神々の山嶺

<６月１３日の日記>
今日はまた６月とは思えないような殺人的な暑さでした(>_<)
大阪では今日、37.9℃あったそうな。
そのうち、蝉が鳴き出すんちゃうやろか？(・o・)

Boo８では、思わずカキ氷器を出してきて、カキ氷始めました～(^o^)


今日また１冊（っていうか、上下巻に分かれているので２冊か？）、上下巻合わせて千ページを超える長編小説を読み終えました。
夢枕獏の「神々の山嶺」です。
夢枕獏の名前は勿論ずっと以前から知っておりましたが、彼の作品を読んでみたのは初めて。
これもお客さんから頂いたうちの一作品なのですが、鬼気迫る迫力のある文章でした。
山岳小説と言われるそうですが、恐らくこの手のものを読むのは初めてじゃないかな？(・・?

自分自身、ハイキング程度のことしかしたことないので、本格的な山登りって言えるような経験は一度もなく、せいぜい高校生の頃の課外授業で、兵庫県の最高峰「氷ノ山」の夏山のハイキングコースを歩いたくらい。

毎年、山の遭難事故をニュースで見ながら、「なんでこの人ら、しんどい思いして山になんか登るんやろ？　しかも、遭難事故とか起こして、多くの人に迷惑掛けて・・・、やってることって自殺行為やん」程度にしか思っていませんでした。
その思いは今も変わりません。
変わりませんが、少しだけ山に登りたがる人の気持ちが分かったような気がします。
そんな気にさせてくれる小説です。

「人が生きるのは、長く生きるためではない」

「そこに山があるから登るんじゃない。俺がここにいるから登るんだ」

グッとくる台詞も多かったです。
伝説のクライマーと彼に魅せられたカメラマンがエヴェレストに挑む話ですが、羽生丈二がカッコ良過ぎ！　生き様に惚れます！(>_<)