一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

The bassoon reed - my system - by Mordechai Rechtman

2019年11月17日 | 動画
YouTubeを漁っていたら、いい動画を発見。

Mordechai Rechtman氏は1946~1991年の45年間にわたり、
イスラエル・フィルの首席ファゴット奏者を務めた名手。
現在94歳ながら、未だ精力的に活動されていて、
指揮者、教育者、そして編曲者としても知られています。
僕も、彼の編曲した楽譜をいくつも持っています

僕がニューヨークで、初めてイスラエル・フィルを聴いた時には、
彼は既に退団した後でしたが、その後も時々アメリカを訪れていて、
僕の敬愛する恩師で元ニューヨーク・フィルのファゴット奏者、レナード・ヒンデル先生は、
「彼は素晴らしい音楽家。とても尊敬している。」と言ってました。
「アキヒコも機会があったら、レッスン受けてみたらいいよ。」と仰ってましたが、
なかなか彼とタイミングが合わず、結局会う機会を得られなかったのは未だに残念

アメリカでも特にニューヨークは、イスラエル系移民も多いので、人的交流も活発で、
彼もインディアナ大や、マルボロ、タングルウッド音楽祭で教えたりしたようです。

この動画、前半は彼のリードに対する考えや、
その調整法まで、良い事をいろいろ語ってくれますが、
彼が自分の本について語っているようなので、
「そんな本あるのか?」と、ネット検索してみたらなんと発見
ちょっとこれ知らなかったな。本の宣伝動画でもあるらしい。タイトルそのままだし(笑)。
すぐ手に入れよう

そして後半は彼の演奏と共に、演奏家としての歩みが出てきますが、
その錚々たる顔ぶれに、彼は戦後のイスラエル~アメリカ~ヨーロッパの、
オーケストラ文化を担った人だったんだなあと思います
日本はウィーンとベルリンばかりで、ここら辺の話はあまり語られませんが(笑)。

是非見て下さい。いい音してるんですよね

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