【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

果てなき宇宙への夢は_学究達=298/高橋有希(07/19)

2022-03-05 05:35:30 | 浪漫紀行・漫遊之譜
 
ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年03月05日<ⰧⰊⰧ

☆★ 3・5の語呂合わせで巫女の日。 &so、ミスコンの日。これも語呂合わせと思いきや、本当に日本初のミスコンテストが開かれた日だったりする(1908年)。☆★ 日本初のスッチー採用試験結果が発表された(1931年)ことから、スチュワーデスの日でもある。フェミニストから苦情が出そうな一日。 &so、偉大なる指導者同志ヨシフ・スターリンが死去、恐怖政治がこれで終わると喜んだソ連人民が号泣(1953年)。いや スターリン暴落発生で号泣したのだ。☆★ 横田空域関係なく飛べる戦勝国特権で富士山を低空から見物しようとしたBOAC機が空中分解して、乗員乗客全員が犠牲となる(1966年=英国海外航空機空中分解事故)。なお伊丹→羽田で同様に最短距離を飛ぶともっと低くなり富士山や箱根山に衝突する。

本日記載附録(ブログ)

2012年5月、国際宇宙ステーションに補給物資を届けた宇宙船。開発したのは宇宙ベンチャー企業、SPACE_X社

物資だけでなく、将来的には宇宙飛行士を運ぶ計画もあるという。このSPACE_X社で働いていた日本人エンジニアがいた

【この企画はWebナショジオ_【研究室】_「研究室」に行ってみた】を基調に編纂(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

高橋有希(07) /  第3回 ビッグバンはどうやって始まったのかを探しに =2/3=◆◇

 宇宙が晴れ上がった時、人間にとっての可視光線が優勢だったというのは、すごく不思議なのだが、「そのときの温度が、大体数千度くらいで、たまたま太陽の表面の温度と同じくらいだからです」とのこと。

 とにかく宇宙の晴れ上がりの瞬間に飛び交ったのは可視光線の範囲のものが多く、それが1000倍に引き延ばされた今、光の波長も引き延ばされてちょうどミリ波、つまり波長数ミリの光(電磁波)として、宇宙空間に満ち満ちているのだという。まさに、宇宙背景輻射、である。

 では、高橋さんの南極点の望遠鏡は、ビッグバン直後にあったとされる急膨張「インフレーション」の直接証拠を得るために、何をどのように見つけようとしたのか。

「宇宙背景輻射(ミリ波)のBモード偏光を捉えようとしていました」と高橋さん。

 Bモード、そして偏光、とまたなにやら難しげなキーワードが出てきた。

 偏光については、気象観測で使われるMPレーダーの説明で、電磁波(光)には、垂直偏波、水平偏波というものがあって、それぞれ別に測定することで雨粒の大きさが分かったりする事例を紹介した。ここでも、偏光というのはだいたい同じと言える。

 ただ、くせ者は「Bモード」。ぼくははじめて知ったのだが、偏光のパターンにEモードとBモードの2種類があるのだという。電磁波の電場と磁場に対応するもので、Eは電場、Bは磁場を意味する。Bモードは、重力波など特殊な起源がないと発生しないもの、といったくらいの理解で留めておく。

「もし、本当にインフレーションがかつて起こったのだとしたら、宇宙が急膨張する際に、重力波が放たれていたはずなんです。原始重力波と呼ばれます。とすると、宇宙の背景輻射の中にBモード偏光が残っているはず。それが観測できたら、インフレーションによる重力波の影響だということになって、インフレーション理論の直接証拠になると考えられているんです」

 このあたりを深く追究していくと今回の主題からはだんだん遠くなってしまう。現在も観測や理論構築が続いている宇宙論の最前線の議論になるので、ここでは「そのようなものなのだ」と納得して先に進む。興味ある方は、ぜひご自分で調べてみて欲しい。

