接戦制し、名古屋が初優勝。
ブラボーナは9位。
全日程を終えた2007年のJ1は、総合成績が決まった。
名古屋は初優勝。昇格初年度のFCブラボーナ広島は9位で終えた。
<優 勝> 名古屋グランパスエイト
<MVP> 小野伸二 浦 和
<得点王> ウェズレイ 広 島
<ベストイレブン>
GK 曽ヶ端準 鹿 島
DF 秋田豊 名古屋
中沢佑二 横浜M
岩瀬龍彦 B広島
ファビオサントス 鹿 島
MF 小野伸二 浦 和
福西崇史 磐 田
マグロン 横浜M
草野喪一 B広島
FW ウェズレイ S広島
大柴克友 仙 台
<最終順位>
1.名古屋 57 10.清 水 48
2.F東京 54 11.浦 和 46
3.川崎F 53 12.磐 田 45
4.鹿 島 53 13.福 岡 44
5.千 葉 52 14.S広島 39
6.横浜M 51 15.C大阪 38
7.G大阪 50 16.仙 台 38(大分との入れ替え戦に勝利し残留)
8.大 宮 49 17.新 潟 37(降格)
9.B広島 48 18.神 戸 32(降格)
【J1得点ランキング】
1.ウェズレイ 広 島 16
1.大柴克友 仙 台 16
3.吉原宏太 大 宮 15
3.マルキーニョス 清 水 15
5.アレックスミネイロ 鹿 島 13
5.ワシントン 浦 和 13
5.ルーカス F東京 13
5.飯尾一慶 福 岡 13
10.小野伸二 浦 和 12
10.釘崎康臣 福 岡 12
【J1アシストランキング】
1.小野伸二 浦 和 8
2.草野喪一 B広島 7
3.田中達也 浦 和 6
4.小林大悟 大 宮 5
4.田中隼磨 横浜M 5
(4位ほか6人・・・)
【ブラボーナ広島成績】
11勝15分8敗 勝ち点48
△●△△○△●○●○△△△●○○△
△△○△○○△○△●△○●○●△●
32得点(リーグ15位)26失点(リーグ1位)
<チーム最多得点> バラマン 10得点
<最多 アシスト> 草野惣一 7
<チーム最高評点> 岩瀬龍彦 6.5
<総評>
ブラボーナは序盤こそ開幕から4試合勝ち星なしと躓くが、徐々にチームが機能していき、中盤にから一気に4位まで順位を上げる(第15節から26節まで12試合負けなし)も、終盤に失速し、結局折り返しから1つ順位を上げただけの9位に終わった。
チームの明確な課題は、得点力に尽きる。シーズン前にクロアチア代表のバラマン(29)を獲得し、期待の大卒ルーキー水口(23)との2トップでJ1初参戦に向けて大幅な得点力アップがなされたように思われたが、結果はリーグ15位のシーズン32得点(1試合平均0.94点)と散々だった。バラマンは前線で随所にそのテクニックを発揮したが、爆発的な得点力を見せ付けるには至らず、水口に至ってはシーズン中盤からスタメンの座を榎本に奪われ、ベンチを暖めるに終始した。控えFWの五十嵐(25)、赤石(24)、啓田(19)もパッとせず、バラマン(10得点)、榎本(6得点)、水口(6得点)以外は無得点だった。
対照的に、守備においては失点数リーグ1位と絶対的な強さを発揮した。今シーズンから加入したブラジル代表DFアレックス(25)と関本(27)のCBコンビを中心に、サイドでも右SBの岩瀬(20)、左SBの斉藤智(18)が豊富な運動量を武器に幾度と無く相手のチャンスの目を摘んだ。特にアレックスの空中戦の強さは別格であり、前線に於いても脅威となった。控えのCB荻野(22)も著しい成長を見せ、最終ラインの安定に一役買った。
戦術的に激しいプレスによるディフェンスが求められた中盤では、磐田から加入した中村稟(20)が重宝され、今年のチーム最大の発見となった。スピードを生かした突破からの正確なクロスで、幾度と無くチャンスを演出した。代表で欠場する事の多かった草野(16)の代わりに先発することが殆どだったが、その穴を補って余りある活躍ぶりだった。
今季はブラボーナの強さと弱さがはっきりしたシーズンだった。また、引き分けが目立ったことも含め、苦しい場面での勝負強さや決定的な1点が奪える強さが求められるだろう。来年のブラボーナが上位に食い込めるかどうかは、これからの補強、チームの強化次第である。
