シロクマックスのアラフォー、ぼちぼちアメリカ生活

アメリカ生活のあれこれをつれずれに書いてます。
移住して8年、ぼちぼちやってます。

New Zealand ready to run sale 2011のカタログから

2011-09-25 | アメリカ生活のあれこれ

今日シドニーは雨。なんにもすることがないから久しぶりに遊んだ。

なにをして遊んだかというと、近いうちに行われる馬のセールカタログをウェブで

閲覧して、気になった馬のバックグラウンドを調べるというもの。

これ、やり始めると止まらなくて、4,5時間はあっという間にすぎてしまいますね。

去年レキシントンに住んでいた頃、一緒にハウスシェアをしていたK先輩が

5時に仕事終わって帰ってきて、夜の12時まで

ずっっっっっっっとパソコンでセール上場馬の仕分けとか、馬の調べものしてて、

最初は「この人完全に頭おかしい」と思ったんですけど、

気が付けば僕も似たような状態に・・・・・いや、そうなりますよ、マジで馬を買おう、

売ろうとすればね。趣味で閲覧するのとはやっぱりわけが違ってくる。


自分、超マジです。(´Д`)

 

で、11月15,16日にニュージーランドで2yo ready to run saleというのが

あります。これはすでに調教がついている2歳馬のセールで、

買ったらすぐに競馬に使えるというのがメリットです。そのセールに

我が友KENJI君が働いているCurraghmore studからも上場馬が

いるんですね。カラモアは騎乗育成はしてないから、どっかの育成上に

あずけて仕上げての上場のようです。

んで、一頭気になる馬が。

Lot 169 Jarada colt 2009 by Excellent Art

という馬なんですけど、これ、お母さんのジャラダのお父さんは

Redouted's Choice (AUS)という種馬だから

オーストラリアからの輸入馬だろうと。っつーことはどっかの1歳セールでNZのバイヤ

ーに買われて渡新したかな?と思いセールスヒストリーを調べてみると・・・・・

いたいた、2011 Sydney classic yearling saleにてKANANGARAという

セラーからCOLM SANTRY BLOODSTOCKというバイヤーに$30.000で売られ

ている。

もしかしたらこのコルムサントリー・ブラッドストックがカラモアのクライアントなのかも。

あるいはもう一枚くらいどっかの誰かが間に入っているかも・・・・・

とにかく、父のエクセレントアートの種付け料が$27500の時の仔馬が3万ドルなわけ

だ。エクセレントアートの初年度産駒の平均が2万ドルくらいだから、悪くない値段だっ

たと思う。その仔馬を今度はニュージーランドに5000ドルはたいて持っていき、

(AUSとNZ両国の間の馬の渡航には動物検疫がありません)

調教をつけて2歳で売ろうというわけなんでしょうけど、さて、いったいなんぼで

売却すれば黒字になるの?

一日あたりの預託料とか、ノミネーションがいくらなのかとか、

蹄鉄一本はかせていくらなのかとか、内視鏡検査、xー線写真もろもろ費用がNZでは

いくらくらいかかるのか、わかんないんで予想の仕様がないんですけど、

NZドルとAUSドルの為替もあるしね・・・・でも多分6万NZドルはつくらないと

赤なんじゃないかな・・・・・5万NZドルでは多分オペレーション失敗だと思う。

去年のこのセールのトッププライスはFusaichi Pegasusの牡で$340.000

です。トップで34万ドル・・・・そんなに馬鹿でかいマーケットじゃないよね。

馬がよければそれは値段も上がるんでしょうけど、KENJI君、この馬の

見栄えはどーなのよ?歩きは?俺は6万~7万で売れたらハッピーなんじゃないかと

思ってんだけど・・・・エクセレントアートの仔馬の形、好きなんだよね。

エクセレントアートは今年ヨーロッパで初年度産駒が走り出しており、

いきなり重賞勝ち馬も排出しており、大いに気を吐いている種馬です。

評価も半年前と今とではずいぶん違うと思うんで、いったいいくらくらいで

取引されるのかが気になりました。

 

