先日ニューヨーク・フィルが、広く寄付を募ったその返礼として、
首席ファゴットのジュディス・レクレアーが、
ミルデの「アンダンテとロンド op.25」のアンダンテ部分を自宅で演奏。
伴奏しているのは御主人のジョナサン・フェルドマンで、
同じくニューヨーク・フィルの鍵盤楽器奏者。
彼は伴奏や室内楽もよくやるので、
僕がニューヨークに住んでいた時には、何度も演奏を聴く機会がありました
撮影者は息子さんで、途中ワンちゃん達も登場

おまけ:僕が演奏したミルデの全曲版です
「紆余曲折の末に」
首席ファゴットのジュディス・レクレアーが、
ミルデの「アンダンテとロンド op.25」のアンダンテ部分を自宅で演奏。
伴奏しているのは御主人のジョナサン・フェルドマンで、
同じくニューヨーク・フィルの鍵盤楽器奏者。
彼は伴奏や室内楽もよくやるので、
僕がニューヨークに住んでいた時には、何度も演奏を聴く機会がありました

撮影者は息子さんで、途中ワンちゃん達も登場


おまけ:僕が演奏したミルデの全曲版です


例によってYouTubeを漁っていたら、
米オーベリン音楽院のファゴット科教授で、
演奏家としても著名なジョージ・サカキニ(George Sakakeeny)氏が、
モーツァルトの「ファゴットとチェロの為のソナタ」をアップしているのを発見。
彼はアメリカンスタイルの、いい音しているんですよ~
最後の第3楽章アインガングで、
ある曲のメロディーが出てきてビックリ(13分過ぎ頃)
遊んでるな~
お楽しみあれ
関連
「サカキニ氏のebook」
「アメリカン カルテット」
米オーベリン音楽院のファゴット科教授で、
演奏家としても著名なジョージ・サカキニ(George Sakakeeny)氏が、
モーツァルトの「ファゴットとチェロの為のソナタ」をアップしているのを発見。
彼はアメリカンスタイルの、いい音しているんですよ~

最後の第3楽章アインガングで、
ある曲のメロディーが出てきてビックリ(13分過ぎ頃)

遊んでるな~

お楽しみあれ

関連



例によってYouTubeを漁っていたら、
リンカーンセンター公式アカウントに、
1992年のニューヨーク・フィルのライブ映像があるのを発見。
曲はディズニーの「ファンタジア」でおなじみ、
デュカスの「魔法使いの弟子」後半のファゴットパートソロから。
指揮は、当時音楽監督になったばかりのクルト・マズア。
始まって直ぐ首席のジュディース・レクレアー、恩師レナード・ヒンデル先生、
そして副首席デヴィッド・キャロルが映る。先生若~い
1992年といえば、まさに僕はマネス音大に在籍していた頃。
この頃のヒンデル先生にお世話になっていました
他のパートにも、当時の名物奏者達がズラリ。
今はだいぶメンバーも入れ替わって、ジュディも最早古株の方。
ニューヨーク・フィルとメトロポリタン・オペラ、
それにカーネギーホールには足繁く通い詰めました
このコンサートも会場で聴いてたかも。
クリアに澄んだサウンドが、いかにもアメリカのオケって感じ
リンカーンセンター公式アカウントに、
1992年のニューヨーク・フィルのライブ映像があるのを発見。
曲はディズニーの「ファンタジア」でおなじみ、
デュカスの「魔法使いの弟子」後半のファゴットパートソロから。
指揮は、当時音楽監督になったばかりのクルト・マズア。
始まって直ぐ首席のジュディース・レクレアー、恩師レナード・ヒンデル先生、
そして副首席デヴィッド・キャロルが映る。先生若~い

1992年といえば、まさに僕はマネス音大に在籍していた頃。
この頃のヒンデル先生にお世話になっていました

他のパートにも、当時の名物奏者達がズラリ。
今はだいぶメンバーも入れ替わって、ジュディも最早古株の方。
ニューヨーク・フィルとメトロポリタン・オペラ、
それにカーネギーホールには足繁く通い詰めました

