goo blog サービス終了のお知らせ 

美文字への道!!

2017年、ユーキャンの「実用ボールペン字講座」から始まった超ゆるゆるな美文字生活をを綴ってみたいと思います^^

第三首・・柿本人麿

2019-05-19 15:40:38 | 百人一首で万年筆練習!
三首めです。

足引きの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む  柿本人麿

歌意

長く垂れ下がった山鳥の尾のように長い長い秋の夜を
私はたった一人で寝ることになるのだろうか

これは、恋の歌だったのですね!!(無知!)
恋しい人に逢えず、秋の夜長をひとり寂しく過ごさねばならない
という、恋のわびしさ、悲しみを詠んだ歌なのです^^
恋の歌だと思うと俄然興味が増しますね!!

ちなみに、山鳥というのは昼間は一緒にいる雌雄が
夜には谷を隔てて別々に寝るという習慣があるのだそうで(ナゼ??)
そんな山鳥にひとり寝の寂しさと重ねてるのだそうで・・・
うーん、奥が深いです!!

柿本人麿は私でも名前はよく知ってますね。名前だけは・・(TT)
さきの持統天皇に仕えていた宮廷歌人と言われてますが、素顔は不明だとか。
謎の男!!!
でも伝説的歌人として伝えられているのだそうです。
三十六歌仙の一人だと・・・・
え?36人って結構多くない?
伝説的といいながらベスト10にも入ってないん?
って思ってしまった私ですが・・
別にランク付けされてるわけじゃないんですよね。
すごい人だということで^^
(後でわかったんですが、「柿本人麻呂」と書くほうが一般的なようですね。
 どちらも間違いではないようですが。
 手習い帳テキストに「麿」となっていたのでそのまま書いています・・・)

今回はひらがなが多くて、わりと書きやすかったですね。
「鳥」が最初バランス取れなかったですが
書いてるうちになかなか決まってきました^^(自己満足です)
「寝」が一番難しかったです。
小さい部品がたくさん入ってる文字は
大きさと位置で全然違う字に見えてしまう・・
書いてるうちになんの字を書いてるのかわからなくなったり・・・(><)
でもまあ、なんとか許せる程度には落ち着いてきたような・・ダメなような・・
完璧!って納得できるまで・・と思うと
いつまでたっても終われないので
そこそこ満足という段階でOKにすることにしました! ←明らかな妥協・・・




「足」がバランス悪~(><)上の「口」が大きすぎましたね。
「引」もバランス悪いなぁ・・縦棒が歪んでるし(TT)
「鳥」はまあまあかな・・・真ん中の横棒が短かったけど!!
「寝」はやっぱりなんかイマイチですねぇ・・・
お手本見ながら真似してるつもりなのに、なんでこんなに違うのかな。
うーん・・・
でもまあ、これだけ書けたら私にしては上等でしょう!!
と、いつもの甘々評価しておきます^^
(そんな甘いことだから上達しないんだよ・・)←心の声(*>ω<*)ゞ

第二首・・持統天皇

2019-05-11 16:25:08 | 百人一首で万年筆練習!
二首めです。

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山   持統天皇

歌意は

「いつの間にか春が過ぎて、夏がきたようだ。
 夏になると真っ白な衣を干すという天の香具山なのだから。」

・・・最初は歌意見てもなんのこっちゃという感じでしたが(><)
その当時はどうやら夏になると
香具山に衣を干すという習慣があったらしく
山に真っ白な衣が干されるのをみて、ああ夏が来たんだなあと
感じた、ということなんですね。
「初夏の到来に、神聖な山の緑と真っ白な衣の対比の描写が美しい・・」
なるほど、そういわれれば!!(感受性が鈍い・・磨け私!)

解説を読んでやっとわかりました^^勉強になります。

ちなみに持統天皇は一首めの天智天皇の娘さんなのですね。
そして天武天皇の奥様だそうです。ほほう^^
女性なのに天皇になって、藤原京を開いた人だとか。すごい人だ。

さて、文字はというと。
今回は「春」が難しかったです!!!
こんなにバランス取りにくい字だったなんて・・・
最初の「三」の長さと幅、左払いの位置と曲がり具合、
「日」の大きさと位置・・
もう書くたびにどこかおかしいんです・・・なんで!?

