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美文字への道!!

2017年、ユーキャンの「実用ボールペン字講座」から始まった超ゆるゆるな美文字生活をを綴ってみたいと思います^^

第八首・・喜撰法師

2019-06-13 15:46:03 | 百人一首で万年筆練習!
八首めです。

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師

歌意

私の庵は都の東南の宇治山にあって、このように心のどかに暮らしている。
なのに、私がこの世をつらいと思って「うぢ」山に住んでいるのだろうと
世間の人は言っているようだ

「うぢ山」は「宇治」と「憂し」の掛詞になっています。
世間では自分のことを、世の中を憂しと感じて隠棲しているように
言っているみたいだけど
私は何の憂いもなく心のどかに暮らしてるんだよ~
って感じで、世俗から離れて自由気ままに生きる楽しさと
ユーモアたっぷりに詠んだ、オシャレで明るい歌なのですね。

「しかぞすむ」の「しか」とは「このように」という意味で
「このように暮らしている」となるのですね。
てっきり「鹿が住んでる」・・だと思いました(><)

喜撰法師という方はもちろん私は知りませんでしたが
実際、宇治山の僧という以外経歴不明らしいです。
六歌仙の一人!
おお!今まで出てきた三十六歌仙より上な感じがする!

六歌仙は「古今和歌集」に記されているそうで
私も知ってる紀貫之さんが選んだのだそうです。
僧正遍照・在原業平・文屋康秀・喜撰法師・小野小町・大友黒主の六人。
百人一首は大友黒主以外が登場しています。
これから出てきますね^^

調べてみると紀貫之は、この六人を選んだくせに
結構ボロクソに批評してるのが面白かったです^^
彼にとっては柿本人麻呂と山部赤人が偉大な歌人だったのだって。
まあ全体の中ではこの六人がいい線いってるけど
偉大な二人に比べたらまだまだや!って感じだったのかな(*^_^*)



今回結構うまく書けた!!!
「うぢ山」だけ失敗したな~・・・
なんて思ってたのですが
意外と書けてないなぁ・・・(意外とって・・)

ひらがなが続くと特に中心が揃わないんですよねぇ・・・
どうしたらちゃんと揃うのかなぁ・・・・
練習あるのみ!ですね!!(≧▽≦)b

※って思ってたら「うぢ山」を間違って「うじ山」って書いてた!!
 字の上手下手以前の問題でした・・・(><)

・・ちょっとはいいとこ書いてテンションアップしとこう!

「庵」はなかなかカッコよく書けてる気がします!
「都」と「住」もなかなかかな・・・
「人」は左払いをもっとシッカリ書いたほうがいいですね!
ひらがなは・・「わが」がいい!
どうも「つ」と「し」が苦手です・・・
単純な線なのに・・書いていつも「あちゃ-」てなる(*>ω<*)ゞ
それと「と」が中心ずれるんですよねぇ・・・

まだまだ問題山積です!!



第七首・・阿倍仲麻呂

2019-06-09 11:22:24 | 百人一首で万年筆練習!
七首めです。

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも  阿倍仲麻呂

歌意

大空をふり仰いではるか遠くを眺めると、今見ている月は
故郷奈良の春日の三笠山に出ていた月と同じ月なのだなあ。

こんな風に夜空を見上げて
「この星空を今ごろあの人も見ているかしら・・」とか
思うことありますよね。
(ちょっと違うか^^)

作者の阿倍仲麻呂さんは遣唐使として35年も唐で過ごし
いよいよ帰国できることになった送別の宴でこの歌を詠んだそうです。
望郷の思いとともに、これまでの人生への感慨がこみ上げている歌。
でも、彼は結局帰国できず唐で亡くなってしまったそうです。
再び三笠山に出る月は見られなかったのですね。
お気の毒でした・・・

「天の原」とは大空のことだと初めて知りました。
「原」は大きくひろがっているようすを表すのだそうです。
なるほど勉強になりました^^




今回は文がまっすぐに書けてないですね・・
真ん中に縦ラインあるのにどうして曲がるのかしら(><)
悪いとこばっかりなので、多少はうまく書けたところを。
「見」はちょっとかっこよく書けた気がします^^
あと「月かも」はなかなかいい感じや~と自己満足。
それだけかぁ・・・(*>ω<*)ゞ





