以前チェックした今期の深夜アニメのリストでは敢えて外してたんですが。
実はこの作者が書いた「この素晴らしい世界に祝福を!」はオキニの作品である、ってのは以前書いた通りである。原作版はなろう版からはじまって角川スニーカー版も読んでる。
ところが、同じ作者が書いた筈のラノベ、「戦闘員、派遣します!」はイマイチ面白くない。っつーか文体のテンポが何か合わねぇよなぁ、と言う。「この素晴らしい世界に祝福を!」と同作者が書いた作品とは思えない「ノリ」だったのだ。
ってぇ事で原作小説を読むのを止めてしまった。そのままの評価で「アニメの方も期待できないだろう」と言う判断になったのだが・・・・・・。
ところが、今日たまたまこのアニメを観てみたらイケる。なんだろ、アニメ向けの題材だったのかしらん。こーゆーのは予測しづらいんだよなぁ。
別にラノベを腐す気もないんだけど、一時期のラノベってエロゲみてぇなモンで、アニメ化すれば成功だ、なんてトコあるわけじゃん。その原作のエロゲ/ラノベが本当に面白いモノかどうか、ってのはどーでも良くって、エロゲはエロアニメにされれば成功だし、ラノベもアニメにされれば成功だし、むしろアニメにされるだけのワンアイディアを含んでるかどうか、が重要だ、みたいな。
そうなのよね、エロゲも一時期のラノベも商品である前に殆ど「企画書」みてぇなモノだった、って性質があったんだわ。エロゲはいまだそういうトコあるけど、さすがにラノベはちったぁ進歩してきたからそこから離れたか、とか思ってたんだけど、そうじゃなかった(笑)。久しぶりの「企画書型」ラノベだった、って事を見抜けませんでした(笑)。
余談だけど、BSで観てる、って何度か言ってたよね。
普段はBS11で深夜アニメ観てるわけですが。この「戦闘員、派遣します!」ってのはBS日テレなのね。
んで、何だっけ、「剃毛した女子高生を買う」だかなんだかと言うアニメの裏番組なわけよ。
んでここが重要。「戦闘員、派遣します!」も「剃毛した女子高生を買う」も角川なんだよな。フツーはこういうバッティングは絶対やらない。でも角川ならやるんだ。何故なら自社作品自体が全然大切じゃないから。
分かりますか?いつも言ってる事が。
角川は既にコンテンツを出す事自体が重要になっててコンテンツの中身とか大して重要視してないんだよ。だから自社作品同士で潰し合っても関係がない、と。そういう出版社としてはあるまじき会社になってきてるんだよなぁ。
まぁ、別に「剃毛した女子高生を買う」は良くありそうなありきたりな設定のクソ話、って予感がするんで、全然期待してないんで、来週からは「戦闘員、派遣します!」にチャンネル合わせようか、とか思ってるんですが。
