◆ 江戸幕府、長崎の沖合にオランダ人の収容所を設置(1641年)。 ◆ 時が流れ、金日成が冷戦に満足できず、38度線を越えてものすごくホットなバトルロワイヤルを仕掛ける(1950年)。 ◆ 宮城道雄が寝台急行銀河に乗車中、何を勘違いしたか自分の生涯を途中下車(1956年)。
◎ ◎ 救助不可能地帯のウソ、誇張で得た名声と利益 =前節= ◎ ◎
- - -<検証/ 第5回>疑惑の南極単独横断、冒険家に集まる批判 - -
=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉
・・・・2020.03.02 / 文=Aaron Teasdale/訳=ルーバー荒井ハンナ・・・・
オブレイディ氏は、本のなかでも出演したテレビ番組でも、険しい地形のため救助が到達不可能な区間を長時間移動したと語ってきた。深く刻まれたサスツルギがあるところには航空機が着陸できず、「救助が不可能だった」と、本に書いている。
また出発前のミーティングで、ALEの旅行安全管理担当者であるサイモン・エイブラハムス氏が地図を指さし、「ここで救助を求めても、私たちは到達できません」と告げたというが、エイブラハムス氏は自分がそんなことを言うはずはないと反論している。しかも、地図上で指さしたとされる辺りには例のマクマード南極点道路が走っており、「そこだったら車を運転して助けに行けます」と付け加えた。
ラッド氏はナショナル ジオグラフィックに対し、「これまで3度南極探検に行きました。行く度に違うルートを使い、すべて合わせると移動距離は4830キロになりますが、一度も救助が不可能だと言われたことはありません」と答えた。(参考記事:「「嘘は見破れる」はウソだった 」) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/053100009/053100002/?P=2
最後の冒険に出発する前にナショジオのインタビューに答えたワースリー氏は、救助の可能性についてこう答えている。「ええ、それに関しては厳しく管理されています。24時間ごとにALEに連絡を入れなければなりません。ALEでは常に医者と軽飛行機が待機していて、2回連絡がなかった場合、最後に発信されたGPSの位置を頼りに捜索に出ることになっています」
ボーイング737機の元機長で、辺境地でパイロットをした経験があるラバル・セント・ジャーメイン氏は、昨年南極点への単独スキーに挑戦した。「天候の良い平原での救助や出迎えは、ウーバーを呼ぶのと同じくらい簡単なことです」。衛星電話も通じるし、ALEは替えのテント、食料、その他の物資をどこへでも空輸できる。「最近では、極地の平原で完全に孤立していると感じることはありません」
同じくALEの安全管理担当で、オブレイディ氏が出発する前にミーティングを行ったイアン・ラドキン氏も、「オブレイディ氏の冒険は最初から最後まで救助が届く範囲でした」と証言する。 「もっと危険で救助が難しい地域を通るルートも確かにありますが、彼のルートはこれまで多くの人が通ってきていますので、南極大陸のなかでは比較的安全なルートです」
間違いは正す
地球の果てでの功績を誇張して伝える冒険家は過去にもいた。ナショナル ジオグラフィックの支援を受けたロバート・ピアリ氏による1909年の北極点到達や、2015年のマーティン・シェード氏による南極点到達最短記録などだ。ワースリー氏は最後の冒険に出る前、ナショジオの取材で、こうした行為に対して警鐘を鳴らしていた。「決して事実を歪曲しないこと。あとで必ず明らかになることです」(参考記事:「ロバート・ピアリが「彼なしではやっていけない」と称えた男」) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/022500015/
一方オブレイディ氏は、最近出演したポッドキャストで次のように語っている。「過去100年間、多くの冒険家や探検家がこれに挑戦してきました。その途中で失われた命もあります。これまで誰も成功した者はいませんでした。私は、その壁を破りました」
オブレイディ氏を突き動かしていたものが何であれ、彼の冒険は多くの収入をもたらした。南極大陸横断後に本を出版し、講演料は1回につき5万ドルを超える。モチベーショナルスピーカーとして数々の全国テレビや人気のポッドキャストに出演し、プラス思考がもたらす力を人々に伝えている。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
上部記載文中、文字色が異なる下線部位を右クリックにて“参考記事”を開示
前節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/795ab96499e81e25da5b4440cb8017c3
・◎・◎・◎・◎・◎・
◒ ◓ ◒ ◒ ◓ ◒
_._._._._._._._ _._._._._._._._ _._._._._._._._
----------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【浪漫孤鴻;時事自講】 :http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/
【壺公夢想;如水自講】 :https://thubokou.wordpress.com/
================================================
森のなかえ
================================================