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もしも“〈“世界の創造神たる梵天”の身〉でもってその〈生きもの(衆生)〉を救うことができる場所”であるのなら
〈“世間の苦しみの声を観察する者”観世音菩薩〉はすみやかに〈“世界の創造神たる梵天”の身〉を現して
その〈生きもの〉のために〈真実の法〉を説くのです。
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もしも“〈“世界の統治神たる神々の王・帝釈天”の身〉でもってその〈生きもの(衆生)〉を救うことができる場所”であるのなら
〈“世 . . . 本文を読む
〈無尽意菩薩〉は、仏陀にお尋ね申し上げます。
「世尊よ。
〈アヴァローキテーシュヴァラ“世間の音を観察する者”という名の求道者(観世音菩薩)〉様は
どのようにして私たちの〈“苦しみに耐え忍ぶ”ための時と空間の場(娑婆世界)〉を訪れ
御心のままに振る舞われるのですか?
どのようにして〈私たち生きもの〉のために
〈真実の法〉をお説きになるのですか?
どのような〈手立ての力(方便力)〉でもって
そ . . . 本文を読む
「ところで
〈無尽意菩薩〉よ。
ある人が“六十二億のガンジス河の砂粒の数ほどの菩薩たちの名前”を受けて保ち
尚且つ
自らの命が尽きるまで
これらの菩薩たちに
“飲食物や身を包む衣服、休息をとる就寝具や病を癒す医薬など”を差し上げて敬い続けたとします。
あなたは
この善良なる男子、 また女性が得られる功徳は大きいと思いますか?」
無尽意菩薩は答えます。
「はい、世尊よ。
その功徳は大変大き . . . 本文を読む
「もしも
女性が“男の子を身籠りたい”と願って
〈観世音菩薩〉に捧げものをして礼拝をしたならば
たちまちに
“幸いに満ち、智慧にあふれた男の子”を授かるでしょう。
同様に
“女の子を授かりたい”と願うならば
すぐに
“見目麗しい女の子”が生まれるでしょう。
しかも
この子は“前世で積んできた功徳がすばらしい”ので
この世で多くの人々に愛され、可愛がられる子どもとなるでしょう。
〈無尽意菩薩〉 . . . 本文を読む
「生きものたちのうちで
“愛欲に深い者たち”であっても
常に〈観世音菩薩〉を恭しく敬い続けるならば
たやすくその〈甘ったるい欲望〉を離れることができるでしょう。
生きものたちのうちで
“怒りや恨みに身悶えのたうつ者たち”であっても
常に〈観世音菩薩〉を恭しく敬い続けるならば
たやすくその〈激しい怒り〉を離れることができるでしょう。
生きものたちのうちで
“分別もつかず、機転も利かない者たち”で . . . 本文を読む