春先からよくエサを食べていたハナガメがエサを食べなくなったと思ったら、卵を持っていました。またニホンイシガメも落ち着きなくうろうろし何度も家に入ってくると思っていたら、こちらも卵持ちでした。知らない間に産卵シーズンがスタートしていたみたいです。
ということで、土曜日に急遽「産卵床」作りをしました。
まずお買い物。
・菜園プランター グリーン(幅720×奥395×高260mm)
・腐葉土20ℓ 3袋
・ピートモス20ℓ 2袋
・コンパネ(30×45cm) 2枚…あらかじめ3箇所に穴を開けてもらいました。
まずはプランターの縁にコンパネを引っ掛けるフックを取り付けます。
そしてベランダを2つに仕切っている場所にプランターを設置しました。
カメ達が行き来できないようにしてあったのですが、プランターを2個置くとベランダがかなり狭くなりますので仕方ありません。2日経った現在でも移動したのはニホンイシガメのオス1匹なので良しとしましょう。
次にトロ舟の中で腐葉土とピートモスを併せます。たっぷり水を入れながら混ぜていきます。水分量の目安としては、握ったら塊になる程度です。プランターの9割まで満たすのに腐葉土40ℓ、ピートモス30ℓ使いました。
(写真は腐葉土だけを出したところです)
混ぜ終わったら、プランターに移し、体重をかけながら土を押し固めて行きます。ベランダで飼っているクサガメ、ミシシッピアカミミガメ、ニホンイシガメ、ヤエヤマイシガメ(たぶんハナガメも)は入り口の狭い球形の産卵巣を作ります。そのため産卵場に硬い土壌を好みます。ほんとは鹿沼土などで硬い産卵床を作ってやる方がいいのでしょうが、管理が難しいため腐葉土、ピートモスやヤシガラなどを用いて、固めて使っています。
そこに割り箸でステップをつけたコンパネを付けて完成です!
気に入ってくれるといいのですが。。。
昨年までの2年間は下の写真にあるような容器に卵を産みたそうなカメを約1日閉じ込めて産卵させていました。
昨年版の産卵床ではどの個体が産んだかわかるというメリットがありました。しかし産卵しそうなカメをすべて発見することができず、水中産卵してしまったカメも少なくありませんでした。
今年版の産卵床ではこれまでのような確認ミスで卵をダメにしてしまうことはなくなると思います。しかしどの個体が産んだのかわからないことと、こまめに掘り返さないと先に産み落とされた卵が後から産もうとする個体によって割られてしまうというデメリットがあります。
さてさてどうなることでしょう。まもなく2009年の産卵が始まります!