 

 

余談ですが・・・・

お母さんのジャラダは現役時代AUSで2歳時に2勝してCoolmore AUS

で繁殖牝馬になり、初年度の配合相手がこれまたAUSに初めてシャトルできていた

エクセレントアートだった模様。交配後、2009年のInglis Yeaster Saleにて

クールモアAUSから売りに出され、A& K Chrysiliouというバイヤーに$26000で

買われている。お腹の中の種馬の価格が27500ドルの繁殖牝馬を2万6千ドルで購

入して、初仔を3万で売ったんだから、買ったヤツにしてみれば、まあまあな結果だと

おもう。ジャラダには今年Magic Albertという種馬の一歳になる仔馬がおり、

出産真近のお腹の中の仔もMagic Albert。マジックアルバートの今年の種付け料は

16500ドル。これ、フォールシェアなり、ある程度のディスカウント価格での種付け

だとしたらかなりの格率で今後黒字にもっていけるはず。もちろん仔馬がある程度

見れる体つき脚つきで、メディカルチェックをパスできればというのが前提ですけど。

初仔のエクセレントアートのお兄ちゃんが走れば走るほど価格は今後あがる。

(兄弟そろって走らないとそりゃ下がる)

でも・・・いいなあ、ジャンダのオーナー。いい買い物してる。

クーナックもこんな感じでしっかり仔馬生んでくれて、しっかり売れれば

いいんだけど。

クーナックママの出産予定まで後2週間ほどです。


オーストラリア紫外線事情

2011-09-22 | アメリカ生活のあれこれ

今日は天気よかったな。紫外線を気にして長袖で外出するも、暑くて脱ぎたかったです。

でも脱がないです。オーストラリアの紫外線の量はハンパないので、洒落じゃなく

皮膚がんになります。かなり前の情報ですけど、夏場(12月、1月)のオーストラリアの

紫外線の量は夏の時期の日本の約8倍とか。こっちの女の人はだいたい肩から

二の腕にかけてはシミだらけですしね。それをかくしてもしゃーないから、

シミだらけなんて気にせずに袖のない服を着てます。オーストラリア人は

一生涯で平均3、4回ほど皮膚がんの除去手術を受けるそうです。

以前同僚が明日から四日休むから、というような事を言うのでなんでと

返すと、「ちょっとスキン・キャンサーのオペレーション受けてくるわ」、みたいな感じで。

軽いノリでちょいちょいっと悪性になった箇所を切り取っちゃいます。入院も一日くらいで。

 

僕が住んでいるGai Waterhouse Stable [BOUNDING AWAY LODGE]

の正面ゲート。

初春でこの陽気だから、そりゃ夏は暑いやね。

ここでは13頭の競走馬が暮らしています。仔馬が多いです。

こんなのが・・・・・無邪気でかわいい年頃ですね。


KIMURASUN ~木村さんという名の馬~

2011-09-21 | アメリカ生活のあれこれ

KIMURASUNです・・・・・・

 

 

木村さんです、真面目に。

下のカードをご覧あれ。


お母さんがCircles Of Goldということは、名馬ELVSTROEM( by Danehill)と

HARADASUN(by Fusaichi Pegusus)の弟ということになります。

とくに原田さんのfull brotherということですな・・・・・

HARADASUNの場合は、このブログで以前ちっと触れたことがあるように

もとチャンピンボクサーの「ファイチング・原田」から名前を拝借しているわけで・・・・

それならかっこいい名前のですけど、KIMURASUNは・・・・・・

いったいどこの木村さんですか?ってことに・・・・・SMAP?

