重松清の「卒業」を読み終えました。
重松の作品はどれもそうですが(と言っても、まだそんなにたくさん読んだわけではないですが・・・)、主人公が現代に生きる自分と同年代の人間が経験するであろう現実的な問題をテーマにしており、読んでて共感できる部分が非常に多いように思います。
テーマはやはり「家族愛」ってことになるでしょうか?
同時に「生と死」「赦し(和解)」もテーマと言って良いでしょう。
1編百ページ前後の中編小説4編から構成されています。
テーマは重いのですが、読み終わるとなぜか一服の清涼剤でも飲んだかのような爽やかな気持ちにさせてくれます。
それが重松清の作品の魅力でもあるのですが(^^ゞ
泣かせよう泣かせようとして結果として泣けるお涙頂戴劇ではなく、自然と涙がこぼれてくるような作品が多いんですよね。
通勤の電車の中で読んでると、うっかり涙をこぼしそうになって慌ててまぶたを閉じることもしばしば(^^ゞ
益々、重松ワールドにはまってしまいそうです(^^ゞ
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