KANA-MONO

異次元の神奈中ファンブログ!(時々他社とか鉄分なども…)

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2021-12-16 00:00:00 | 神奈中情報・神奈中ネタ
 自分が制作しているHP用に作った神奈中バスの各系統に関するページを当ブログで載せていきます…というわけで、とにかく行けるところまで行くことにします。
 なお、今回は「YAMATE LINER」こと11系統ですが、同系統の見どころをまとめたページも追加してみました。

【11】 保土ヶ谷駅東口~港の見える公園(経由)~桜木町駅

 2007.4/1より横浜市営バスから移譲された系統。
「YAMATE LINER」と呼ばれる専用カラーの車両が担当します。

【運行ルート】
 保土ヶ谷駅東口のロータリーを出て、国道1号線を戸塚方面へと進んでいきますが、 保土ヶ谷橋交差点で左折して環状1号線へと入ります。
 環状1号線は保土ヶ谷橋交差点から首都高狩場線の高架下にかけて上りですが、 その先から永田交差点にかけては下りとなります。
 京急の高架下を潜るとその右手にあるのが井土ヶ谷駅で、その先の井土ヶ谷交差点で左折して県道218号線に入りますが、 南センター入口交差点で右折して住宅地の中へと入っていきます。
 井土ヶ谷下町停留所の先の交差点で左折し、井土ヶ谷橋を渡り、 蒔田駅そばの鎌倉街道との宮元町3丁目交差点を直進、商店街の中を進み、さらに横須賀街道との中村橋交差点を直進した後、 次の交差点で右折して中村橋を渡ります。
 中村橋を渡った先から高台へと上っていき、正面突き当たりに米軍住宅の入口が見えるため、バスは自動的に左折しますが、 その先から道幅が極端に狭くなり、場所によってはバス1台通るのがやっとといった感じです。 しかも、時折カーブやアップダウンがあるだけでなく、 場所によって見える高台からの眺めが絶景という、まさに乗りバスには持って来いの路線です。
 突き当たりの地蔵坂上交差点で左折し、山手本通りへと入り、元町公園前交差点で左折。 元町公園、外国人墓地を左手に見ながら進むと、港の見える丘公園に突き当たります。
 港の見える丘公園交差点を左折して一気に坂を下っていった先で首都高狩場線の高架に突き当たり、 そこで左折ですが、すぐに次の交差点で右折して谷戸橋を渡ると同時に首都高狩場線の下を潜り、 谷戸橋交差点を直進すると、みなとみらい線の上を走ることになります。
 本町四丁目交差点で道は左右に分岐していますが、国道同様バスは左へと入り、 大岡川に架かる弁天橋を渡った先の桜木町駅入口交差点で右折し、 次の桜木町駅前交差点を直進すると桜木町駅のバスロータリーすなわち終点となります。

【運行内容(本数・間隔・時間帯など)】
 曜日問わず1時間に2~3本程度は運行されていま…したが、近年の減便化傾向の影響でしょうか、平日は約20~30分間隔である一方、 土曜・休日は一部の時間帯を除いて30分間隔。(平日朝は約15分間隔と多め)
 なお、上にも書きましたが、担当するのは茶色をベースとし、「YAMATE LINER」と書かれた専用カラー車。

 「YAMATE LINER」の登場といい、英字入りのLED表示(正面)といい、 神奈中としては珍しい(?)力の入れようだったのですが…土曜・休日の30分間隔はちょっと寂しいものが。 (観光客の利用が決して少ないわけではないと思うのですが…)
…とはいえ、観光名所として名高い、港の見える丘公園、元町公園、 外国人墓地を含む山手地区の街並みの中を通り抜けるこの系統のニーズは決して低くないはず! (ただ、街並みの中を歩くともっと魅力に触れられる気が…)
 あと、路線バスファンにとっては、バス専用の信号(バス専用表示灯)の存在は見逃せません!




【右】保土ヶ谷駅東口にて待機中の“YAMATE LINER”。

 11系統のLED表示(正面)は、当時の神奈中としては珍しい英字入りです。 市営バスの方向幕を真似たわけではなく、外国人旅行客を意識したものと思われますが…


【右】港の見える丘公園にて停車中の“YAMATE LINER”(しかも、ノンステ!)。


【参考】11系統に関するデータ(2018/08/01改正後)

往路
(保土ヶ谷発)
復路
(桜木町発)
所要時間 約46分 約46分
距離 10.46km 10.08km
片道現金運賃
大人:220円 小児:110円
片道IC運賃
大人:220円 小児:110円
起点から終点まで

往路
(保土ヶ谷発)
復路
(桜木町発)

本数 始発 最終 本数 始発 最終
平日 41 5:44 20:54 41 6:37 21:55
土曜 33 5:50 20:54 33 6:41 21:50
休日 33 5:50 20:54 33 6:41 21:50
【参考】11系統に関するデータ(2011/10/16時点)

