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火怨

<11月30日の日記>
久し振りに本を1冊読み終えました。上下巻組なので正確には2冊ってことになるのですが、上下巻合わせて千ページくらいの大作です。

読んだのは高橋克彦の「火怨 北の燿星アテルイ」。
平安時代初期の東北を舞台にした歴史小説。
坂上田村麻呂と古代東北の先住民、蝦夷の英雄、阿弖流為(主人公・アテルイ)の戦いが、蝦夷の視点から描かれています。

高橋克彦の作品は初めて読みました。
いや~面白かったですね。
吉川英治文学賞や江戸川乱歩賞なども受賞し、NHKの大河ドラマにもなった「炎立つ」の作者なのですが、今までその作品は一つも読んでなかったです(>_<)

蝦夷の登場人物が‘真の武士’として格好良く描かれています。
途中からはもう少年ジャンプでも読んでるような感覚でした(^^ゞ
って言うか、漫画にして描いたらうけるんじゃないかなー?

読み始めは、正直、人名だってアイヌの言葉のようで取っ付きにくかったのですが、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。
数の上では圧倒的に不利であるのに、朝廷軍を次々と撃ち破っていく戦のシーン等、血沸き肉踊るようでした。

蝦夷としての心を捨てず、民を守るために命を捨てる覚悟をした仲間達が次々と討ち死にし果てて行くシーンでは電車の中で読みながら号泣しそうでした(>_<)

来年2013年にNHKでテレビドラマ化され、「火怨・北の英雄 アテルイ伝」のタイトルで放映される予定だそうです。
多分観ないけど・・・。
こう言う原作で感動した作品を映像で観ると大抵がっかりすることが多いから・・・。
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