ブラボーナは9位。
全日程を終えた2007年のJ1は、総合成績が決まった。
名古屋は初優勝。昇格初年度のFCブラボーナ広島は9位で終えた。
<優 勝> 名古屋グランパスエイト
<MVP> 小野伸二 浦 和
<得点王> ウェズレイ 広 島
<ベストイレブン>
GK 曽ヶ端準 鹿 島
DF 秋田豊 名古屋
中沢佑二 横浜M
岩瀬龍彦 B広島
ファビオサントス 鹿 島
MF 小野伸二 浦 和
福西崇史 磐 田
マグロン 横浜M
草野喪一 B広島
FW ウェズレイ S広島
大柴克友 仙 台
<最終順位>
1.名古屋 57 10.清 水 48
2.F東京 54 11.浦 和 46
3.川崎F 53 12.磐 田 45
4.鹿 島 53 13.福 岡 44
5.千 葉 52 14.S広島 39
6.横浜M 51 15.C大阪 38
7.G大阪 50 16.仙 台 38(大分との入れ替え戦に勝利し残留)
8.大 宮 49 17.新 潟 37(降格)
9.B広島 48 18.神 戸 32(降格)
【J1得点ランキング】
1.ウェズレイ 広 島 16
1.大柴克友 仙 台 16
3.吉原宏太 大 宮 15
3.マルキーニョス 清 水 15
5.アレックスミネイロ 鹿 島 13
5.ワシントン 浦 和 13
5.ルーカス F東京 13
5.飯尾一慶 福 岡 13
10.小野伸二 浦 和 12
10.釘崎康臣 福 岡 12
【J1アシストランキング】
1.小野伸二 浦 和 8
2.草野喪一 B広島 7
3.田中達也 浦 和 6
4.小林大悟 大 宮 5
4.田中隼磨 横浜M 5
(4位ほか6人・・・)
【ブラボーナ広島成績】
11勝15分8敗 勝ち点48
△●△△○△●○●○△△△●○○△
△△○△○○△○△●△○●○●△●
32得点(リーグ15位)26失点(リーグ1位)
<チーム最多得点> バラマン 10得点
<最多 アシスト> 草野惣一 7
<チーム最高評点> 岩瀬龍彦 6.5
<総評>
ブラボーナは序盤こそ開幕から4試合勝ち星なしと躓くが、徐々にチームが機能していき、中盤にから一気に4位まで順位を上げる(第15節から26節まで12試合負けなし)も、終盤に失速し、結局折り返しから1つ順位を上げただけの9位に終わった。
チームの明確な課題は、得点力に尽きる。シーズン前にクロアチア代表のバラマン(29)を獲得し、期待の大卒ルーキー水口(23)との2トップでJ1初参戦に向けて大幅な得点力アップがなされたように思われたが、結果はリーグ15位のシーズン32得点(1試合平均0.94点)と散々だった。バラマンは前線で随所にそのテクニックを発揮したが、爆発的な得点力を見せ付けるには至らず、水口に至ってはシーズン中盤からスタメンの座を榎本に奪われ、ベンチを暖めるに終始した。控えFWの五十嵐(25)、赤石(24)、啓田(19)もパッとせず、バラマン(10得点)、榎本(6得点)、水口(6得点)以外は無得点だった。
対照的に、守備においては失点数リーグ1位と絶対的な強さを発揮した。今シーズンから加入したブラジル代表DFアレックス(25)と関本(27)のCBコンビを中心に、サイドでも右SBの岩瀬(20)、左SBの斉藤智(18)が豊富な運動量を武器に幾度と無く相手のチャンスの目を摘んだ。特にアレックスの空中戦の強さは別格であり、前線に於いても脅威となった。控えのCB荻野(22)も著しい成長を見せ、最終ラインの安定に一役買った。
戦術的に激しいプレスによるディフェンスが求められた中盤では、磐田から加入した中村稟(20)が重宝され、今年のチーム最大の発見となった。スピードを生かした突破からの正確なクロスで、幾度と無くチャンスを演出した。代表で欠場する事の多かった草野(16)の代わりに先発することが殆どだったが、その穴を補って余りある活躍ぶりだった。
今季はブラボーナの強さと弱さがはっきりしたシーズンだった。また、引き分けが目立ったことも含め、苦しい場面での勝負強さや決定的な1点が奪える強さが求められるだろう。来年のブラボーナが上位に食い込めるかどうかは、これからの補強、チームの強化次第である。