往路
(保土ヶ谷発)
復路
(桜木町発)
所要時間 約46分 約46分
距離 10.46km 10.08km
片道運賃
大人210円
小人110円
左に同じ
起点から終点まで

往路
(保土ヶ谷発)
復路
(桜木町発)

本数 始発 最終 本数 始発 最終
平日 43 5:44 20:54 43 6:37 21:55
土曜 36 5:50 20:54 36 6:41 21:50
休日 36 5:50 20:54 61 6:41 21:50

【番外編】横浜市営バス時代の11系統


【右】桜木町駅で発車を待つ11系統・保土ヶ谷駅東口行き。

《筆者コメント》
 市営バスの正面幕では、経由地が行き先の左に緑で小さく書いてありますが、 「港の見える丘公園」と文字数が多いため、行き先の上に書いてあります。
(偶然LED表示っぽくなりました…)



【右】横浜市営バスの頃にはあった桜木町駅~蒔田駅の区間便。

《沿線の気になるスポット》 元町公園  
 歴史と自然が調和…言葉にするのは簡単だけど、意外と難しいことなんですよ。ちなみに、 かながわの景勝50選 のひとつ(但し、「外人墓地周辺」としてですが、元町公園や港の見える丘公園も含まれています)

【右】元町公園と言えば…電話ボックス。「自働電話」の文字に毎回引っかかる…「自動」じゃなくて?

【左】エリスマン邸。絵描きさんが大勢いらっしゃいました。
【中】山手80番館の遺構。ウエディングドレスを着たカップルさんが撮影してらっしゃいました。
【右】せせらぎ広場。谷戸から流れ出た湧水が下の貯水槽へ…そうなんです、ここは谷戸なんです!

 周辺にはいい感じの坂が…

【左】額坂
【右】貝殻坂

【左】額坂で見つけたブラフ溝…ちなみに、この場合のブラフは「断崖」「絶壁」という意味。
【右】どの辺か忘れたけど、階段の右は…まさしく「ブラフ」!

【特集】 11系統のルートを歩いてみました。
(以前自身のブログに載せた内容に加筆・修正などをしたものです)

 11系統の起点は桜木町駅ですが、今回は全区間ではなく、見どころをある程度絞って書いていくことにします。

 11系統は桜木町駅を出ると、大岡川にかかる弁天橋を渡り、神奈中バスの他の系統が右折する本町三丁目交差点を直進し、県庁前、中華街入口を通り、 首都高狩場線手前の谷戸橋交差点を直進して狩場線の下を潜った先で左折ですが、次の交差点ですぐにまた右折。その行く手に立ちはだかるのは急な坂…


 11系統の行く手に立ちはだかる急な坂…谷戸坂という坂で、元町、山手と呼ばれる高台のエリアを通るためにバスはこの坂を駆け上ることになります。
「YAMATE-LINER」と呼ばれる11系統の見所のスタートはやはりこの坂だと思います。



 谷戸坂を駆け上がった先にあるのがT字路の港の見える丘公園交差点で、交差点の左手から公園に入ることになりますが、バスは交差点を右折します。 そして、交差点で右折するとすぐのところにあるのが港の見える丘公園前停留所。
 ちなみに、画像は公園に入り口から撮ったので、右が谷戸坂ということになります。


 停留所のポールも、市営バスから委譲された際に「YAMATE-LINER」カラーにリニューアルされました。


 港の見える丘公園停留所に停車した「YAMATE-LINER」カラーの11系統専用バスです。


 港の見える丘公園から山手本通りを進んでいき、外国人墓地のそばを通ります。「外国人墓地周辺」としてかながわ景勝50選に選ばれているようですが、 先を急ぐため今回はスルーさせて頂きます。


 外国人墓地のそばを通り過ぎると、今度は元町公園のそばを通るわけですが、元町公園前停留所のそばにある電話ボックスが気になったので撮ってみました。


 これが中の公衆電話。一応昔風のデザインにはしてあるのですが…


 石畳の歩道が異国情緒をさり気なく演出しています。ちょうど桜木町行きの「YAMATE-LINER」が通り過ぎていきました。 バスの前方にあるのが代官坂上交差点で、その手前にあるのが代官坂上停留所。


 「YAMATE-LINER」の由来…であろう山手町停留所です。
 停留所の先で2ヶ所「く」の字に道が曲がっています。路線バスにはちょっとシンドイ…


 イタリア山庭園前停留所を通過する「YAMATE-LINER」…


 異国情緒漂う山手本通りを進んでいくと、地蔵坂上交差点に出ます。異国情緒と地蔵坂…究極のミスマッチな感じですが、それはさておき、 ちょうど桜木町行きの「YAMATE-LINER」が交差点を通過していきました。


