一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

まだ暑いけど

2023年09月21日 | リード
夏の疲れを引きずりつつ、
リードの在庫を増産中

先端を紙ヤスリで削り込む。

コンサートに向けて、
自分の本番用リードを仕上げてると、
大事な事にいろいろ気がつく。
日頃は如何に集中してないかって事だなあ

ハートを小さく削り込む。

そろそろ秋が始まるかな?
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ソロをやらねば

2023年09月15日 | レッスン
月末に部内でソロコンがあるという事で、
やって来たのはM高ファゴットのYさん。

コロナのせいで学校が休校になったりして、
思うように練習出来なかったらしいけど、
聞かせてもらうと基本的な事は分かってるから、
それを磨いていこう

でも細かく見ていくと彼女の癖や弱点がいろいろ見えてきた。
こういうのって部活で合奏に出てくるソロを、
ちょっと上手く吹けても全然見えてこないんだよね。
最初から最後まで自分が主役で主旋律をやる長いソロ曲をやってみて、
そこで初めていろんな問題点が炙り出されてくる。
それを克服してまた一歩前進だ

本番にはまだまだ日にちがあるから頑張って
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3-1+1=3のまま

2023年09月14日 | レッスン
夏のコンクールが終わると3年生は引退。
いつもはここで人数が減るんだけど・・・

「3年Fさんは全国大会の練習開始までは一応引退だから、
明日は残る2人をレッスンすればいいんだよな。」と思ってたら、
「急遽もう1人参加させていただいてもいいですか??」と2年Oさん。
「もちろん
という訳でY高ファゴットパートのレッスンへ

初めましての2年E君はチューバからコンバートで、
昨日ファゴットを始めたばかり。
ピカピカの初心者だけど息の使い方を教えたら、
まだ二日目とは思えないくらい、
どんどん音が変わって良くなってきた。
センスがいいな。これは楽しみだ

OさんとMさんは、
さすがコンクールを乗り越えただけあって、
2人共随分成長してる

今は3人共さらった分だけ必ず上手くなる時期だから、
時間掛けてたくさん吹いてね
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祭りの後

2023年09月11日 | コンサート
昨日の下関チェンバーのコンサートを無事に終えて、
志村寿一君が帰京していきました

またね~
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「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートvol.7」無事終了!

2023年09月10日 | コンサート
4年振りに復活
「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートvol.7」無事終了しました。

ベートーヴェン「フルート、ファゴットとピアノの為のトリオ」

同「ピアノ三重奏曲 街の歌」
1曲目は管楽器同士なのでまだしも、
これは弦楽器のニュアンスに近づけないと表現が合わないので、
勉強になりました

ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」

ベートーヴェン/フンメル編 交響曲第6番「田園」第1楽章

コロナ禍前からの企画がようやく実現
本番はどの曲もかなり熱い感じになったので、
面白い演奏になっていたのでは?

いろんな方々の話を総合すると、
前半のベートーヴェン2曲が下関で演奏されたのは、
それぞれ40年振りと16年振り()らしく、
久々の生演奏は評判良かったです。

早々に着替えてしまった人がいたので3人で撮りました(笑)。

ご来場の皆さん、どうもありがとうございました
動画が上手く撮れてたら追々YouTubeにアップしますね。
また来年もお楽しみに
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明日はコンサート!

2023年09月09日 | コンサート
いよいよ明日は「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートvol.7」
今日は最後のリハーサル

今回演奏するフンメル編曲のベートーヴェン「田園」は、
オケ版をただ移植してきたんじゃなく、
いろいろ考えて編曲されてて面白い。
編成も手頃だし1番から7番まで編曲されてるので、
もっと演奏されるようになればいいなあ

では明日会場でお会いしましょう
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久々にオールスターキャスト

2023年09月08日 | コンサート
あさっての下関チェンバーのコンサートに向けて、
いよいよリハーサル開始

コロナ前の’19年の回は石飛先生が不参加だったので、
4人揃っての演奏はその前の’18年の回以来5年振り

自分としては初めてやる「街の歌」が、
弦のニュアンスに寄せられるか気になってたけど、
まあ何とかなりそう

明日も頑張ります
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いろいろ到着

2023年09月07日 | コンサート
日曜日に行う4年振りの下関チェンバーのコンサートの為に、
ヴァイオリニストの志村寿一君が東京から下関入り
再会を祝して平家茶屋で妹と歓待
後ろに広がる関門橋と関門海峡

