今回は小牛田から新庄までの陸羽東線に乗ってみました。ちなみに、奥の細道湯けむりラインという愛称だそうですが、正直言いまして、だからどうした?って感じです。第一、名前にひかれて乗る人っているんですかねえ。
小牛田から乗ったのは2両編成の気動車。クロスシートで片側が2人掛け、もう1方が1人掛けというスタイル。もちろん1人席に座ります。一人旅には実にありがたいです。乗ったのが平日昼間ということで、学生さん率が高いですね。
小牛田を出て左にカーブして東北本線に別れを告げ、3駅間が古川。ここで新幹線とクロスしていて、新幹線からの乗り継ぎ客らしき人もチラホラといった感じですが、メインはやっぱり学生さん。ここで上りと行き違うわけですが、上りの方に乗る学生さんの方が多いかなあ…
古川を出た列車は各駅に止まりながら学生さんを降ろしていき、山に囲まれた中を川沿いに進んでいくと、鳴子温泉。ここで数人が降りてしまった上に乗る人がなく、乗客はわずか3人に。
17分の停車時間の後、列車は新庄へ向けて出発。2両編成ですが、3人が1両目に乗っていたため、ここで2両目に移動し、ひとりで貸し切りを満喫します。
鳴子温泉から二つ目の堺田という駅で、ワンちゃんと飼い主さんがホームに立っていました。まさかワンちゃんが列車に…と思ったら、降りてきたお客さんをお出迎え…って当たり前か。でも、ホームでワンちゃんがお出迎えっていうのはローカル線ならではの光景です。相模線の入谷なら実現可能かもしれませんが…
かくして堺田からはわずか乗客2人となってしまいましたが、もうひとりの方も青春18使ってそうな雰囲気なので、ひとりにはならないでしょう…と思っているうちに、最上という駅から学生さんが十数人乗ってきたので車内は一転してにぎやかに。また、各駅ごとに少しずつ学生さんを降ろしながら進んでいき、南新庄の手前で早くも奥羽線に合流します。南新庄は奥羽線が並走しているのになぜか駅は陸羽東線だけという乙女チックな展開を経て新庄に到着。
小牛田。陸羽東線と石巻線がここが起点です。本来なら新幹線の駅が出来てもいいのに…
小牛田から3つめの古川。新幹線があるのはこちら。高架の真下なので暗い…
ホームからバス乗り場が見えましたが、ごらんの通りです。あと新幹線効果でしょうか、駅前はそれなりに栄えてますね。
鳴子温泉。お客さんを呼びたい一心で駅名に「温泉」を付けたのでしょうが、ガラーン…
上の画像では列車が見えませんでしたが、実は3番線に止まっていました。上の画像は1・2番線だったということで…
新庄に到着。
新庄というと山形新幹線の終点で、新幹線の標準軌と在来線の狭軌の境目でもあるため、奥羽線のホームはそれぞれ行き止まりになっています。一見面倒くさい話ですが、行き止まりの間に通路があるため、橋を渡る必要がありません。というわけで、新幹線のおかげでバリアフリーで、まさに一石二鳥!