あと「過」も難しいですよねぇ・・・
しんにょうはもともとうまく書けなかったんです・・
でも、お手本とネット情報などを参考に
がんばって練習しているうちに、なんとなく形がとれるように・・
少しずつでも上達してる・・と信じてがんばろう。

さて、自分でもかなり練習して、なんとかこれでいいかと思って
清書してみたんですが・・・



がーん!!大失敗(TT)
「春」「過」がやっぱりダメダメだ・・
練習ではもうちょっとキレイに書けてたのに・・・
「夏」なんて自分でも惚れ惚れするほどカッコよく書けてたのに・・
と後悔しきりですが、一発勝負と決めた以上は仕方ない。
本番に弱い自分を呪っておきます・・・

ひらがなの練習

2019-05-03 22:04:16 | 百人一首で万年筆練習!
意気込んで百人一首にとりかかりましたが・・・
テキストについているなぞり書き練習帳に
ひらがなの練習がありました。

そうだ!万年筆でひらがなの練習してないやん!!

ひらがなはユーキャンのボールペン字講座で練習していたので
わりと書けるように思います^^(得意の自画自賛)

でもやっぱり、お手本も先生によって違うんですね。

一番違うなって思ったのが「ほ」です。
ユーキャンでは右下のくるっと丸を書くところ(言い方・・)
あ、そう「結び」でした。
結びを「は」と同じような横長に、ということでしたが
鈴木栖鳥先生の本書では「三角に結ぶ」と。
あと、「ふ」の点を打つ位置とか、「む」の結びのかたちとか
細かいところがいろいろ違いましたね。

私は鈴木先生の文字が大好きなので
今のテキストでいこう!!と思いました。
ユーキャンの先生、すみません!!<(_ _)>

あいうえお・・じゃなくて、いろは・・なんだ!!
と変なとこに感動しつつ、練習したあと
一発勝負で書いてみました。



うーん・・あちこち失敗してる(><)
大失敗は「や」と「け」ですかね・・・
でも「お」もイマイチだし「ひ」もダメだし・・
あー見ればみるほど、どれもこれもアカンような・・

ただ!「を」がなんとなくいい感じに書けるようになってきたような
気がするんです!!
栖鳥先生(鈴木先生ってなんかたくさんいらっしゃるのでこっちで!)の
ツイッターにヒントが書いてあったのを参考に練習しているんです。
これまでどうしても変なかたちになってしまってたのが
ちょっといいかも!と思える(時がある)んです!うれしい!!!

そうだ、ひらがなに続いて、ユーキャンのテキストで漢字も練習しようかな・・・^^


第一首・・天智天皇

2019-05-01 10:35:33 | 百人一首で万年筆練習!
初めて万年筆で文字を練習しますので
書き方をネットで調べてみました。

ペンの持ち方は基本的に同じなのですが
ボールペンより寝かせて書くようです。
だいたい紙面と45度くらい。
そのためにはあまりペンの先を持たない、と。なるほど。
おお~これは結構寝てますね。
そしてあまり力を入れないこと。
万年筆というのは、力を入れなくても
ペン先を紙面につけるだけでもインクがでてくる構造だから、だそうです。
うーんこれは私にはなかなか難しいかも。
筆圧かなり強いのです(><)
でも、たしかにこの持ち方だとあまり力入らないかもしれません。
というか、持ってて手に違和感ありまくりです。
こんな状態で字がかけるのかしら・・と不安でした。

まあ、書いてみれば意外に手になじんで
あまり力を入れずに書けている気がします。
そしてペンを寝かせて力を入れずに書いている自分の手が
なんかうれしい。←ちょっと意味不明?
なんとなく「お、やるやん」という雰囲気を醸し出しています。
文字は全然書けてないんですけれど(><)

万年筆ってそういう、カッコよさがあると思うんです。
小学生の頃の先生が、万年筆でサラサラと文字を書かれていたのが
本当にカッコよく見えて。
そして、乾いたインクの濃淡・・・まさに大人の世界、と思えました。
こうして書いていると、私も大人になったんだな・・と実感します。
やっぱり万年筆っていいですよね!!

と、ささやかな感動に酔いしれながら、最初の歌を練習しました。

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ  天智天皇

歌の意味は
「秋の田のほとりにある仮小屋は、屋根を葺いた苫の編み目が粗いので
 私の衣の袖は露に濡れていくばかりである」
という、農民の苦労を詠んだ歌で
「農作業のつらさというよりは、晩秋のわびしい静寂を美ととらえたもの」だそうです。

天皇が農民の苦労を思い描けるのかなぁ・・と思っていたら
どうももともと万葉集にあった「詠み人知らず」から伝わった説が有力のようです。
天智天皇が尊敬された人物であったことから
農民の労苦を理解できる、理想的な天皇だったという姿を重ね合わせたものか、と。
面白いですね。少しずつ変化しながら伝わるうちに
「いい歌だからこの人が詠んだってことにしちゃえ!」ってなったんですね^^
この歌を一番に持ってきたというのは編者・藤原定家の敬意の表れとか。
やっぱり尊敬された人だったんですね。

天智天皇といえば大化の改新、ですね。
私は昔読んだ、大和和紀さんの「天の果て地の限り」というコミックで
天智天皇(中大兄皇子)より天武天皇(大海人皇子)が好きだったなぁ・・
額田王をめぐる二人の攻防がよかった・・
と何十年前の思い出もよみがえったりして。
わ~、年がばれる!!

