ぶうさん家 (ぶうさんち)

五島列島の小値賀(おぢか)町に移住して16年目のぶうさんと 10年目の美保ちゃんの 日々の暮らしをつづります

5月29日(金曜日)

2015-05-29 16:55:44 | Weblog
ここのところ晴れの日が多く 海も穏やかです
明日は本格的な雨降りのようで もしかすると梅雨入りになるかもしれませんが その後一カ月くらいは平年より雨が少ない予報が出ています

庭のアジサイも 少しずつ色づき始めました
 
雨が恋しい感じですね


奥の菜園で 「シロスジカミキリ」発見
国内では最大級のカミキリムシで これは7㎝以上ありました 
 
夏になると時おり網戸に クワガタやカブトムシも飛んできます
今の季節 ホタルも庭先に飛ぶことがありますが その時間はいつも晩酌してるので なかなか遭遇しませんね


ということで 今日の一本
 
甲子正宗 キノエネマサムネ 純米吟醸
千葉県は酒々井の飯沼本家
長い伝統がある蔵なのに 時代にあった新しい味を求めて頑張っているようです
千葉県にこんなに美味い酒があったとは驚きです
まあ考えてみれば 「酒々井」という地名が地名ですね (笑)


口永良部島の方々 全島避難とのこと
ネットでもNHKの放送を見ることができましたが 島民を乗せたフェリーが離岸する瞬間 なんだか悲しくせつなかった
無事に避難できたから喜んでいいんだろうけど・・・・
同じ離島という環境にいるので とても他人事とは思えませんでした
早く戻れればいいけど 長引くようならもう島には戻らない方も少なくないだろうなぁ

島全体が国立公園で火山の島という小値賀と同じような環境ですが 小値賀は安山岩にはなっていないまだ玄武岩の若い島だから 温泉は出ないけど とりあえず噴火の可能性は無いのでひとまずは安心です

口永良部島の方々が島に無事に帰れる日が早く来ることを祈ります






 

5月22日(金曜日)

2015-05-22 18:12:39 | Weblog
かなり良い天気が続いています

京都の私立中学校の修学旅行生は 無事に朝のフェリーで帰路につきました
この中学校は 今年で4年連続 小値賀の民泊に来ています
顔なじみの先生やカメラマンもいます

うちは わりと大人しい感じの男の子4人
それぞれが 民泊で何かを感じてくれたとしたら嬉しいなぁ
また小値賀に来てくれるといいなぁ

昨日と一昨日は 休肝したので 今夜は体調十分
遅れを取り戻さなくては・・・・って 何の?


先日採ったオゴが きのう 漁協の船で佐世保に向かいました
 
500kgくらいあったようです
写真のコンテナがいくつか積み込まれました

浜津のオゴは小値賀のオゴ そして五島列島のオゴ
全国的にも高品質で 人気があるそうです
高値で取引されれば ムラの財政が豊かになります
結果が楽しみです
(オゴとはマフノリのことです)


明日は仕事絡みで佐世保行き
日帰りの予定です


その 仕事絡みのブログ 立ち上げました
こちらも ぜひご覧ください

5月20日(水曜日)

2015-05-20 21:19:41 | Weblog
昨日の「磯」は うねりはあったものの たくさん引いたので楽しかった
でも だいぶ人が入った後なので ウニもサザエも あまり多くは採れませんでした

今日も「磯」の日 1汐目の最終日ですが 京都の私立の中学校の修学(研修)旅行を民泊で受け入れるため 今日はお休み
今年はあと 6月1日からの3日間だけです
この大潮はあまり汐が引かない日なので 大きな期待はできません

男の子が4人 2泊3日の予定で来ています
賑やかです
子どもの民泊の時は 受け入れ民家は飲酒禁止なので ちょうど良い休肝日になります

5月19日(火曜日)

2015-05-19 07:54:07 | Weblog
昨日は 今年の「磯」の2汐目の初日でした
漁協の組合員以外は 「磯」の日は3汐合わせて7日間 その2日目になります

雨でしたが南風ということで 毎年ぼくらが入る磯は北西に開けているため波が少なく 多少のうねりがあったものの穏やかな波でした
ウニ タコ サザエ アワビ カニ その他貝類をゲット

アワビはけっこう良い型 (かなり厚みがあるクロアワビ) で 去年は1枚も採れなかったため 2年ぶり
さっと薄い昆布茶にくぐらせ 速攻食べました
タコもなかなか良い型で 生と茹でと両方食します
ウニは塩漬けし 水分を出してから瓶に詰めて冷凍庫へ
サザエや他の貝類は 茹でてワタ等をきれいに掃除して こちらも冷凍保存
いつでも食べられます
もちろん大きなサザエはお刺身に
今の季節は先っちょのワタもプリプリ濃厚で さっと茹でてポン酢で食べます
カニは今朝のみそ汁に チョー美味
しかも大きな1匹は脱皮したてのソフトシェルクラブ
ラッキーでした

カメラが壊れてしまい残念ながら写真はありませんが まあそこそこ大漁で 島暮らしのいちばん幸せを感じる日でありました
島じゅう笑顔がこぼれます
あちこち身体が痛くなっても平気平気
楽しいよぉ
磯の行使料は二人で5,000円 元は十分とれますね



さて今日は今年の磯で 一番汐が引く日
干潮は15時36分 マイナス21.5㎝
ただ北西の風の予報で 台風7号由来のうねりも入り コンディションとしてはあまり良くないかな
あまり無理せずがんばりますね

5月17日(日曜日)

2015-05-17 21:14:13 | Weblog
今日は 年に一度の 「オゴ採りの日」
ぼくらの住んでいる「浜津郷」 (ハマヅゴウ) というムラ (町内会) の「役目」の日
「役目」というのは 半ば強制的なムラの事業
草刈とか海岸清掃とか 年に何回かあります
もちろん どうしても参加できない場合は仕方ありませんが 基本的には1軒で1人は出ます

で 小値賀で言うところの「オゴ」とは 海藻の「マフノリ」のこと
この「オゴ」を一斉に採り 他の海藻やゴミをえって(選別して)一日干せば完成
これを漁協経由で販売し ムラの収入に充てます
五島列島の「マフノリ」は 日本の中でもトップクラスの品質と言われているようです
ぼくらの住む浜津郷にはけっこう生えていますが 他の集落では 昔は採れたそうですが今は少なく オゴ採りの役目があるのは浜津郷だけです
つまり 日本の「マフノリ」は わが浜津郷あってのもの と言っても過言ではないようです
みんな そんな自覚はまったくありませんが・・・・

「オゴ」と同じところに 小値賀で言う「フノリ」 正式名称「フクロフノリ」が生えていて それを避けて採るのが一苦労というわけです
方言と標準名 ややこしいですね
 
 黄色っぽく見えているのが小値賀で言うところの「フノリ」=「フクロフノリ」
 それ以外が「オゴ」=「マフノリ」です

こういうところで採ります
浜津郷は班が5つに分かれていて ぼくらの班は今年は「ナスクリ」と「広浦」の担当
 
入江や岬ごとに細かくちゃんと名前がついていて ぼくはなかなか覚えきれませんがジモティはみんなわかっています

今日は 年間でもかなり汐が引く 大潮の干潮
普段はたゆとう海ですが 今日は石だらけ

きれいな海岸に見えますが 岸の方を見ると流れてきたゴミの山
北西の風が強い秋から冬は もっとひどいです
北京語やハングルが圧倒的
国境に接する離島の これが現実です