物欲 日記

買ってきた モノ への、泣き、小言、妄想、言い訳など。
アニメなどの感想もあります。SINCE 2004年05月16日

伊集院光 考

2022年01月18日 21時44分05秒 | その他(PC以外)

伊集院光
 
このブログの趣旨とは相いれないテーマではあるが、伊集院氏がTBSラジオ番組「伊集院光とらじおと」を降板するという衝撃的なニュースを知り、思いを残しておきたい。
 
伊集院氏のラジオ番組は「深夜の馬鹿力」を、ラジコで毎週楽しみに聞いている。少し前に2週間連続で放送をお休みすることがあり(非常用にとりだめてあった録音が使われ代役は無し)、長いので、あれっ?と思ったことがある。そしたら今週の馬鹿力の冒頭で「昼の番組降板」の宣言があり、驚いた。「伊集院光とらじおと」は、伊集院氏自ら力を入れたいと語っていたような記憶もあり、何かよほどのことでもあったのかと思われた。
  
具体的な理由などは何も言わなかったので、真相を知りたく検索してみると「女性セブン」が報じた「伊集院光とらじおと の月曜アシスタントの 新井麻希アナ へのパワハラ疑惑」報道が見つかった。馬鹿力の2週間休みと、その直前の新井麻希アナの2週間の休暇がリンクしており、新井麻希アナはそのまま降板した。
 
そういえば、伊集院氏が馬鹿力の中で「アメとムチ事件」(番組スタッフが伊集院氏のやり方を揶揄したラインを 本人が読んでいるラインに誤爆した事件)をネタにしたことを思い出す。どうも番組スタッフからは扱いに困るような立場にあるようだ。もともと「伊集院光とらじおと」の数字が思ったほどではないなか、番組作りに理想が高い伊集院氏の姿勢についていけない新井麻希アナの伊集院氏との共演拒否があり、それが「パワハラ」として報道され、結果的に降板に至ったようだ。
 
パワハラ」。某企業在籍中「コンプライアンス」導入に間接的にかかわった立場からすると、一般論と報道や番組で知り得た範囲の情報からすれば、今の物差しでは伊集院氏は歩くパワハラではないかと思う。紋切り型な解釈からすれば、パワハラとは受け手がパワハラと感じたら成立するものであり、新井麻希アナがそう感じるのなら、パワハラと認定されてもしかるべきであろう。
 
ところが、伊集院氏がいる世界は芸能界なのである。その辺の一般企業ではない。伊集院氏はもともと落語家(現円楽の弟子)で厳しい世界で育ってきた。馬鹿力で面白おかしくしゃべる氏からは表面的には感じられないかもしれないが、仕事に非常に厳しい姿勢がある。自分に厳しいと周りにもそれを求めるのは自然であろう。上述のスタッフ事件も、その結果であろう。(芸能界ではパワハラが容認されると言いたいわけではない。特に演者にとっては「どんな風に突っ込んでいいか問題」と同様にネタやフリに分類される部分もあるのではないかとか。)
 
伊集院氏を100%擁護したいかと言えば、そうではない。芸能界関係者ではないので想像だが、仕事に厳しくてもスタッフや共演者に好感を持たれている大物芸能人は、いくらでもいると思う。伊集院氏に丸くなれと言っているのではないが、何か非常に損な感じがする。頭が良い、かつ、自己防衛に長けている氏のことだから当然、トーゼン、そんなことも配慮しつつやっていると思うが、共演者から「パワハラ」と言われてしまっては、結果が出せていないと言われてもしょうがないのではないか。
 
氏は自分の信念に厳しい面が、発言の中で見え隠れする。一番最初にそれを感じたのは、20年位前だったろうか、ラジオの視聴者と電話で話す実況中に突然電話を切った時である。どうも電話で話している相手の後ろでその友人が「伊集院ブタブタ」みたいな声を上げていたのが原因だったようだった。「私は豚ではありませんから。ハイ次。」みたいに、あっさりいなした。ディレクターの指示とは思えなかった。
 
伊集院氏の信念は私は肯定する。しかしその信念で最終的に自分の居場所までなくしてしまっては本末転倒ではなかろうか。これが今回の降板に関する私の思うところである。さらに言えば「新井恵理那ごときで大事な番組を失うとは、もったいない!」ではないのか。伊集院氏の軽快なトークを失いたくないので、同じことが繰り返されないことをお祈りします。

PS:馬鹿力は継続ってことはTBSは伊集院氏を切らないってことか。ANN復帰説も面白いのだが・・。
 
2022年1月19日追記:「伊集院光 考」が同時刻投稿で二つあったので一つ削除したのですが、元の投稿を削除したようです。リンクが消えた方、申し訳ないです m(_ _)m 。 
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