そしてプログラムも到着

明日からリハーサル開始
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コンサートまであと6日

2023年09月04日 | コンサート
4年振りに開催する「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサート」シリーズ。
今日は朝から下関市生涯学習プラザに行って、
舞台係の方と打ち合わせをしてきました

進行表があると打ち合わせがスムーズだから毎回書くんだけど、
本番の演奏や、ステージへの出入りの所要時間を推測して書くのって結構難しい。
まあなかなか計画通りにはいかないんだけどね

今度の日曜日は生演奏を聴いてみませんか?

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レヒトマン追悼

2023年09月01日 | 動画
5月27日のリサイタルで演奏した、
バッハのコラール幻想曲「来たれ、異邦人の救い主よ」と、
ウェーバーの「アンダンテとハンガリー風ロンド」の2曲は、
長年イスラエル・フィルの首席ファゴット奏者を務めた、
モルデカイ・レヒトマンさんによる編曲でした

彼はオーケストラ退団後も指揮や編曲、後進の指導に積極的で、
彼がニューヨークに滞在している時は、恩師ヒンデル先生から、
「彼のレッスン受けてみるといいよ。」と言われていたけど、
まだマネスで大学生をやってる身だったので、なかなかタイミングが合わず、
遂に教えを請うチャンスには恵まれないままでした

帰国後、彼が自分のリードメソッドを出版して、
宣伝の動画をYouTubeにアップしてるのを発見。
(過去記事「The bassoon reed - my system - by Mordechai Rechtman」
出版社に注文して入手し、いろいろ勉強させてもらいました。
(過去記事「オランダから到着」
YouTubeには他にも指揮者としての彼や、ファゴットを吹く動画がアップされていて、
その90歳超とは思えない、しっかり鳴ってよく響くいい音に圧倒されました

今年のリサイタルが終わってひと息ついたところで、
「そういえばレヒトマンさんはお元気なのかな?」と思い、
英語版ウィキペディアを見てみたら没年に書き込みが?
「ええっ彼亡くなってしまったのか。え?これって
そう、彼の命日は今年の5月27日。正にリサイタルの日。
気づいて鳥肌が立ちました。享年97歳。
そういえば最近93歳、94歳と演奏動画を上げてたけど、
95歳以降の動画は上がってなかったなあ。
今年のリサイタルは同じく演奏したガーフィールドさん99回目の誕生日でもあったので、
何だか忘れられない日になってしまいましたよ

日本でこんなブログ記事を書くのは僕くらいかと思うので、
ここにいくつかレヒトマンさんの動画を紹介しておこうと思います。
ショート動画も紹介したいけどブログに貼れないみたい

グリンカ「悲愴トリオ」のソロ。御年94歳

同じく94歳のドニゼッティ「愛の妙薬」のソロ
こんなの見ると振幅の大きいビブラートって必要ないよなあ。

息とリードのバランスがバッチリ取れてて素晴らしい
僕もこれくらいの歳になってもまだファゴット吹いていたいなあ
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招待券プレゼント!

2023年08月25日 | コンサート
昨日我が家に届いた「サンデー下関 8月26日号」に、
9月10日の「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートvol.7」の
告知が掲載されました。
これ見ると毎回「本番近づいて来たな」って感じます。

今回も招待券をペアで5組10名様にプレゼント
例えYouTubeやCDと同じ曲でも、生演奏って全然別物に聞こえます。
リードの振動や楽器やホールの響き、演奏者の息づかいや会場の雰囲気など、
録音って如何にいろんな要素を拾ってないことか
これらが合わさってこそライブの醍醐味
白熱の生演奏を是非会場で聴いて下さい
クリックすると大きくなります。
ご応募お待ちしてます
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久々に先行リハ

2023年08月24日 | コンサート
フルートの石飛先生からお電話
「志村さんが来る前に3人で出来る曲やっときませんか?」
ベートーヴェンの「フルート、ファゴットとピアノのトリオ」は、
下関市内在住メンバーだけで出来るので、先にやっとくと良いよね
という訳で、ピアノの山根さんと3人で合わせてみる事になりました。

コロナでしばらく中断したので、前回のコンサートは2019年の9月。
このメンバーで合わせるのは久しぶりだなあ
前回のコンサート「下関チェンバーアンサンブル Vol.6 名曲♪室内楽コンサート」無事終了!