 上の画像左下の横断歩道を渡った先で撮ったのが右の一枚。右手にちょろっと道が見えますが、 どう見ても左すなわち直進して山手本通りを進むのが正解かと思いきや…


 ちなみに、ちょろっとした道を撮ってみました。この狭さですから、まさかバスがこんなところを…と思いきや、 実はこれが正解! つまり、こちらが11系統のルートということになります。 ですから、右手から「YAMATE-LINER」が顔を出した時はちょっとした驚きがありました。 (本当はその瞬間が撮りたかった…)


 そのちょろっとした道へと入り、しばらく進んだ後で振り返った撮ったのが右の画像。 従って、奥の突き当たり(信号のある場所)が地蔵坂上交差点ということになります。
 交差点の手前に地蔵坂上停留所がありますが、もしもバスが通りかかってくれなければ、 危うく前を通り過ぎるところでした…


 こちらは地蔵坂上停留所の位置から保土ヶ谷方面を撮ったもの。 前の道が二股に分かれているのでここも迷うところですが、 左折を示す標識が立っているので問題ないということで…


 11系統のルートを進み、打越橋停留所まで来ました。 地蔵坂上交差点を過ぎた先から道幅が狭いのが気になるところですが、この橋も中々の狭さです。


 橋を渡った先で撮ったのが右の一枚。右手に気になるものが…


 気になるものの正体は『バス専用表示灯』。つまり、バス専用の信号機ということで、 バス同士の行き違いが困難な区間の両端に設置することで、その区間でバス同士がかち合わないようにするというもの。


 信号は「×」と「↑」を組み合わせた形になっていて、普段バスが来ない時は下の「↑」が点滅している状態ですが、 バスが来た時で通れる時は「↑」が点灯するようです。


 前方からバスが来ている時は当然ですが上の「×」が表示されます。


 こちらがもう一方(保土ヶ谷側)の表示灯。左の画像では確認できませんが、表示灯のすぐ手前に石川小学校前停留所があります。 (停留所の位置が分かるよう、右の画像を追加しました)
 ちなみに、4枚上の画像をご覧になるとお分かり頂けるかもしれませんが、桜木町方面から来た場合、 道幅が狭い上に、打越橋を渡った先がほぼ直角に曲がっていているため、信号が必要になってくる…というわけです。
 ちなみに、この系統には何と3ヶ所もの区間で使用されています。


 2ヶ所目のバス専用表示灯発見! 表示灯の先でカクンカクンと逆“く”の字に連続で曲がっています。


 その連続した逆“く”の字の部分を拡大してみました。


 カクンカクンと逆“く”の字の後は逆に“く”の字…とにかく、ギザギザした道を進むことになりますが、 その先に唐沢停留所があります。


 唐沢停留所・保土ヶ谷方面乗り場の先に、同停留所・桜木町方面乗り場があり、そのそばに唐沢公園という小さな公園がありましたので、 そこでしばし休息…


 唐沢公園で休憩後再び出発すると、いきなり逆“く”の字カーブ。しかも、カーブできないと奈落の…


 平楽中学校前。


 中丸。


 11系統のルートを進んでいくと、増徳院の門の脇を通ることになります。異国情緒の中を通ってきたルートの中にも日本情緒が…
 増徳院前停留所ですが、保土ヶ谷方面乗り場はこの手前の左手、桜木町方面乗り場はこの先の右手にあります。(画像をよく見ると小さく…)


 増徳院の脇を通り過ぎると、フェンスの向こうには米軍住宅。お寺を過ぎるといきなり米軍住宅…これも異国情緒かもしれませんが、 相模原の人間にとっては見慣れた光景でもあります…
 そして、左手にバス専用表示灯を確認!


 振り返ると、角から保土ヶ谷行きのバスがひょっこり…撮りたかった一枚がここに来てやっと撮れました。



 ひょっこり出てきたバスが通り過ぎていき、前方の山谷停留所で停車しました。



 山谷停留所の先の突き当たりを右折すると、中村橋の手前まで下り坂が延々続きます。
 こんな所を通るバスを撮りたかったのですが…



 そして、実際に撮ってみたのですが、やっぱりイマイチ…


 坂を下っていく途中に「いなりざか」と書いてある木の柱を発見!  スタート地点の谷戸坂でも石の柱とバスをセットで撮ったので、ここでもセットで撮ることにしました。



 坂道を降りた先にあるのが中村橋。停留所は少し先…


 中村橋を渡ってすぐの交差点も直進すると中村橋停留所。ちなみに、前方に見えるは相模原の人間には馴染みの深い国道16号線!

 11系統のルートはまだまだ続きますが、特集ページは一応ここまで。 谷戸坂を上ったところから始まった旅なので、稲荷坂を下りきったところで終わり…よろしいんじゃないでしょうか。

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