、国民のみなさま方に率直におわび申し上げたいと思います。今、この弁解がましいことを申し上げるつもりはありませんが、先に弁護士による調査報告書というものを公表をいたしました折に、記者会見をいたしまして、そのとき32名ほどの方々、また記者の方々のご質問にできる限り真摯(しんし)に、弁護士とともにではありますが、お答えをいたした次第でございます。これは客観的でかつ正確な調査をしなければならないということで、調査のすべてを弁護士にお任せをして、弁護士の支持に従って、収支報告書と資産公開について訂正を申し上げました。また会計責任者、および実務責任者、担当者も解任をいたしたところでございます」

 「あの、埋め合わせをいたしておりました資金が、私個人のお金から出ていたということも弁護士が確認をして、発表したものでございまして、秘書を信頼をして、しまったということ、誠にうかつであったという批判は甘んじて受けたいと思っております。この6月30日の記者会見におきましても、責任のあり方ということを問われたわけでございますが、収支報告書において事実とは異なる記載が行われていたということは、率直に認め、国民のみなさま方に、大変ご迷惑をおかけして、さらには関係した方々にはさらに大きなご迷惑をおかけしたことを深くおわびを申し上げたところでございます」

 「これに対しましては、当然のことながら、私の不徳の致すところでもあるわけでございまして、今後とも国民のみなさま方に、おわび申し上げ、説明をしながら、一方では政権交代という大きな使命の達成に邁進(まいしん)をしてまいりたいと思っております。すなわち、今行われております都議選、あるいは国政選挙、総選挙が間近だっていう状況であります。その選挙におきまして、国民のみなさま方の判断・審判を仰いでまいりたいと、そのように考えております。以上、私のほうからおわびを込めた、資金管理団体における不始末の話を申し上げた次第であります」

 「長くなりました。私から以上、そのことまで含めて申し上げて、冒頭冒頭陳述とさせていただきます(会場笑い)。ありがとうございました」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090710/stt0907102227015-n1.htm


※ぼうとう‐ちんじゅつ【冒頭陳述】
刑事訴訟で、証拠調べのはじめに、検察官が証拠によって証明しようとする事実を明らかにする陳述。そのあとで、被告人側も同様のことができる。

「民主党の専売特許」 政治資金疑惑で町村氏 2009.7.10 19:19 

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 自民党の町村信孝前官房長官は10日、茨城県日立市で講演し、鳩山由紀夫民主党代表の政治資金虚偽記載問題に関し「政治資金スキャンダルといえば自民党の専売特許だったが、最近は民主党の専売特許だ」と批判した。

 また鳩山邦夫前総務相は都内での会合であいさつし、兄の由紀夫氏について「兄はしたたかで器用だ。あの器用さには、とても勝てない。相当器用でないと死んだ人から献金はもらえない」と皮肉った。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090710/stt0907101920007-n1.htm

共産、社民も疑惑を追及 民主議員も「訳分からない」 2009.7.9 17:37

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 衆院政治倫理・公選法改正特別委員会は9日午後、民主党提出の企業・団体献金を3年後に禁止する政治資金規正法改正案に関して野党側の質疑を行った。

 午前中の自民党に続き、共産、社民両党の質問者も鳩山由紀夫民主党代表の政治資金虚偽記載問題に関して「鳩山氏は説明責任を十分に果たすべきだ」とさらなる説明が必要との認識を示した。

 共産党の佐々木憲昭氏は、偽装献金の原資は自己資金だとする鳩山氏の説明について「証明する資料は示されているのか」と追及。社民党の菅野哲雄氏は「なぜ虚偽記載をしたのか(動機の)説明が必要だ」と指摘した。
 
 見解を求められた法案提出者の民主党の篠原孝氏は「鳩山氏はきちんと説明している」と強調する一方で、「私のようにお金の足りない人といっぱいある人では全然違う。鳩山氏の疑惑は訳が分からないというのが率直な心境だ」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090709/stt0907091738003-n1.htm

