【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =024=

2019-08-14 06:08:35 | 浪漫紀行・漫遊之譜

≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= 関心が高まっているのが昆虫食 =

- 養殖しやすく環境にやさしいタンパク源だ -

ここに一つの未来図がある

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

◇◆ アメリカの昆虫料理本の著者がすすめる絶品レシピ3 =1/3=  ◆◇

    昆虫を食べる国は、世界の国々の8割に上る。またその人口は、FAO(国連食糧農業機関)の推定によると19億人を数える。

 昆虫は食品として、とても優良だ。タンパク質含有率が赤身の牛挽肉に匹敵するほど豊富で、ビタミン、ミネラルもたっぷり含んでいる。甲虫だけで35万種以上と種類も多いし、養殖するにしても、牛や豚の飼育に比べて場所もとらず、環境にずっと優しい。

 なのに、なぜ昆虫を食べないのだろう?

 イギリスのビンセント・M・ホールトが著書『Why Not Eat Insects? (邦題:昆虫食はいかが?)』のなかで、こう問いかけたのは100年以上も前のこと。彼は当時、アイルランドをたびたび襲った不作とそれに続く食料不足を目の当たりにして、黙っていることができなかったのだろう。「牛や鶏、豚、魚を食べるのをやめて、かわりに甲虫や蜂、芋虫を食べればよい。腹はいっぱいになるし栄養も十分」と説いた。

献立に昆虫メニューを加えよう

 今、ホールトの主張にふたたび光が当たっている。気候変動や人口増加の影響で、食料に対する不安が現実になりつつあるなか、昆虫食への関心が急激に高まっているのだ。

 私の著書『The Eat-a-Bug Cookbook(昆虫料理)』(Ten Speed Press)を含め昆虫食に関する書籍が立て続けに出版されたほか、昆虫食材や昆虫食のケータリングを行う店も登場している(たとえばWorld Entomophagy、Don Bugito、Chapulなど)。ニューヨークやロサンゼルスといった大都市のレストランでも、コオロギやバッタがメニューに取り入れられている。

 では、どうして昆虫は常食にならないのか?

 原因は、昆虫という生き物に対して私たちが抱く嫌悪感にあるのかもしれない。たいていの人は昆虫のことを、グロテスクで、病気を媒介したり、農作物を台無しにしたりする厄介者と思っている。しかし、その抵抗感を解消して昆虫食を売り込むのがホールトや私の役目だろう。自分の食事が地球におよぼす影響をなるべく減らしたいと思うなら、今こそ昆虫料理を献立に加えてみてはいかがだろうか。

以下、『The Eat-a-Bug Cookbook(昆虫料理)』の著書があるアメリカ人作家が、三つのおすすめ昆虫料理を紹介する。

◇◆ 【昆虫食】バッタを捕まえて食べよう!  ◆◇

・・・・・・https://youtu.be/OmpBa-24gto ・・・・・

//////参考資料/////// 

■□ 参考資料:昆虫食/ Insect eating (1/4) □■

昆虫食(Entomophagy, Insect eating)とは、ハチの幼虫、イナゴなど、昆虫を食べることである。食材としては幼虫や蛹(さなぎ)が比較的多く用いられるが、成虫や卵も対象とされる。アジア29国、南北アメリカ23国で食べられ、アフリカの36国では少なくとも527の昆虫が食べられており、世界で食用にされる昆虫の種類を細かく集計すると1,400種にものぼるといわれる。

野生動物においては、アリクイ、センザンコウなど、昆虫食が専門の動物のみならず、キツネ、タヌキ、霊長類などの雑食性の動物においても昆虫は常に食べられている。

昆虫食は世界各地で行われており、中国の『天官冢宰』で「蚳醢」と呼ばれたシロアリの卵の塩辛で客をもてなしたとあり、ヨーロッパにおいても古代ギリシャ」や古代ローマでセミなどを食べたという記録が残っている。アフリカ諸国、南米のアマゾン、メキシコ、メラネシアなどの熱帯、亜熱帯地域などの多くの地域で常食されている。

アフリカ北部などでは、しばしばサバクトビバッタが大発生により農作物を食い尽くされる蝗害が発生するが、こういう場合には、農作物の代わりにサバクトビバッタを緊急食料として食べ、飢饉の軽減が行われる。また、アジアにおいてもラオス、ベトナム、タイ、中国でタガメを食べたり、中国、東南アジアなどでセミを食べたりするように、一部の民族、または民族集団の一部が食べる例がある。

日本においても同様で、現代日本人の多くは日常的には昆虫食をしていないが、群馬、長野、岐阜、宮崎等の一部地域において、地方の食文化として現存しており、また、土産物などとしても売られている。2008年現在、はちの子、イナゴの缶詰はともに1トン弱、カイコのサナギ300キロ、まゆこ(カイコのガ)100キロ、ザザムシ300キロが加工、製造されているという記録がある。

現代社会では、一部地域、民族を除いて共通的、日常的には昆虫は食べられていないが、これは人口の大部分が昆虫から充分な栄養分をまかなえるだけの供給機構が構築されていないことと、他の食材が豊富となったためと考えられる。現代の日本の生活様式においては一般的においしくない、気持ち悪いなどの心理的嫌悪が強い。

また、日常的な昆虫食が貧困の象徴や時代遅れの習慣と考えられていたり、特定の宗教・宗派によっては特定の種類の昆虫がタブーとされている場合もある。イスラム教では、アリやハチを食べることは禁じられているが、バッタを食べることは明確に許可されており、ハディースにも預言者ムハンマドがバッタを食べ、遠征を行ったことが記されている。

近年では地域固有の食文化として積極的に見直されている例もある。中国では、昔の質素な食事を再現した都市部のレストランで昆虫がメニューに載っていることがよくある。雲南省では、訪れた観光客が昆虫食を食べてみる姿をよく目にする。タイの都市部では、調理済みの昆虫を屋台やレストランで観光客や都市部の住民に売っている光景がしばしば見られる。

EUでは2011年に新規輸入と区別するため在来の食用昆虫の種類を調べている。 また、昆虫を食用家畜として捉えた場合、少ない飼料で生育可能なこと等から資源が限られる宇宙などでも得られる動物性食物として優れており、将来人類が長期の宇宙ステーション滞在や火星などへ移住する際の食糧としての研究もされている。FAOはタンパク源として世界的な人口増加による食糧難対策の一端を担う食文化として評価している。

 ・・・・・・つづく

 

_ 【昆虫食】セミを捕まえて食べよう! _

・・・・・・ https://youtu.be/s-NkNFG8_KI  ・・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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