深夜アニメの記事をあげたのは3日前(2023年1月5日)だったんだけど。
残念ながらそれ以来琴線に触れるモノは皆無だった。
でだ。この「解雇された暗黒兵士（３０代）のスローなセカンドライフ」。
当たりだ。面白い。
全く注目してなかったんだけどイケるわ。初回も非常に良かった。「ツカミはOK」ってアレだな。
原作はまたもや「小説家になろう」掲載作。完結済みだ。
共有ネタは、言わば「追放モノ」と言われるヤツがベース。
能力が足りないからあるグループから「追放される」、と言う、これも「なろう」で検索すれば山ほどあるネタで、以前紹介した「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」と話のベースは全く同じだ。
んで、大体、「あるグループを追放されて」、それから強くなるか、あるいはスローライフを試みるか、と言う2パターンに分かれる。
いや、だから所詮同人だし、「オリジナリティがどーの」って言う気はない。そして「なろう」は俳句なんだよ。全く同じフォーマット内で如何に話を転がせるか、がある意味勝負なんだ。
この「解雇された暗黒兵士（３０代）のスローなセカンドライフ」の場合、主人公は魔王軍に所属してたんだけど、魔法が全く使えない。そして、「自分は魔族だ」と思い込んでたんだけど、追い出されて人間の村に来たら「実は自分は人間でした」と言う話。
そして題名こそ「スローライフ」が付いてるけど、大概このテの話はスローライフにならない(笑)。トラブルは基本向こうからやってくるのである。
ってのが大雑把なコンセプトだ。
実はこの小説の存在を知らなかったんで、ここ数日で原作のWeb版を完読した。「自分が人間だと知らなかった」主人公がそれと知らず、最終的に「世界の秘密」に近づいて行く話。
なかなか面白い。そしてアニメも良く出来てる、って感想だ。
そして恐らく、またもや講談社主導だろう。「転生したらスライムだった件」のアニメはクソだった事を鑑みても、今回は頑張ってる。
オススメ。
