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ぼたんくんとふわりちゃん

2010年10月17日、また猫と暮らしはじめました。

読書日記[48]扉の奥 1

2025-03-01 16:04:35 | 読書
最近、内藤礼さんの本を続けて読んでいたら
なんとなく芸術系の本が読みたくなり、
買ったまま、まだ読んでいなかった
画家・山本浩二さんのエッセイ『ミラノの森』を読みました。



この本、何かの書評で知ったのですが
表紙で買ってしまった「ジャケ買い」本です。

私は昔から、こういう門とか扉が大好きで
学生の頃絵にも書いたし、雑誌で海外の風景でこういう門があると
切り抜いてとっていたりしていました。

日本にはない感じで特別感があります。
ワクワクします。



購入してみると、表紙の写真はとにかく良いし、
本文の中に入る写真がカラーで、それもすごく良い!



ミラノでの出会いや暮らしを含め、私の周りには絶対にない話なので
エッセイというより、物語を読んでいるような。。。
それでいて、
すごく個人的な体験が、突然始まって突然終わるような文章なので
なんというか読んでいて不思議な感覚になる本でした。


本文より

『自分を知りたければ世界の果てまで旅をしなさい。そして世界を知りたかったら、自分の内側を見つめなさい』
(ヴェネツィア門P48より ミヤヤマ・マリエ監督の好きな言葉)



これを読んで、もしかしたら全然違う意味かもしれないけど
なんだか思い出したことがあって。


はるがまだ保育園に通っていた頃、
昆虫の標本作りをしている方が、
子どもたちに標本を見せてくれる機会があったのです。

大学の教授など昆虫の研究者に
世界中の虫を標本にして提供している有名な方で、
子どもたちに虫について面白い話をして、最後に、


昆虫の研究をすると発見がいっぱいあります。
そして、虫のことをたくさん知ってどうなるかというと、
人間のことがわかります。


というようなことを言いました。

10年くらい前なので、
もう少し違う言い方だったかと思いますが、いつものごとく記憶が曖昧。。。

小さな子どもたちに伝わったか不明ですが
このとき、なんだかすごくわかるような気がしました。
昆虫に限らなくてもこれは言えることかもしれないな、と。



話は戻って、ミヤヤマ・マリエ監督が好きだと言う先ほどのことば。
世界で活躍する人は、ほぼ無意識にこれができる人なんじゃないかと
この本を読んで思いました。



最近よく布団に潜って寝ているぼたんですが
きのうは少し暑くなったのか、足が出てた (^ ^)



夜はぼたふわ同じ場所で寝てました。珍しい!




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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ally)
2025-03-02 07:05:59
お久しぶりです。

どちらも奥の深いお言葉ですね。
世界の果てまで旅をして、そして自分の内面を見つめる…
昆虫をしり、人間を理解する…

とても考えさせられます。
返信する
>ally さんへ (みんと)
2025-03-02 11:03:11
こんにちは ^ ^
世界で認められるほど、努力したりいろんな経験をしてきた人の言葉は、説得力がありますね。
そしてとても魅力的だと思います。
それはやっぱり何かを深く掘り下げる作業の中で、自分と向き合う必要があるのだろうと思います。

こういう言葉に出合えるので本を読むのは楽しいです( ・∇・)
返信する

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