鳩山氏故人献金で自公幹部倫選特招致要求を確認 2009.7.8 22:35

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 自民、公明両党の幹事長、政調会長、国対委員長が8日、都内のホテルで会談した。両党幹部らは、民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書の虚偽記載問題をめぐり、衆院政治倫理・公職選挙法改正問題特別委員会(倫選特)への鳩山氏の参考人招致を求めていく方針を確認した。

 自民党の大島理森国対委員長は「鳩山氏自身が『政倫審(衆院政治倫理審査会)で説明するのも1つの選択肢』と言っていた。ご自身が申し立てするならいい」と指摘した。倫選特への参考人招致とともに、政倫審への出席も求める考えを示したものだ。

 同党の村田吉隆国対筆頭副委員長も同日の記者会見で、民主党に対し、「小沢(一郎前)代表の問題の時もそうだが、民主党は塹壕にこもって『問題はない、問題はない』と幹部がかばい合っている。出るべき場に出て釈明し、きちんと説明責任を果たしてもらいたい」と批判した。

 一方、民主党の鳩山由紀夫代表は8日、党本部で記者団に、自身の政治資金の虚偽記載問題を国会の政治倫理審査会への出席について「党の判断に従う」と述べた。鳩山氏は7日、「ひとつの発想として考えられる」と出席を検討する考えを示していたが、周囲から「与党に追及されるだけ」との反発が相次ぎ、発言を修正した形だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090708/stt0907082237012-n1.htm

自公幹部、政倫審での説明求める方針確認 2009.7.8 10:40

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 自民、公明両党の幹事長、政調会長、国対委員長が8日朝、都内のホテルで会談した。両党幹部らは、民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書の虚偽記載問題をめぐり、衆院政治倫理・公職選挙法改正問題委員会(倫選特)への鳩山氏の参考人招致を求めていく方針を確認した。

 自民党の大島理森国対委員長は「鳩山氏自身が『政倫審(衆院政治倫理審査会)で説明するのも1つの選択肢』と言っていた。ご自身が申し立てするならいい」と指摘した。倫選特への参考人招致とともに、政倫審への出席も求める考えを示したものだ。

 また、両党幹部は、北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査法案や臓器移植法案、政党助成法改正案などを今週中に成立させることができるよう調整を進めることで一致。また都議選の情勢についても意見交換し、自公両党で議席の過半数を確保できるよう全力を尽くすことを確認した。

 一方、自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長は8日午前の記者会見で、民主党に対し、「小沢(一郎前)代表の問題の時もそうだが、民主党は塹壕にこもって『問題はない、問題はない』と幹部がかばい合っている。きちんと出るべき場に出て釈明し、きちんと説明責任をきちんと果たしてもらいたい」と批判した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090708/stt0907081041004-n1.htm

【鳩山会見】(1)自民の「故人献金」攻撃は「イメージづくり」 2009.7.7 20:40 一部抜粋

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党の鳩山由紀夫代表は7日午後、自身の政治資金収支報告書の虚偽記載問題に関する自民党の追及に対し「『疑惑あり』のイメージをつくるための攻撃」と反論した。

 記者会見の詳報は以下の通り。

 【献金問題】

--秘書が虚偽記載した動機について、より具体的な調査は進んでいるのか。匿名の5万円以下の個人献金が数千万円あり、「個人献金が少ない」との説明と矛盾する。弁護士の調査の進捗(しんちょく)具合は。どのようなかたちで結果を発表をするのか

 「はい。秘書の動機については、いまだに必ずしも正確に把握はしておりません。体調がご案内の通りおもわしくないものですから、私がまだ彼に会ってはおりません。従って、推測の域を出ないところでございます」