ほかの歌で「わが衣手に雪は降りつつ」ってありましたよね?
それといつもごっちゃになってたんですが
歌の意味をちゃんと理解したので
これでもう間違わなくてすみそうです^^

歌の意味や背景などは
私の持っている「原色小倉百人一首」(文英堂)を参考にさせていただいています
(10年以上前に買った本です!)

さて、結構がんばって練習したので、なにか成果をまとめておきたいなと思い
自分の手習い帳を作ってみました。
クリアファイルに入れていくだけですが。


↑表紙まで作ったりして^^


こんな感じで全百首書いていこうかなと。


うーん・・・書いてる時はなかなかキレイに書けた!て思ったのですが
こうして見てみると、ダメダメですね。
一つ一つの文字よりも、バランスが悪いのかなぁ・・・
最後の「つつ」が気持ち悪い・・・
あと「天智天皇」はお手本がないので自己流です。
うーん・・まだまだです。当然ですが。

でも、インクの濃淡は少しでてて、ニンマリ^^いいなぁ・・・
できればやっぱり青のインクで書きたいな!
買おうかな・・・・と思案中。

「を」という字が苦手で、どうしてもカッコよく書けないんです。
で、その後、著者の鈴木栖鳥さんのツイッターに
書き方を解説されているのを発見!!
ちょっとこれでまた練習してみます。
鈴木栖鳥さんのツイッターは、万年筆の文字が満載で
役立つ情報や解説もたくさんで
とても見ごたえあります!早速フォロー!!!

とにもかくにも、自己流ではありますが
万年筆の文字も練習していきたいと思っています。

百人一首で万年筆の練習始めました♪

2019-04-30 22:17:34 | 百人一首で万年筆練習!
美文字道(?)を極めるなら
やっぱりペン字は万年筆の文字が書きたいですよね!!
(誰に同意を求めてる?)

万年筆で書かれた文字に憧れたのは、遠い昔、小学生の時でした。
担任の先生が万年筆を使われていて
連絡帳や通信簿のコメント欄に書かれていた文字たちがすごく魅力的でした。
文字もとても綺麗だったのですが、その少し青みがかったインクの濃淡が
たまらなくカッコよく思えたものです。

安い万年筆を買って、ちょこっと練習してみたりもしたのですが
ボールペンとは違う難しさがあって、挫折してました。
(いろいろ手を出してますね・・そして続かない)

当時は万年筆での書き方がよくわからなかったのですが
今は便利な世の中ですね。
ネットで検索すれば、ちゃんと教えてもらえます^^
YouTubeで動画で見られたりも。

そんなこんなであれこれ見てる時に見つけたのが
「百人一首で美文字練習帳」という本でした。
もともと百人一首に興味あって、解説本買って読んだりしてたのですが
これを一首ずつ練習していけば、歌も覚えられるし意味もわかるし
一石二鳥やん!!!と^^

他にもいくつかテキストがあって
最初に見た「百人一首で美文字練習帳」という本は
内容はよさそうだったのですが文字があまり好きではなくて。
鈴木曉昇さんという、超有名で人気のある方のようなのですが
なんとなく、文字が男性的すぎる・・ような。
わぁぁ!!下手くそのド素人がなにを言って・・スミマセンスミマセン!!
文句を言うつもりなど毛頭なくて、ただ、好みの問題なのです・・・

結局、「なぞって鑑賞!百人一首手習い帖」という本を買いました。



これは、文字がとても美しくて、優しくて、ひと目で好きになりました。
著者:鈴木栖鳥さん。きっと女性だと思ってたらやっぱりそうでした。
そして、百首全部がペン字の楷書・筆文字の行書の2通りで書かれています。
これなら筆ペンでも練習できる!と決めました。

万年筆用のテキストではないのですが、まあなんとかなるでしょう^^

こちらも、少しずつ練習状況を報告していきたいと思います。
なんだかワクワク♪