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一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲

2025年07月12日 | 動画
5月のリサイタル動画の最後は、
プーランク「ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲」

この三つの楽器の組み合わせは結構ありそうだけど、
意外とそう多くはなくて、
IDRS(国際ダブルリード協会)がいろんな作曲家に委嘱してるけど、
この曲を越える名曲は今のところまだ現れてないようです。
それだけこの曲の完成度が高いって事かな
自分もこれまでで一番多く演奏した室内楽曲の一つです。

岸さんと橋口先生のおかげで、いいコンサートになりました
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ボアモルティエ:オーボエとファゴットのためのソナタ

2025年07月09日 | 動画
5月のリサイタル動画が飛び飛びになってますが
オーボエ奏者の岸美由紀さんに加わってもらった、
ボアモルティエ「オーボエとファゴットのためのソナタ ホ短調作品37の2」です。

この曲は高音部はヴァイオリン、フルートまたはオーボエで、
低音部はチェロまたはファゴットで演奏出来るように書かれています。
これまでいろんな組み合わせで演奏しましたが、
オーボエと演奏するのが一番相性がいいかなと思います

いい曲なのでもっと演奏されるといいなあ
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ピアソラ:ル・グラン・タンゴ

2025年07月02日 | 動画
先日のリサイタル動画二つめは、
ピアソラの「ル・グラン・タンゴ」

コロナ禍のある日、YouTubeを漁っていたら、
外国のファゴット吹きの人達がこの曲を演奏しているのを発見。
あれ?ピアソラにファゴットの曲は無いよね?
調べてみるとこれはチェロの名手、ロストロポーヴィチの為に書かれた曲でした。
なるほどそれで弦楽器の動画はたくさんあるのか。
でもファゴットでの演奏動画数はちょっとしかない。
「へぇ~かっこいいな。やってみようかな
いや~結構大変でした

さらい始めると所々弦楽器ぽく演奏しないと様にならない箇所があり、
ボーイングを研究してそのニュアンスで吹いてみました。
伝わるかなあ?

これピアノも大変で、伴奏してくれた橋口奏子先生のおかげです
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ヴォルフ=フェラーリ:ファゴットのための小協奏組曲

2025年06月23日 | 動画
先月のリサイタル動画をYouTubeにアップしたのでご紹介。
1曲目はヴォルフ=フェラーリの「ファゴットのための小協奏組曲」。

恩師、岩崎隆司先生が貸して下さったLPレコードにこの曲が入っていて、
「いい曲やってみたいなあ」と思ったのはまだ中学生の頃。
その後、楽譜は手に入れていたものの人前で演奏する機会がなかなかなくて、
今回ようやく初お披露目

自分の頭の中ではオケ伴奏のイメージが強かったんだけど、
聴きに来て下さった皆さんからはピアノとよく調和していて、
とても気に入ったという声をたくさんいただきました

日本ではあまり生で聴ける機会は無い曲かも。
もっと演奏されるといいのにな
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Stanley Drucker - Mozart: Divertimento No. 2, K.439b, I. Allegro

2025年04月11日 | 動画
元ニューヨークフィルの首席クラリネット奏者だったスタンリー・ドラッカー氏。
'22年に惜しくも亡くなられましたが、
ニューヨークに住んでいた時は、
ニューヨークフィルの定期をよく聴きに行ったので、
彼の素晴らしい演奏をたくさん聴く機会にも恵まれました

最近YouTubeを漁っていたら、
彼の演奏を収めたCDボックスのプロモーションを見つけたんだけど、
なんと!僕の敬愛なる恩師の1人、
元ニューヨークフィルファゴット奏者のレナード・ヒンデル先生と、
モーツァルトのディベルティメントを録音してる
こんなのがあったとは
先生いい音
こういう音で吹きたいんだよな

このサムネの画像は、
ステージ上で首席ファゴットのジュディが席を外してる時に撮ってて、
良い具合にうまく2人が写ってる

先生の録音って少ないからこのCD欲しいんだけど5枚組
バラ売りはないのかー
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エルガーの「愛のあいさつ」

2025年02月13日 | 動画
昨年11月の「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」より、
コンサートの最後に演奏した、
エルガーの「愛のあいさつ」です。

こういう感じの編曲物って、
ファゴットは旋律部分だけは高い音域を吹かされ、
伴奏部分とのギャップが2オクターブくらいあって、
行ったり来たり大変だったりもするんですが、
この編曲は相手が中音域のクラリネットってこともあって、
音もあまり高くなく落ち着いた響きで良かったです
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グリンカの悲愴トリオ

2025年01月29日 | 動画
「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」より、
グリンカの「悲愴三重奏曲」です。

若きグリンカがイタリアで作曲したこの曲。
スコアには何やら彼の言葉が書いてあり、
どうやら失恋したらしい
その悲恋を曲に込めて「悲愴」としたようです。
クラリネット、ファゴット、ピアノの為の貴重なレパートリー

クラリネットパートをヴァイオリンに、
ファゴットパートをチェロに置き換えても演奏可能。
数年前の下関チェンバーのコンサートでは、
志村君のヴァイオリンで演奏しました。
楽器が変わるとムードが変わってまた面白い