 なにはともあれ、そういうことで、高橋さんたちの望遠鏡BICEPは、「宇宙背景輻射(ミリ波)のBモード偏光」を観測するように設計されている。目で見てはっきりと分かる透明な光学レンズではなく、ミリ波専用に設計されたものだ。宇宙から来たミリ波を捉えて鏡胴内に導くのだが、その入り口の部分は人間の目には(つまり可視光としては)白い。しかし、ミリ波に対してはほとんど素通し、つまり「透明」なのだそうだ。そして、鏡胴内の検出器にミリ波を導く。

・・・・・・明日に続く・・・

■□参考資料: ビッグバン理論 (Big bang theory) =2/3= □■

宇宙の大きさが大きくなるにつれて、温度は下がり続けた。ある温度に達したところでバリオン数生成と呼ばれる未知の相転移が起こり、クォークとグルーオンが結合して陽子中性子といったバリオンが作られた。さらに温度が下がると、さらなる対称性の破れをもたらす相転移が起こり、これによって、この宇宙に存在する基本的な素粒子とが現在のような形になった。この後、ビッグバン元素合成と呼ばれる過程によって、陽子中性子とが結合してこの宇宙に存在する重水素ヘリウム原子核が作られた。宇宙が冷えるにつれて、物質の相対性理論的速度での運動は次第に収まり、物質の静止質量エネルギー密度の方が放射電磁波)のエネルギー密度よりも重力的に優勢になった。およそ30万年後には電子と原子核とが結合して原子(そのほとんどは水素原子)が作られた。これによって放射は物質と相互作用する確率が低くなり、ほぼ物質に妨げられることなく空間内を進むことができるようになった。この時期の放射の名残が宇宙マイクロ波背景放射である。

時間が経つにつれて、ほとんど一様に分布している物質の中でわずかに密度の高い部分が重力によってそばの物質を引き寄せてより高い密度に成長し、ガス雲や恒星、銀河、その他の今日見られる天文学的な構造を形作った。この過程の細かい部分は宇宙の物質の量と種類によって変わってくる。ここでは物質の種類としては、冷たいダークマター、熱いダークマター、バリオンの3種類が可能性として考えられる。現在最も精度の良い測定(WMAP による)によると、宇宙の物質の大部分を占めているのは冷たいダークマターであると見られている。それ以外の2種類の物質が占める割合は宇宙全体の物質の20%以下である。

今日の宇宙ではダークエネルギーと呼ばれる謎のエネルギーが優勢であるらしいことがわかっている。現在の宇宙の全エネルギー密度のうちおよそ70%がダークエネルギーである。宇宙にこのような構成要素が存在することは、大きな距離スケールで時空が予想よりも速く膨張しており、このために宇宙膨張が速度と距離の比例関係からずれていることが明らかになったのがきっかけとなって知られるようになった。

ダークエネルギーは最も単純な形では一般相対性理論のアインシュタイン方程式の中に宇宙定数項として現れるが、その組成は不明である。より一般的に言うと、ダークエネルギーの状態方程式の詳細や素粒子物理学標準模型との関係について、観測と理論の両面から現在も研究が続けられている。

これら全ての観測結果は、Λ-CDMモデルと呼ばれる宇宙論モデルに凝縮されている。6個の自由パラメータを持つビッグバン理論の数学モデルである。

宇宙の始まりの時代、今までの素粒子実験で調べられたことがないほど粒子のエネルギーが高かった時期を詳しく見ていくと、謎が浮かび上がってくる。大統一理論によって予想されている最初の相転移よりも前、宇宙最初の10−33秒間については、説得力のある物理モデルは存在しない。アインシュタインの相対性理論では、宇宙は、「最初の瞬間」には密度が無限大になる重力的特異点になる。これより以前の宇宙の状態を記述するには、量子重力理論が必要になると考えられる。この時代(プランク時代)の宇宙の状態を解明することは現代の物理学の大きな未解決問題の1つである。・・・・・・明日に続く

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宇宙はどのように生まれ、どうやって終焉するのか?【日本科学情報】 

動画のURL:  https://youtu.be/K4RwCObSllE  

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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