gooブログはじめました!

豊国神社・方広寺

<6月25日の日記>
今日も仕事前に京都へお出掛け。
京都の豊臣秀吉ゆかりの地を巡ってきました。

昼から時々雨が降る予報だったので、当初の予定を変更して、午前中に先に石段のきつい「豊国廟」へ。
京阪電車の七条駅を下車。徒歩にて「豊国廟」のある阿弥陀ヶ峰山頂を目指しました。
京阪七条駅から豊国廟参道まで徒歩10分くらい。
東山七条の交差点の妙法院と智積院に挟まれた緩やかな坂道を上っていきます。
途中「豊国廟参道」と書かれた石碑があります。

そこから阿弥陀ヶ峰の麓にある受付まで参道をまた10分くらい歩きます。
拝登料(拝観料)として、拝殿奥の入口の柵にある志納金箱に100円納めて、ここから約500段の石段を上っていきます。

63段おきに踊り場のようなスペースがあるので、休憩しながら上っていきました。
500段と言うとどんなにしんどいかな?って思いましたが、先日登った京都の愛宕山に比べれば全然楽チン。屁でもないです(^o^)

でも、最後の172段は道幅も狭く足を踏み外すと一気に転げ落ちる恐れがあるので注意が必要です(>_<)


阿弥陀ヶ峰山頂に到着!
・・・と言ってもあるのは「豊国廟」と呼ばれる豊臣秀吉の眠る墓所だけ。
秀吉の遺言によってここに埋葬されたらしい。

かつてはこの地に「豊国神社」があり、日光東照宮を建立する際の参考にされたほどの豪華絢爛で壮大な神社であったそうですが、大坂冬の陣・夏の陣で、豊臣家は滅亡。徳川家康の命により豊国神社は廃祀されました。

500段も登って来たのだから、京都市内を一望できる景色もさぞかし素晴らしいだろうと思いきや、周囲は木々が生い茂り、さほど絶景とは言えません(>_<)
ただ、清水寺方面は素晴らしい景色を見渡せます。


再び500段の階段を下って行くわけですが、ここでぽつぽつ雨が降り始めました(>_<)
でも、大した雨ではなく、すぐに上がりましたが(^^ゞ



帰りに豊国廟参道脇にある「新日吉神宮(これで、「いまひえじんぐう」と読みます)」に立ち寄りました。

本殿前には「狛犬」ならぬ「狛猿」が・・・。やっぱり秀吉だから‘猿’なんでしょうかね?(^o^)




東山七条の交差点を右に折れ、次に目指したのは「方広寺」。
豊臣氏滅亡のきっかけとなった寺ですね。
最初に目に入ったのが「大仏殿跡」。

かつて、ここには秀吉が奈良東大寺の大仏殿に倣って造らせた日本一大きな大仏があったそうな。
今は、その遺跡と石垣などが残るのみですが・・・。
本堂には御本尊の廬舎那仏坐像が安置されておりました。

そして、例の梵鐘。
秀吉の死後、秀頼と淀が造らせた高さ4mの釣鐘。
その釣鐘の文字に家康が「けしからん!」と難癖を付けます。



「国家安康 君臣豊楽」の8文字。分かり易く白線で囲まれております。
「国家安康」は「家康」の名前が区切られている、「君臣豊楽」は豊臣氏が君として天下を楽しむって言うことだ、と言いがかりで大坂の陣が起こり。豊臣氏が滅亡に至るわけです。俗に言う「方広寺名鐘事件」ですね。



すぐお隣には「豊国神社」があります。ここを訪れるのは20数年振り。

大阪にも「豊国神社」がありますが、大阪のは「とよくに神社」、京都のは「ほうこく神社」と呼んで区別するそうです。
かつては、秀吉の眠る阿弥陀ヶ峰に築かれていたそうですが、「大坂夏の陣」で豊臣氏を滅ぼした家康により、徹底的に破壊されたそうな。
現在の豊国神社は、明治に今の場所に再建されたものだそうで。
ここの「唐門」は伏見城の遺構で、西本願寺や大徳寺の唐門と並び「国宝三唐門」の一つに数えられます。




最後に、「耳塚」(「鼻塚」)を観てきました。

秀吉による朝鮮出兵で、朝鮮人の耳や鼻を切り取って持ち帰ったものを、埋めて供養した塚です。
二万人分の耳や鼻が埋められていると言われています。
朝鮮では手柄を立てた(要するに、相手を殺した)証に、耳や鼻をそぎ取って塩漬けにして持ち帰ったそうです。
国内の戦なら、相手の首を持ち帰るのでしょうが、首は何と言ってもかさばります。しかも持ち帰る途中で腐ってしまいます。
そこで、手柄の証として相手の兵の耳や鼻をそぎ、塩漬けにして持ち帰ったんですね。野蛮ですね~(>_<)

そこからまた京阪七条駅まで歩き、再び京阪電車に乗って帰って来ました。
今日もいっぱい歩いて疲れた~(>_<)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事