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The Crown 君主たるものはこうあるべき。

2020-09-07 13:45:00 | 海外ドラマ
The Crown | Official Trailer | Netflix

ザ・クラウン

Netflix オリジナル作品です。

現在はシーズン4のようで、シーズン6まで制作するようです。

放送当初は、興味も湧かず全く見ていなかったのですが、最近は見てみようかなとフト思い、視聴を開始。

そしたら、案外面白い。一気にシーズン1エピソード6まで見てしまった。


事実は小説より奇なり

と言いますが、エリザベス女王の人生はまさにその通りの人生ですね。

エリザベス女王の大体の経歴は知っていますが、ドラマとして見るとサスペンスのような雰囲気もあり、面白いです。

元々王位継承3位だったと思いますが、それがおじさんのエドワード8世がアメリカ女性に目が眩み、戴冠式の前に王位を放棄。そのため、想像にもしていなかった次期女王となってしまったエリザベス。
さらに、結婚をしたはいいけれど、国王である父親が50代で突然に亡くなってしまい、若干25歳で女王となってしまいます。

エリザベスとしては、あと2、30年はお父さんに国王をしてもらい、その後は息子に任せたい、と思っていたのではないでしょうか。

その間には夫も空軍で出世するだろうし、家庭生活も送れる、ハズだったのが突然に超VIPになってしまう。

このため夫婦の立場も微妙なものになってしまいます。

と、ここまでがエピソード6までです。小説よりも100倍も面白い展開です。

エリザベス女王とフィリップ殿下、実際の心のうちはどうだったのでしょうか。
フィリップ殿下、良くもまあ女王という地位が約束されている女性と結婚したものだと感心してしまいました。

さて、エピソード2の中で、エリザベスの祖母にあたるメアリー妃がエリザベスに宛てた手紙をエリザベスが読むシーンがあるのですが、その手紙の内容が印象的。

思ってもいなかった時に突然に一国の君主になってしまったエリザベスを諭すような内容で、日本の皇室にも、或いは一国の長にも当てはまる内容なのではないのかなと思ったのです。

その内容は

父親を突然に亡くしたという感傷は一時傍らに置き、役目を果たさねば。
国中が悲しみに暮れています。あなたの強さと統率力が必要です。

私はこの目で見てきました。 公務と私生活の区別が出来ず滅んだ君主国を。

決して同じ過ちを犯してはなりません。 

お父様のほかにもう一人別れを告げなければいけません。

エリザベス・マウントバッテン

彼女は別の人物と入れ替わりました。

Elizabeth Regina(エリザベス女王)。

二人のエリザベスは対立し衝突するでしょう。
しかし、常に王位 王冠が勝たなければいけません。

The crown must win, must always win.

っって、これ、シビレます。
こういうことを本当にメアリーさんが言ったのかどうかわかりませんが、公私の区別がつかない際たる人はアメリカ女に目が眩んだ自分の息子であるエドワード8世であって、ゆめゆめそうならないようにと諭したかったのでしょう。

そして、そんな事がつづけば君主としての地位も危うくなる、ということを言いたかったのでしょう。

君主制と天皇制は違いますが、そのトップとなる人物には、メアリーさんが手紙で書いたような事が共通項としてあるのではないのか、と思います。

トップに立つ者、公私の区別をきちんとつけ、本来の自分ではなく、公人として生きていく事が必要。そうでないと、国を伝統を治めることはできない。

のだと思います。

天皇家の人たちもそう思っているのでしょうか❓公人として生きていかないと、天皇家自体も無くなってしまうかも。しれませんよ。


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