物欲 日記

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PIXUS iP8600 その2

2004年10月10日 22時20分50秒 | PC プリンター

PIXUS iP8600

2)顔料インク、染料インク
私は顔料インクファンである。なぜか?確かに染料インクは美しいが耐光性に乏しく、普通紙にはにじみまくり、いろいろ気を使わせられる。
昔は「HPの黒が美しい」といわれていた。調べてみたらインクの原料が違っているらしい。残念ながら普通のカラー印刷はエプソンと比べることもできず、エプソンをメインプリンタとし、ホームページ印刷用でHPを使用したこともある。しかし、カラーで顔料インクに対応したものは無く、いつかそのようなインクを使うプリンターが出てくるのではないかと思っていた。

その後、エプソンから型番は忘れたがA3に対応した顔料インクを使ったプリンタが出た。これはと思ったが、何か感ずるところがあり購入しなかった。それから1年ほどしてからであろうか、A4のエントリーレベルプリンターで顔料インクに対応したものが出た。PX-V700である。これはすぐ購入し印刷してみたが、製品自身が「半光沢紙仕様」とうたっているように、全体がくすんだ感じの仕上がりであった。逆に金属とかは質感がある印刷ができたが。この印刷エンジンとインクはCC-600PX(複合機)にも使われている。なぜか複合機の上位版であったPM-A850には4色の染料系インクが使われている。(これらはセカンドプリンタとして使用したが、みな役目はきっちり果たしてくれた。A850を現用。これも新型が出たが買い換えるほどの魅力なし。)

エプソンが顔料インクを全面的に出してきたのは、去年のPX-G900からである。このプリンタはインクジェットのフラッグシップで絶対に失敗できないモデルである。そこにPX-V700と違う顔料インクを仕掛けてきた。これはもう買うしかない。結果は・・・私はがっかりした。写真画質ではあるが光沢感が少ないのである。PX-V700のインクと何が違うのであろう。G900自体は否定しない。ただ、「写真画質」を標榜するエプソンが目指した画の質感とは違うのではないのか?
顔料インクを全否定しているわけではない。耐光性は染料とは比べ物にならない程良い。はっきり言ってエプソンの染料インクは、空気を遮断しておかないと、とても外に出しておける代物ではない。美しいが故に衰えていく過程もはっきりとわかる。

私としては顔料で、かつ、光沢感が染料と劣ることが無いインクができるまでは後数年かかると考えた。インクが次々と変わることは、ユーザーからすると大変な迷惑であるが、この顔料インクだけは毎年変わっても良い。許す。その代わり、早いところ光沢感がある顔料インクを出してくれ!
なので今年のモデル、PX-G920にはそれを期待したのだが、それは裏切られた。ので選択肢は次のようにしかならない。現用のPX-G900を使い続けるか、あるいはキヤノンを使ってみるか。答えは考えるまでも無く後者であった。

恐ろしく長い前置きで申し訳ない。
で、このip8699のインクはどうなのでしょう。私はサンプル印刷などやる必要も見る必要も無いと思います。絶対間違いは無い。染料としての条件は外すことは無いでしょう。興味は「耐光性」です。染料インクの分際でどこまでいくのか。とりあえず1枚プロフォトペーパーで印刷して日当たりが良い所においておきましょう。




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