 「それから、非開示の少額寄付のことでありますが、この件に関しては、弁護士さんに調査を依頼をしているところでございます。調査がどのくらい進んでおるのか。やはりもともとは非開示の話でありますだけに、法的な観点も含めて、これは弁護士が判断をしていくと思われます。私としてはこれ以上のことを申し上げる立場ではなりませんし、タイミングとしてもまだ分からないと思います」

--献金問題に関し東京地検に提出されていた告発状が受理されたが、刑事上の責任をどう考えているか。

 「はい。刑事上の判断に関しては、これは捜査機関が判断をする問題だと思っておりますから、私がコメントすることは控えるべきだと思っています」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090707/stt0907072043015-n2.htm

民主、不信任決議は都議選後 鳩山虚偽記載問題は了承 2009.7.7 13:15

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党は7日午前、党本部で鳩山由紀夫代表らによる幹部会を開き、内閣不信任決議案の提出時期について、12日投開票の都議選の結果を踏まえた上で判断する方針を確認した。

一方、鳩山氏はこの後の常任幹事会で、資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に故人からの献金など虚偽記載があった問題について従来通り説明し、了承された。

 鳩山氏は、与党が「鳩山氏個人の資産を原資とした可能性がある」と指摘する道市町議会議員からの献金について「実際に寄付を収めており(指摘は)事実ではない」と反論。北海道室蘭市の個人事務所が経常経費を「0円」と申告したことについても「事務所を賃借しているのは(与党の指摘する団体とは別の)『北海道友愛政経懇話会』で家賃は毎月、支払っている」と説明した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090707/stt0907071316003-n1.htm

鳩山前総務相「相当、黒いハトになった」 2009.7.6 20:51

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 自民党の鳩山邦夫前総務相は6日、都内で開かれた党所属衆院議員のパーティーであいさつし、政治資金虚偽記載問題が出ている兄の鳩山由紀夫民主党代表を念頭に「相当、黒いハトになった」と批判した。
 
邦夫氏は、自民党の笹川尭総務会長から「国会にはハトが2羽飛んでいる。黒いハトと白いハトだ」と指摘されたことを紹介した上で「私が白いハトの鳩山邦夫だ」と述べ、兄の疑惑を強調した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090706/stt0907062052011-n1.htm

鳩山氏の献金問題 不可解な民主の審議拒否 2009.7.5 03:45

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党が「政治とカネ」をめぐる国会審議を拒否している。鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書に、故人などの名義で虚偽記載が行われていた問題を与党が追及するからだという。これは筋が通らない。不可解といえる。

 しかも、民主党は企業献金を禁止する政治資金規正法改正案を提出している。疑惑がないなら審議に応じ、政治資金の透明化について堂々と論じあえばよい。

 鳩山氏が明らかにした虚偽記載の内容は、90人分の名義で193件に上り、金額は4年間で2100万円を超える。

 「普通預金を任せていた秘書の独断で行った」などという、不十分な説明で済ませようとしているのが問題の根本だ。さらなる説明を拒むなら、鳩山氏の参考人招致を求める与党の主張が国会内外で支持を広げるだろう。

 民主党が欠席したのは2、3の両日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会の審議だ。同特別委での鳩山氏の参考人招致にも応じない姿勢を示している。岡田克也幹事長は鳩山氏の疑惑について「説明責任は果たした」と問題視しない立場をとり、与党の追及姿勢を「大げさにして選挙を有利に戦いたいだけだ」と批判している。

 次期衆院選で苦戦が予想される自民党が、小沢一郎代表代行に続く民主党トップの疑惑を攻め立てようとしているのは事実だろう。しかし、鳩山氏や民主党の説明責任が果たされていない点については共産、社民など他の野党からも批判が出ている。民主党内にも、このまま乗り切れるのか不安視する空気が広がっている。

