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とうとう一児のパパ 愛娘のため今日も頑張る そんな僕の超私的日記

生きることと死ぬこと

2006年04月10日 | My Life
僕が担当していたじいさんが今、病床で病と闘っている。
担当になって約1年半、じいさんは直腸のガンを摘出し、一時は回復し、
自宅で生活していたが、どうやら他の箇所に転移しており、1ヶ月ほど前に
体調を崩し、緊急入院となった。状態は末期との事である。
いつ死んでもおかしくないらしい。
主治医に聞くところによると もう自宅での生活は当然無理との事・・・。

じいさんは、若い頃将棋が好きで有段者だった。今でもその辺のヤツには絶対に
負けないと豪語していた。まぁガンには負けてしましそうだが・・・。

じいさんは、ゴム加工の会社を経営していたが地震で倒産、以来生活を国に面倒を
みてもらっているのだ。身内とも連絡はとれず、孤独だと よく言っていた。

じいさんは、これまたタチが悪いことに競馬、競艇が好きで僕も訪問に行くと、
仕事そっちのけで一緒に予想したものだ。

じいさんは、よく昔の言葉を知っていて僕に教えてくれた。

高齢者の死はこの業界にいれば当たり前のことで、変に馴れてしまったというか、
しょうがないというか、麻痺しているというか・・・。

きっと病気のことも分かっていて別に悲しくはないのだけど、
何か今回は空しい気持ちがどこかにあるような・・・。

明日も少しだけ病院に見舞いに行こうかな
「じいさん、皐月賞の予想でもしませんか?」