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Retro-gaming and so on

魔道具師ダリヤはうつむかない

ん〜〜〜。
いや、初回放送を観た限りだと、やっぱこの話、アニメにするには弱いよな、ってのが正直な感想だった。

原作は例によって「なろう」の掲載小説。あらすじは・・・ぶっちゃけた話、友人以上恋人未満の男女二人が一緒に飯を食うだけの話だ(笑)。そういう説明の仕方をすると身も蓋もないが(笑)。
いや、嫌いじゃないよ?原作小説。面白い、とは思う。メディアミックスとしての漫画化も悪くはない。

 
ただなぁ・・・アニメになると、どうしてもコンセプトのアラ、っつーか弱みが目立ってしまう。
実はこの話、いわゆる転生モノの一つ、ではあるんだけど、主人公のダリヤ、ってのが転生モノの恩恵をあまり活かせないキャラ付けなんだよな。そこが徹底的に弱い。っつーか転生モノである必要がなくね?と言うくらいの弱さなんだ。
 初回放送ではドライヤー作成のネタ、であり、そのうち野外で使える小型コンロ、なんつーのも出てくる。言わば現実世界の日本でお馴染みの道具類を魔道具、として再現してはいくんだけど・・・・・・。
ただ、初回放送を観た人は気づくだろうけど、転生者、つまり二十代で亡くなった人間の転生体としてのダリヤは単なるフツーの子供のまんま、だ。要は、転生モノのお約束でもある「体は子供、頭脳は大人」ではないんだよ。ぶっちゃけ、「魔道具のネタ」以外では前世の「人生経験」的なモノがダリヤには欠けている。全く老獪さがない。
転生モノのお約束と言ってしまえばそれだけ、なんだけど、そこがダリヤに欠けている為、「果たして転生モノの体裁を整える必要があったのか?」とその辺のコンセプトに疑問を感じるわけだ。
だから原作読んでる人ならともかくとして、「何だこの話?」ってなる可能性が極めて高いんだよな・・・・・・まぁ、単なる「少女漫画枠」的アニメとして捉えるのも可能ではあるんだけど。
アニメ「だけ」を観る層に対してはちとアピールが難しくなるんじゃねぇの?ってぇのが初回放送を観た感想だ・・・アニメとしてはウケが悪いんじゃねぇのかなぁ。
分からんけど。


※: 主人公のダリヤはいわゆる「転生チート」とも縁がない。魔力は大してないし、言わば弱キャラで、だったらやっぱ「転生設定要らないんじゃね?」と言うカンジの話なんだ。
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