 とくに鳩山氏が記者会見で「個人献金の少なさ」を理由に挙げて釈明した点について、実際には多額の個人献金を受けているうえ、法律で匿名が許される5万円以下の比率が高いという点が問題視されている。個人献金の不透明さが指摘されるようでは、「企業献金廃止で個人献金の充実を」という党の主張自体が説得力を失う。

 鳩山氏が自民党の若手議員だった18年前、武村正義元官房長官らと「ユートピア政治研究会」を結成し、政治資金を透明化して政治腐敗をなくすことを訴えたこともあった。政治とカネの問題への取り組みは、鳩山氏の政治信条でもあったのではないか。党首としての責任の前に、政治家として疑惑に誠実に答える責務がある。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090705/stt0907050345002-n1.htm

「謝罪したのは鳩山氏だけ」民主・岡田氏が反論 2009.7.4 19:56

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党の岡田克也幹事長は4日、鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書虚偽記載問題について、与謝野馨財務相の迂回(うかい)献金疑惑などを念頭に自民党側よりも鳩山氏の方が説明責任を果たしていると主張した。

 岡田氏は富山市での記者会見で「自民党にも疑惑があるが、非を認めて謝罪したのは鳩山氏だけだ」と述べた。

  同時に「私は鳩山氏の説明で納得した。党常任幹事会で違う意見を言う人はいない」と強調。次回常任幹事会で鳩山氏から説明を受け、この問題をめぐる党内議論を終える意向を示した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090704/stt0907041956014-n1.htm

「すごい不祥事」自民・細田氏が鳩山氏批判 2009.7.4 18:32

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
自民党の細田博之幹事長は4日の新潟市での講演で、民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書虚偽記載問題に関し、「ものすごい不祥事。解明しなければならない」と述べ、国会で追及する考えを強調した。

 これに関連し「(民主党は)思いつきで、実際にできるかどうか分からないことを言っている。未熟な運転の政党に政権を簡単に任せるわけにはいかない」と訴えた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090704/stt0907041837010-n1.htm

道議会が解明求める意見書 鳩山問題追及で 2009.7.4 10:42

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 北海道議会は3日深夜の本会議で、鳩山由紀夫民主党代表の政治資金虚偽記載問題について、国に全容解明などを求める意見書を自民、公明両党などの賛成多数で可決した。民主党は反対した。

 道議会はこの日、第2回定例会最終日だったが、同問題をめぐって紛糾。委員会では審議が断続的に計約8時間、中断し、このあおりで午後3時ごろに予定されていた補正予算案の本会議採決も深夜にずれ込んだ。

 意見書は自民、公明両党提出で、虚偽記載問題について「まさに偽装献金に当たり、政治資金規正法違反の疑いも濃厚。断じて許されるものではない」と指摘している。

 委員会審議では自民党の道見重信氏が、鳩山氏の政治団体などが道選挙管理委員会に提出した収支報告書に虚偽や不正がないかを質問。民主党は「不正を前提にした審議は見過ごせない」などと反発し、「議事の整理」を委員長に求め、審議がストップした。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090704/stt0907041042006-n1.htm

鳩山氏、虚偽記載で説明修正 資産も訂正 2009.7.4 00:02

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書虚偽記載問題で、鳩山氏は3日、公設秘書が虚偽記載した動機について「企業・団体献金が『鳩山はカネを持っているから』ということでなかなか集まらない。その焦りもあったと思う」と説明した。都内で記者団の質問に答えた。

 鳩山氏は「秘書は私が(以前の)代表時代に民主党に実質出向しており、その間に資金集めに手が付かず、相当苦労したと思う。その焦りの中で個人献金を増やしてしまったのではないかと推察される」とも語った。

 鳩山氏は先月30日の釈明会見で「個人献金があまりにも少ないから(秘書が増やそうとした)」と説明した。鳩山氏への個人献金は政界でも突出しているため、修正を迫られたとみられる。

