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世界遺産の起源 ヌビア遺跡群

2012年09月12日 | メモ・覚え書き
 
ナセル湖のほとりに屹立する アブ・シンベル神殿



エジプトといえばエジプト北部のギザにある
ピラミッドとスフィンクスがあまりにも有名
幼少のころ、行ってみたい観光地 No.1だった

しかし古代エジプト文明の遺跡はそれだけじゃない
エジプト南部のナイル川流域にある
ヌビア遺跡群はその規模と数に圧倒される


イシス神殿


カルナック神殿




ルクソール神殿


エドフ神殿


デンデラ


ハトシェプスト女王葬祭殿


メムノンの巨像

これでもかと遺跡を堪能できるのだが
数ある中でも最南端に位置する
アブ・シンベル神殿は必見らしい
時の国王ラムセス2世が造らせた神殿である



近代になって、いろいろなエピソードがあり
20世紀初めに発見された当時は
そのほとんどが砂に埋もれていたとか
'60年代にはダム建設が計画され、
水没の危機にさらされたとか
その際、ユネスコが世界中に歴史的価値を訴え、
4年の歳月をかけて65m上に移築したとか

『世界遺産』という言葉はそのときに生まれ、
その後、数々の世界遺産が認定されていくが
起源はこの神殿だったのだ


4体のラムセス2世の巨像が鎮座する入り口
左から右へ自身の年輪を表現しているそう


内部は神々の像が両脇をかため、


最奥にはまたも4体の像があり、
右から2番目がラムセス2世で、
ほかは「世界」を司る神々

そして春分と秋分の年2回だけ、
入り口から朝日が射しこみ、右3体を照らしだす
1番左は「闇の神」だから照らされない設計なのだという
このからくりを最初に発見した人は大興奮だったろう

尚、今でもこの現象を再現するよう移築がなされている


隣にはアブ・シンベル小神殿があり、
こちらは王妃と女神に捧げられたものだそう

アクセスとしては
エジプトの大観光都市につきルートは様々なため割愛



とにかくもうラムセス2世が
如何に強大な権力者だったかを誇示するには
十分すぎる建築物だろう
その偉業は賞賛されるべきもので、
同時に「古代のロマン」に想いを馳せる
ちっぽけな「未来人」を誕生させている。


興味がある方は↓こちらも視聴して想いを馳せるべし 13:16





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