このコンサートも会場で聴いてたかも。
クリアに澄んだサウンドが、いかにもアメリカのオケって感じ


前回のリサイタル(2017年5月)で演奏した、
ダニエル・シュナイダーのファゴットソナタは、
ジャズとクラシックの融合を目指して書かれたカッコいい曲です。
サックス奏者でもあるシュナイダー氏は、
本来サックスソナタとして、この曲を書いたそうですが、
1990年代前半にファゴットソナタとして改変。
丁度その時期は、僕がニューヨークのマネス音大に在籍していた頃。
僕も彼も同じマンハッタンに住んでおり、お互い同じ場所で、同じ空気を吸い、
同じ時代の流れを共有しながら、その中でこの曲が出来上がっていったのかと思うと、
いろんな事があったニューヨークでの生活を思い出して、とても感慨深いです
実は前回のリサイタルで演奏した時に、動画も撮っていたんですが、
画質が悪かったので、そのままずっとお蔵入りしていました。
しかし最近になって、動画を再確認したHP管理人氏が、
「演奏はいいのに埋もれさせるには惜しい
」と、
本番時の写真に、僕が撮ったニューヨークの街の写真を合わせ、
思い出も込めて(笑)スライドショーにしてくれました。
曲のムードに何となく合ってる?NYの先生達も登場
ピアノパートがすごいんですよ
橋口先生ほんと素晴らしい
楽しんでもらえると幸いです
「近藤聡彦ファゴットリサイタル2017」より。
ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:橋口奏子
ダニエル・シュナイダーのファゴットソナタは、
ジャズとクラシックの融合を目指して書かれたカッコいい曲です。
サックス奏者でもあるシュナイダー氏は、
本来サックスソナタとして、この曲を書いたそうですが、
1990年代前半にファゴットソナタとして改変。
丁度その時期は、僕がニューヨークのマネス音大に在籍していた頃。
僕も彼も同じマンハッタンに住んでおり、お互い同じ場所で、同じ空気を吸い、
同じ時代の流れを共有しながら、その中でこの曲が出来上がっていったのかと思うと、
いろんな事があったニューヨークでの生活を思い出して、とても感慨深いです

実は前回のリサイタルで演奏した時に、動画も撮っていたんですが、
画質が悪かったので、そのままずっとお蔵入りしていました。
しかし最近になって、動画を再確認したHP管理人氏が、
「演奏はいいのに埋もれさせるには惜しい

本番時の写真に、僕が撮ったニューヨークの街の写真を合わせ、
思い出も込めて(笑)スライドショーにしてくれました。
曲のムードに何となく合ってる?NYの先生達も登場

ピアノパートがすごいんですよ


楽しんでもらえると幸いです

「近藤聡彦ファゴットリサイタル2017」より。
ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:橋口奏子

YouTubeを漁っていたら、いい動画を発見。
Mordechai Rechtman氏は1946~1991年の45年間にわたり、
イスラエル・フィルの首席ファゴット奏者を務めた名手。
現在94歳ながら、未だ精力的に活動されていて、
指揮者、教育者、そして編曲者としても知られています。
僕も、彼の編曲した楽譜をいくつも持っています
僕がニューヨークで、初めてイスラエル・フィルを聴いた時には、
彼は既に退団した後でしたが、その後も時々アメリカを訪れていて、
僕の敬愛する恩師で元ニューヨーク・フィルのファゴット奏者、レナード・ヒンデル先生は、
「彼は素晴らしい音楽家。とても尊敬している。」と言ってました。
「アキヒコも機会があったら、レッスン受けてみたらいいよ。」と仰ってましたが、
なかなか彼とタイミングが合わず、結局会う機会を得られなかったのは未だに残念
アメリカでも特にニューヨークは、イスラエル系移民も多いので、人的交流も活発で、
彼もインディアナ大や、マルボロ、タングルウッド音楽祭で教えたりしたようです。
この動画、前半は彼のリードに対する考えや、
その調整法まで、良い事をいろいろ語ってくれますが、
彼が自分の本について語っているようなので、
「そんな本あるのか?」と、ネット検索してみたらなんと発見
ちょっとこれ知らなかったな。本の宣伝動画でもあるらしい。タイトルそのままだし(笑)。
すぐ手に入れよう
そして後半は彼の演奏と共に、演奏家としての歩みが出てきますが、
その錚々たる顔ぶれに、彼は戦後のイスラエル~アメリカ~ヨーロッパの、
オーケストラ文化を担った人だったんだなあと思います
日本はウィーンとベルリンばかりで、ここら辺の話はあまり語られませんが(笑)。
是非見て下さい。いい音してるんですよね
Mordechai Rechtman氏は1946~1991年の45年間にわたり、
イスラエル・フィルの首席ファゴット奏者を務めた名手。
現在94歳ながら、未だ精力的に活動されていて、
指揮者、教育者、そして編曲者としても知られています。
僕も、彼の編曲した楽譜をいくつも持っています

