あたーちゃんのブログ

鍼灸あんま師、奮闘中。
たまに(?)のんびり。

つぼ

2007-11-24 00:38:51 | Weblog
今回は つぼ の話です。


専門用語で言うと「経穴」といいます。


体の中の臓腑と連絡をとりあって
変調をお知らせしてくれたりする
なんとも不思議なヤツラです。

診察部位でもあり、同時に治療点にもなるという
なんともスグレモノのヤツラです。

全身に360余以上の経穴があり
それを覚えなくてはならないので
学生にとっては頭を悩ます
にくいあんちきしょうのヤツラです。

にくいあんちきしょうですが、
頼りになるヤツラなのは確か。


触覚で反応として現われやすいものは、
「圧痛」・・・指で押したときに痛い
「硬結」・・・指で押したときに硬化した抵抗を感じる
「陥下」・・・皮膚を軽く触ったとき抵抗が減弱し陥没したように感じられる
「丘疹」・・・皮膚に生じる丘疹
「水腫」・・・皮膚を軽くさすったとき、ゴム風船に水を入れて触れるような水ぶくれ状の感じがする
他に、冷感、熱感、乾燥感、湿感、などもあります。



経穴の大きさは、それぞれ経穴によって違います。
大きいものだと1センチあるものも。


でも、その1センチのなかでも


ここだっ


という所があるのです。

そこに打つといわゆる「ひびき」も
とりやすく
治療も効果をあげやすい、
と春日井先生は私に教えてくれました。

春日井先生は「電気が走る」
と表現しています。
学校の先生は
「何かわかる」といっていましたし
「手に伝わる」「手が止まる」という人もいます。
きっと、人それぞれなんだと思います。
私が聞いたことのある人は、電気系が多いです。


私もなるべくなら、手の感覚を研ぎ澄ませようと
もにょもにょと皮膚を触りながら
さぐって打つようにはしています。
わかるときもあれば、
全くわからず打つときもあります

なにせ、目にはみえないものだから
こればかりは、「なんとなくここの気がする」
というのを信じて育てていくしかないと思っています。

スタートはこんなもんです。
そう、思いたい。


でも、できたら、
学校を卒業するまでには
手の感覚を身につけて
はりを打てる治療家になっていたいなーと思います。
それには人を触って打つ機会を増やしていくしかないなーと思います。
クラスメイトにはお世話かけてます


このブログを、針灸の学生さんが
案外読んでいると知り、
この話をのせてみようと思いました。

東洋医学という、一般から見ると不思議な世界ですが
ここっ
というおしゃべりな体が教えてくれる話を
せっかくこの世界に入ったので
よかったら聴いてみてください
あ、学生じゃない方々も

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2 コメント

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Unknown (茶太郎)
2007-11-24 22:16:31
僕も身につけたいです、ツボを探せる手
前回の治療の時に春日井先生から、ツボを探す時の
手の感覚の話を聞いてから、色々触ってますが
なかなか感じれないですね。。。

燃えよドラゴンでブルース・リーも言ってましたし
「Don't think,feel!!
(考えるんじゃない、感じるんだ)」って

鍛練あるのみですな
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Unknown (よっちゃん)
2007-11-26 22:31:19
中国的な発想を考えてみると、手(指先?)の感覚を敏感にするための、何か特別な、一風変わった訓練方法があってもおかしくないような…、そんな気しません?
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