 また、鳩山氏は3日、資産補充報告書の訂正を衆院事務局に届けた。6月30日、友愛政経懇話会の政治資金収支報告書で虚偽と判明した個人献金部分を削除し、鳩山氏からの借入金と訂正したことに伴う措置。

 一方、「鳩山由紀夫を告発する会」を名乗る団体は3日、鳩山氏と会計責任者らを政治資金規正法違反とする告発状を東京地検に提出した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090704/stt0907040003000-n1.htm

鳩山氏政治資金の謎 “故人”献金/クリスマス献金/生前贈与? 2009.7.3 23:18

2009-10-18 | 産経新聞に見る:故人献金
 民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書の虚偽記載問題が広がる兆しを見せている。自民、公明両党は民主党代表に2代続く「政治とカネ」問題を徹底追及する構え。政界有数の資産家として知られる鳩山氏。その政治資金にはどんな謎や疑惑が隠されているのか-。

 【疑惑1】

 鳩山氏の政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の個人献金は年間5000万円~1億1000万円と政界でも突出している。ちなみに麻生太郎首相への個人献金は年1000万円を超すことはまれで5万円以下の匿名献金は1割以下だ。

 鳩山氏はこれを「クリーンさ」の証として、企業・団体献金の廃止を声高に唱えてきたが、6月中旬、自慢の個人献金に突如疑惑が浮上した。友愛政経懇話会の政治資金収支報告書に死亡した人が多数含まれていたのだ。存命あっても「献金の事実はない」と証言する人も出てきた。

 鳩山氏は6月30日に釈明会見を開き、平成17~20年の4年間で計90人193件が虚偽記載があり、総額2177万8000円に上ることを明らかにした。
 この後、鳩山事務所は収支報告書を修正したが、虚偽記載分を削除。平成17年に5万円以上の個人献金を行った人は70人から18人、18年は51人から13人、19年は64人から16人-といずれも激減した。つまり報告書の個人献金は8割が虚偽だったことになる。
 加えて、収支報告書に氏名を記載する必要がない5万円以下の個人献金にも疑惑が浮かぶ。鳩山氏の場合、17年だけで3969万円にのぼり献金全体の59%を占めるが、単純計算で700人以上から献金を集める必要があるからだ。
 政治資金規正法では一個人が政治団体に寄付できる額は年間1000万円までと制限されている。ある自民党関係者は「鳩山氏は特定の個人から上限額以上の献金を受けとるために架空の個人献金をでっち上げたのではないか」と疑いの目を向ける。

【疑惑2】金

 もう一つ、鳩山氏への個人献金で目を引くのが、地方議員からの献金だ。
 地元・北海道9区の道議、市議、町議ら42人は、鳩山氏が代表を務める「民主党北海道9区総支部」に毎年数十万円を献金。その合計は5年間で1650万円にのぼる。

 しかも献金日は毎年12月25日のクリスマス。平成17年のクリスマスは日曜日で銀行振り込みはできないはずだが、やはり巨額の献金が計上されていた。クリスマスの日曜日に1人1人から集金して回ったのか。ある自民中堅は「地方議員が国会議員に献金するなんて聞いたことない。ましてや政界有数のお金持ちに上納する必要なんてあるのか」と首をひねる。

 【疑惑3】

 一連の疑惑で、自民党がもっとも注目しているのが、偽装献金の原資だ。鳩山氏は「政治資金管理団体の収入不足に充てるために個人資産を活用した」と説明するが、団体は毎年繰り越し金があり、収入不足とはいえない。
 弁護士は「秘書は鳩山氏から約1000万円の預け金をもらい、この中から支出していた」と説明するが、これも理由がはっきりせず不自然だ。

 ただ、鳩山氏の母、安子さんはブリヂストンの創始者の長女で資産家として名高い。自民党からは「相続税を払わずに母親から生前贈与を受ける手段として政治団体を使ったのではないか」と勘ぐるが、もしそうならば“脱税”となってしまうではないか。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090703/stt0907032323015-n1.htm