ヴァイオリンでの演奏版「グリンカ:悲愴トリオ」
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サン=サーンスのファゴットソナタ

2025年01月21日 | 動画
いろいろあって紹介が中断してましたが

昨年11月の「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」より、
サン=サーンスの「ファゴットソナタ ト長調 作品168」です。
彼が晩年に書き上げた名曲。
御年86歳とは思えない快活さや繊細さを感じます

ジョイントリサイタル前半では、
サン=サーンスのクラリネットソナタとファゴットソナタを続けて演奏しました
一人の作曲家が書いた、違う楽器の為の曲を並べると、
共通の作風を感じられながらも、
それぞれの楽器のキャラがよく表現されていて、
御来場の皆さんにも好評でした

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ラヴェルのハバネラ形式による小品

2025年01月04日 | 動画
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

さて、昨年11月16日に下関市生涯学習プラザ風のホールで行った、
「松川久美子&近藤聡彦ジョイントリサイタル」より、
いつものように本番の動画をYouTubeにアップしたので、
紹介していこうと思います

先ず最初はラヴェルの「ハバネラ形式による小品」。
オリジナルは歌詞無しの歌曲だけどいろんな楽器用に編曲されていて、
YouTubeで検索するとオーケストラのあらゆる楽器の演奏動画が出てきます
ファゴットはビッグネームの作曲家が書いてくれたソロ曲があまりないので、
編曲物とはいえ貴重なレパートリーの一つです。

不思議な響きだけど、フランス物の色合いが魅力の曲
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いつか王子様が

2024年12月31日 | 動画
楽しかった昨日のバスーンバッシュの余韻にまだ浸ってますが、
昨日のショート動画をXとインスタにアップしときました。
どちらも同じ動画です。
スマホのスピーカーだと音が割れ気味なので、
イヤホンで聴くかまたはパソコンで聴くのが良さそう
興味のある方はお好みのSNSへどうぞ
X該当動画へ
インスタ該当動画へ

今年もいろいろありましたが、
あっという間に年末
いろんな曲を演奏する機会に恵まれ、
そして新しい出会いもたくさんあって、
皆さんに感謝感謝です

来年もなんだかまた忙しくなりそうな気配ですが
みなさんに楽しんでもらえるように頑張りますので、
またよろしくお願いします

さあ、今年最後はお気に入りのこの動画で。
こういうのもやってみたいなあ

良いお年をお迎え下さい
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ヴィヴァルディのファゴット協奏曲

2024年11月02日 | 動画
先月、防府弦楽合奏団の皆さんと一緒に演奏した、
ヴィヴァルディの「ファゴット協奏曲 イ短調 RV498」 です

ヴィヴァルディはファゴット協奏曲を37曲も書いていますが、
これらを生演奏で聴ける機会はなかなかなくて、
この曲も僕自身、昔から録音で聴き馴染んだ曲だったけど、
目の前でこの曲が鳴った初回リハはとても感激しました

毎回のリハがとても楽しく、いい経験でした
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カンビーニの協奏的三重奏曲

2024年10月28日 | 動画
先月の「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートVol.8」より、
カンビーニの「協奏的三重奏曲作品45第2番ト短調」です。

イタリアの作曲家、カンビーニはオペラや交響曲も書いていますが、
現在演奏されるのは主に室内楽の分野です。
僕も彼の木管五重奏曲をやった事がありますがトリオは初めて演奏しました

本来はフルート、オーボエ、ファゴットの為に書かれた曲ですが、
今回はオーボエパートをヴァイオリンで演奏しています

フルート:石飛祥一 ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦
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ドビュッシーのピアノ三重奏曲

2024年10月25日 | 動画
先月の「下関チェンバーアンサンブル 室内楽コンサートVol.8」から、
動画をYouTubeにアップしたのでご紹介。
ドビュッシーのピアノ三重奏曲ト長調です

楽譜が行方不明で長らく幻の曲だったけど、
1982年に発見されてから知られるようになった名曲
今回も例によってチェロパートをファゴットで演奏しました。
全4楽章で20分くらいあり、吹きっぱなしなので結構大変でしたが、
なんとか頑張りましたよ
ヴァイオリン:志村寿一 ファゴット:近藤聡彦 ピアノ:山根陽一

これを書いた時のドビュッシーはなんと18歳
彼の後の印象派スタイルとは違って、まだロマン派の香りが濃厚。
いい曲なのでとてもやり甲斐がありました
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「見上げてごらん夜の星を」

2024年08月14日 | 動画
いろいろ忙しくて紹介し損なっていましたが、
今年のリサイタル動画の最後です。
アンコールで演奏した坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」

こういう曲をアンコールにすると、
「アンコールが一番良かった」と大体言われますが笑、
ここまで知らない曲ばかりだったと思うので、
最後まで聴いて頂いてありがとうございました

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Williams Conducts Olympic Fanfare and Theme

2024年07月29日 | 動画
パリオリンピックが始まりましたね。
シカゴ交響楽団がアメリカ選手団の健闘を祈って、
ジョン・ウィリアムスの「オリンピックファンファーレとテーマ」を、
YouTube公式アカウントにアップ。
指揮はジョン・ウィリアムス本人
昨年3月の演奏です

アメリカのオケはこういうかっこいい曲得意だよね
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