2~3回合わせると大体出来上がるのは皆さんさすが。
いろいろ気づいたのでさらっておきます

「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートvol.7」も、
だんだん近づいて来ましたよ。
クリックすると大きくなります。
チケットまだまだありまーすよろしく~。
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オペラ座のオーケストラ

2023年08月22日 | 日常
中学生の時、恩師の岩崎隆司先生が貸してくれたファゴットのLPレコード。
そのジャケットに使われていて「この絵かっこいい」と刷り込まれてしまったのが、
ドガの名作「オペラ座のオーケストラ」。

ドガの有名な「踊り子」の一連はニューヨーク近代美術館で見たけど、
これはフランスのオルセー美術館にあって、まだ見たことなくて。
僕がアメリカ暮らししてた間に何度か日本に来てたらしい。
ポストカードは持ってるんだけど、もっと大きい複製画が欲しいなあ
・・・と思ってネットで探して良さそうなのを見つけたのはもう随分前。

リサイタルだのなんだのに押されて、忘れたり思い出したりしてたけど、
「Shimonoseki Bassoon Days」が終わったところでまたその気になったので、
また忙しくなって忘れる前に注文

来た来た

おおっ

これこれ
キャンパス生地に印刷してラップを掛けた「ギャラリーラップ仕上げ」というらしい。
紙じゃなくキャンパスに印刷してあるからリアルな感じ。

このまま飾っても良いんだけど、
どうせならちゃんとした額に入れたくなる。
それにラップが光るからか、
細かいディティールが潰れてる?

やっぱり額に入れたいわー
というわけで、またまたネットで同じサイズの額縁を注文。

これなら良いんじゃない?
早速入れてみよう。

おーこの方が断然良い
壁に掛けよう。

部屋の雰囲気変わるなあ
僕のリード机から見上げるとこんな感じ。
いいねえ~気に入った

角度のせいで斜めに傾いてるように見えるけど、
正面から見るとちゃんと真っ直ぐ

ファゴットのレッスン室っぽくなった笑。
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中国大会へ

2023年08月17日 | レッスン
お盆が明けたら早速HN高&K中ファゴットパートのレッスンへ
ここは全員中国大会出場組なのでエンジンかかってるけど、
この時期は吹き方も少々荒れ気味

簡単に直るところは直すとして、
本格的な修正は中国大会後だなあ

でもそれぞれの成長も見えてうれしい。
やっばりこの時期はみんな伸びるね

楽しく吹いて、良い経験をしておいで

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「Shimonoseki Bassoon Days 2023」2日目も無事終了!!

2023年08月12日 | イベント
いよいよ2日目の「Shimonoseki Bassoon Days」。
今日の午前中のお題は、誰もが知りたい「リード調整法」

目の前で実演しながら解説して、各自で微調整に挑戦。
自分でやらないと覚えないし面白くないよね

調整する毎に楽器を吹いてリードの変化を確認。

今日は日頃のレッスンでは教えてない事をいろいろ話したなあ。
ニューヨークでたくさんたくさん習ったリードの事を、
こんなに突っ込んだところまで披露する機会はあまり無いんだよね
でもまだまだネタはあるんだけど

おいおい、そこは削るところじゃないよ

昨日に引き続き下関市内や山口県内のファゴットが集結

昨日リードを作ったFさんはヤスリ使いも一日の長

「Quick Guide to Bassoon Reed Tuning」の解説をしながら、
素晴らしい本と力説の図


そして午後のお題は「ファゴットアンサンブル」。
昨年末のBassoon Bashはコロナ爆発で開催出来なかったので、
アンサンブルをやるのはその前の年末ぶり

大人数でやるアンサンブルの響きは独特で良いなあ。
久しぶりにみんなでたっぷり堪能




初開催の「Shimonoseki Bassoon Days」でしたが、
一日毎にお題を掲げて行ったので、内容の理解が深かったんじゃないかと思います。
みんなもこれまで知らなかった奥深い世界があるのに気づいたようだし、
我ながら濃い二日間でした

来年もやる?


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