僕がニューヨークで、初めてイスラエル・フィルを聴いた時には、
彼は既に退団した後でしたが、その後も時々アメリカを訪れていて、
僕の敬愛する恩師で元ニューヨーク・フィルのファゴット奏者、レナード・ヒンデル先生は、
「彼は素晴らしい音楽家。とても尊敬している。」と言ってました。
「アキヒコも機会があったら、レッスン受けてみたらいいよ。」と仰ってましたが、
なかなか彼とタイミングが合わず、結局会う機会を得られなかったのは未だに残念

アメリカでも特にニューヨークは、イスラエル系移民も多いので、人的交流も活発で、
彼もインディアナ大や、マルボロ、タングルウッド音楽祭で教えたりしたようです。
この動画、前半は彼のリードに対する考えや、
その調整法まで、良い事をいろいろ語ってくれますが、
彼が自分の本について語っているようなので、
「そんな本あるのか?」と、ネット検索してみたらなんと発見

ちょっとこれ知らなかったな。本の宣伝動画でもあるらしい。タイトルそのままだし(笑)。
すぐ手に入れよう

そして後半は彼の演奏と共に、演奏家としての歩みが出てきますが、
その錚々たる顔ぶれに、彼は戦後のイスラエル~アメリカ~ヨーロッパの、
オーケストラ文化を担った人だったんだなあと思います

日本はウィーンとベルリンばかりで、ここら辺の話はあまり語られませんが(笑)。
是非見て下さい。いい音してるんですよね


先月の「下関チェンバーアンサンブル 名曲♪室内楽コンサートVol.6」より、
A.ラセッティの「三重奏曲ヘ長調 作品13の1」です。
モーツァルトと同時代のイタリア人作曲家ラセッティ。
1780年頃のパリで、鍵盤楽器奏者、作曲家として活躍したらしいけど、
生没年も諸説あり、その生涯にはまだ不明な点が多いようです
各パートはそれぞれフルートかヴァイオリン、
ファゴットかチェロで演奏出来るように書かれています。
第2楽章「愛の歌またはヴィラネラの両方」冒頭のファゴットのメロディが印象的で、
それがやりたくて今回選曲したと言ってもいいくらい
その他にもいいメロディが多く、曲は楽しいオペレッタを見るかの如く展開。
よく聴くと難しい事がさらっと書いてあったりしますが(笑)、
聴き易い感じなので、今回御来場して下さった皆さんにも好評でした
ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一
A.ラセッティの「三重奏曲ヘ長調 作品13の1」です。
モーツァルトと同時代のイタリア人作曲家ラセッティ。
1780年頃のパリで、鍵盤楽器奏者、作曲家として活躍したらしいけど、
生没年も諸説あり、その生涯にはまだ不明な点が多いようです

各パートはそれぞれフルートかヴァイオリン、
ファゴットかチェロで演奏出来るように書かれています。
第2楽章「愛の歌またはヴィラネラの両方」冒頭のファゴットのメロディが印象的で、
それがやりたくて今回選曲したと言ってもいいくらい

その他にもいいメロディが多く、曲は楽しいオペレッタを見るかの如く展開。
よく聴くと難しい事がさらっと書いてあったりしますが(笑)、
聴き易い感じなので、今回御来場して下さった皆さんにも好評でした

ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一

先月行った「下関チェンバーアンサンブル 名曲♪室内楽コンサートVol.6」。
その時に演奏した、G.ピエルネの「演奏会用独奏曲Op.35」です。
1898年に、パリ音楽院バソン科の卒業試験曲として作曲された名曲。
フランスでは機会毎に、著名な作曲家が新曲を書きおろすことが多くて、
埋もれて忘れられてしまう曲も数多いけど、
この曲はファゴットの重要なレパートリーになっています。
僕も、たぶん今までで一番多く演奏したソロ曲の一つです
この曲を演奏すると、当時世界一の大都市だったパリが、
我々の想像以上にオシャレで、都会的だったんだろうなと、いつも思います
改めて聴くと、「あそこをもっとこうやれば良かったなあ
」
とかいろいろありますが(笑)まあ聴いてやって下さい
ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一
その時に演奏した、G.ピエルネの「演奏会用独奏曲Op.35」です。
1898年に、パリ音楽院バソン科の卒業試験曲として作曲された名曲。
フランスでは機会毎に、著名な作曲家が新曲を書きおろすことが多くて、
埋もれて忘れられてしまう曲も数多いけど、
この曲はファゴットの重要なレパートリーになっています。
僕も、たぶん今までで一番多く演奏したソロ曲の一つです

この曲を演奏すると、当時世界一の大都市だったパリが、
我々の想像以上にオシャレで、都会的だったんだろうなと、いつも思います

改めて聴くと、「あそこをもっとこうやれば良かったなあ

とかいろいろありますが(笑)まあ聴いてやって下さい

ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一
