covid-19 も一段落ですが、今話題になっているのが、なぜ日本の死亡率が低いのか、ということ。
まだ明確な答えはなく、いろいろな側面から研究中のようです。
この死亡率、アジア全体で低いのだとか。
確かに欧米各国は酷すぎる状態。
遺伝子レベルのことも関係しているのか、というような研究もされているようですが、アメリカなどに住んでいるアジア系の人は死亡率はそれほど低くはないようで、この遺伝子レベル的なことは当てはまらないようです。
何が原因なんでしょうね。
と、これは全くの個人の意見なんですが、日本の死亡率が低いのは、単一民族であることと誰でも同じ医療が受けられる、という事に原因があるのかもしれない、と思っている。
まず、単一民族という点ですが、民族というよりはみんな同じような環境や価値観のもとで生活している、ということが大きいのではないのか、と思います。 要するに、違った人がいない社会。そういうような社会では、公衆衛生学的にも同じような行動をとることが多いと思います。人と違った行動はしない。マスクをしろと言ったらマスクをする、手洗いをしろと言ったら手を洗う。
一致団結と言いますか、まあ、悪い方向に一致団結する場合もあるわけで、注意が必要かもしれませんが。
そして医療の問題ですね。
イギリスでは多くの感染者と死者を出しており、また、 コロナではない死者も多かったようです。
そのイギリスでは多くの移民がいます。イギリスの病院の写真とかみると、肌の違う人が多いような気がします。実際、医療関係者にも移民やら他国から来た人が多いようです。公立病院は、そのような医者や看護師が多いらしい。
バックグラウンドが違うような人たちが、医療の面でまとまって診療できるのかと思いますが、各々テンデンバラバラに行っているらしい。衛生面でもそんな感じで、院内で統一した対処の方法を立てにくいそうです。
加えて、医療機器がオンボロ。CTだってふた昔も前のようなシロモノで、さらにおいそれとは検査もしてくれないようです。ですから、日本のように肺炎を疑ったらまずCTで重症者を見出す、なんてことは不可能のようです。
では、移民ではない現地の人にドクターはいるのか、と思ったら、そういう人はより良い給料を求めて、私立の病院に行ったりアメリカカナダに移住したりしているようです。
イギリス人であってもイギリス人のドクターには見てもらえない現実、って日本では考えられません。
バックグラウンドが違えば、対処の方法も違ってくるのでは❓
日本ではどこでも同じような医療が受けられるし、ほぼ日本人の医者しかいないし、CTなどの検査もすぐ受けられる、ということが今回での強みだったかもしれません。