山本貴志ピアノリサイタル

<７月２０日の日記>
今月３回目のクラシックコンサートへ、ザ・シンフォニーホールへ行ってきました。
今回の演奏会は、２００５年のショパンコンクール（５年に１回開かれます）で４位に入賞した山本貴志のピアノリサイタルで、オールショパンプログラムです。

パンフレットでは見ていましたが、実物を見るのも演奏を聴くのも初めて・・・。
随分小柄で若く見えると思ったら、まだ２２歳。でも、それ以上に幼く見えました。
今回も粗野なミーハーな女どもが多かったです。会場はほぼ満席。立ち見の人もいました。

演奏曲目は・・・
・夜想曲　第２番　変ホ長調　op.9-2
・ワルツ　第１番「華麗なる大円舞曲」　変ホ長調　op.18
・４つのマズルカ　第１０～１３番　変ロ長調、ホ短調、変イ長調、イ短調　op.17-1～4
・即興曲　第１番　変イ長調　op.29
・スケルツォ　第４番　ホ長調　op.54
　（２０分の休憩）
・舟歌　嬰ヘ長調　op.60
・スケルツォ　第３番　嬰ハ短調　op.39
・練習曲　第３番「別れの曲」　ホ長調　op.10-3
・幻想即興曲　嬰ハ短調　op.posth.66
・ポロネーズ　第６番「英雄」　変イ長調　op.53

アンコールとして
・トロイメライ（←この曲のみシューマン作曲）
・練習曲　第１２番「革命」　ハ短調　op.10-12

正直、最初の２曲を聴いたときは、ちょっと上手な人のピアノの発表会？って感じだったのですが、マズルカを弾いている辺りからエンジンがかかってきたのか、後半へ行けば行くほど調子が良くなってきたように思います。
前傾姿勢で顔に鍵盤を近づけて弾く、ピアノを弾く姿勢としては決して良くはないのですが、彼のピアノの声を聴く姿勢なのでしょう。
テンポの速い曲の方が活き活きとしてましたね。
スケルツォなど圧巻でした。これからが楽しみなピアニストの一人です。