野沢尚の「破線のマリス」を読了。
野沢尚に関しては全く予備知識はなく、この小説もお客さんから頂いた本の一つで、江戸川乱歩賞受賞作だってことで読んでみました。
映画「マリリンに逢いたい」や「その男、凶暴につき」などは映画をほとんど観ない僕でもそのタイトルを知っています。彼の作品だったんですね・・・(^^ゞ
人気報道番組の編集に携わっている女性(主人公)が、持ち込まれた特ダネを真実と誤認し、その結果、一人の男の人生を狂わせてしまい、最終的に自分自身の人生をも狂わせて行くというストーリー。
子供を捨てて仕事に生きる女と、家族に見捨てられた哀れな男の奇妙な関係。
割と一気に読んでしまいましたが、読了後、なにやらイマイチすっきりせずモヤモヤしたものが残る後味のスッキリしない作品と最初は思いましたが、要所要所を読み返してみて、あぁそうだったか・・・って具合に納得した感じです(^^ゞ
これってサスペンス? ミステリー?
報道の在り方に警鐘を鳴らすための、サスペンス的要素を持った社会派小説ってところでしょうか?(^^ゞ
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