これはちょっと残念な名前ですね・・・・・残念を通り越して無念というか・・・・

しかもこの血統、けして早熟な血ではないので、2歳戦に比重をおくゲイ厩舎には

完全に不向きな血統。ちょっと来る場所間違えたなベイビー。

じっくり時間をかけて調教してくれる調教師のところに行くべきだったと思うよ。

しかも父のフサイチPが芝の短距離は完全に不向きだし・・・・・もう少し長い距離が

いいでしょうね。日本でも「インバルコ」とか「フサイチセブン」とか

1700mから2400mくらいで活躍してるし。去年のアメリカのブリダーズカップ・ターフ

(2400m)で惜しくも2着だったChamp Pegasusもステイヤーだしね・・・・・

ゲイ厩舎の一番得意な距離は1000mやぞ!!

がんばれ木村君。

「ボンボンですけど、なにか?」


Gai's stable afternoon work

2011-09-19 | アメリカ生活のあれこれ

ヤギ助だっちゃ。

ゲイ厩舎の日常を紹介するっちゃ。

(ゲイ厩舎は厩舎にヤギを飼ってます。)

 

ゲイ厩舎のメインステーブルだっちゃ。16 bowral streetが住所だっちゃ。

住宅地のど真ん中にあるっちゃ。左となりは幼稚園だっちゃ。

日本じゃありえない環境にあるっちゃね~。

両手に馬を引いてるのはジェイソンだっちゃね。全身イレズミだらけのいかれ

サーファーだっちゃ。

 

競馬場の敷地に入るにはDoncaster Avenueを渡る必要があるっちゃ。

ドンカスターアヴェニューはけっこう交通量の多い道路だっちゃよ。

でも大丈夫。毎日道路番に一人ついて、馬が道路を渡るたびに車止めをするっちゃ。

大都会シドニーのど真ん中で昼下がりに公共の道路を馬に跨って歩くのは

気持ちいいですよ。(だっちゃ)

 

こっちはデイヴじゃの。彼の担当馬から察するに左手にもっとるのは

More Joyousかの~。

 

 

去年のCaufield cup G1(総賞金 3million dollars)の勝ち馬Descaradoを

紹介するっちゃよ。

 

いい歳してまだまだヤンチャな馬っちゃ・・。困ったヤツっちゃね・・・・。

ちょっと今季は調整の遅れが気になるっちゃ。でも今週(9月24日)に

レースに復帰する予定っちゃね。

シロクマックスはこの前こやつに跨ったらしいけど、別にどーっていうわけじゃなかった

とかぬかしとったの。G1級の馬が必ずしも特別な雰囲気をもっとるわけでは

ないのかもしれないっちゃ。とりあえずこいつは可愛くないの。




Gai's people

2011-09-07 | アメリカ生活のあれこれ

 

つるりんとゲイ・ウォーターハウス厩舎のスタッフを紹介しようかと思います。

人数が多いので、何回かにわけて、写真が取れ次第という形で・・・・

ぽっこりお腹のJoshua君。通称「ジョシュ」です。

まだ二十歳くらいなのに、けっこうメタボなkiwiの青年です。

Kiwiはニュージーランド人の愛称です。ジョシュはTML

(Tempest Morn Logde)所属です。

でもこの写真、気になるのはジョシュよりもヤツの着ているシャツでしょ(#^.^#)

「KYOTO TIGERS 受賞者 88」

って意味わからんにもほどがある(;´Д`)

AUSやNZでは訳のわからんパチもののプリントシャツを着ている

非漢字圏の人達に遭遇する機会が多々ありますが、これは過去最悪の

パチモノ。どこで買ったのか?逆に日本の友達に洒落でプレゼントしたいくらい。

 

Edi君。Irish。アイルランド人です。かなりでかいけど、これでも乗り役です。

らラグビーの方がしっくりくるくらいのガタイです。

Desert War Logde所属。

後ろの2歳馬は赤外線治療を受けている最中。ちょっと背中痛いとか、

雨でずぶ濡れになった馬具を乾かしたり(用途が違うけど乾く!!)

毎日なんかしらで使っているマシンです。

金あるんだよね、ゲイ厩舎。馬専用のトレッドミルもあるしさ。