第六首・・中納言家持

2019-06-04 14:26:46 | 百人一首で万年筆練習!
六首めです。

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける  中納言家持

歌意

かささぎが翼をつらねて天の川にかけたという伝説の橋--
宮中の御階(みはし)におりている霜が白いのを見ると
もう夜もすっかり更けてしまったのだな。

これは宮中の御橋を伝説の天上界の橋に見立てて
冬の夜更けの厳しい寒さをとらえている
という解釈ですが

もうひとつ
伝説の橋をそのまま天の川にかかる橋として
夜空を見上げ、天上界に想いを馳せ、
星々が冴え冴えと輝く情景を詠んだ、という解釈もあるそうです。

どちらも、情景が浮かびますね。
この「かささぎの渡せる橋」というのは
七夕伝説で、かささぎが翼をつらねて橋をかけ
天の川にかかって織姫を牽牛のもとへ渡す、とされていたそうです。
ロマンチックですね^^
でも、かささぎってカラス科と聞いてちょっとショック(><)

作者の中納言家持って、大伴家持のことなんですね。
大伴の方が馴染みがあります。
ってどっちにしろよく知りませんが。
お!こちらも三十六歌仙だ!続きますね。
万葉集の代表的歌人で大伴旅人の子、となってます。
大伴旅人って誰だろう・・・(´-ω-`;)ゞ ←放置



今回は書きにくい漢字が多かったです。
「渡」「橋」「霜」「夜」
どれもちゃんと書けてないです・・・
ちゃんと書けてないならもっと練習したらいいのに・・
ちょっと今回はやっつけ感がありありと・・
反省です(><)

第五首・・猿丸大夫

2019-05-31 21:19:41 | 百人一首で万年筆練習!
五首めです。

奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき  猿丸大夫

歌意

奥深い山の中で、散り敷いた紅葉を踏み分けて鳴いている
鹿の声を聞く時ほど、秋がもの悲しいと感じることはない

これは・・・奥深い歌です!
解説を読んでわかったのですが(><)

ただ、人里離れた山奥で、地面に積もった真っ赤な紅葉の鮮やかさと
響く鹿の声の対比で、晩秋の寂しさを表現している・・・
それだけじゃなかったんです!!

まず、これは「恋の歌」の要素も含んでいた!!

秋には雄鹿が雌鹿を求めて鳴くとされていて
「そこに遠く離れた妻や恋人を恋慕する心情を重ねることが多かった」・・と。

ほほう・・・そんな意味を含んでいるんですね!!

解説によると
この歌では、秋は喜ぶべき収穫の季節ではなく
生命が衰え滅びに向かう時節ととらえており
それに自らの人生を重ねて、人間の存在の儚さを意識している・・・
つまり、農耕生活とは無縁の、都会的な視点なんですね。
そっか、猿丸さんったら都会人(≧▽≦)b

しかし十七文字に深い意味を盛り込んでありますねぇ・・・
それを読み解いて感じることのできる感性もすごいと思います。
私には全く備わっていない情緒です・・

でも、確かに秋はもの悲しい気分になりますね。
これから冬に向かうんだ・・って思うとね。
・・ん?私も都会人???
でも秋から冬は食べ物がおいしくなりますよね!!
それは感じられます(*>ω<*)ゞ ただの食いしん坊ですが!

さて、文字ですが。

今回書きにくかったのは「奥」と「声」ですね!!
「奥」は囲いの部分と中の「米」の大きさのバランスが難しいです。
自分のイメージ的には、囲いを大きめに書いた方がよさそうな。
あと「声」がですねえ・・なんかこれってこんな字だったっけ・・・
というぐらい、書いてて全然しっくりこなかったです(TT)
これも上の「士」と下の部分との大きさがね・・
文字ってやっぱりパーツの位置と大きさなんですねぇ・・
(あまりにアタリマエのこと書いてますね)
あー本当に「声」!なんだこの字(><)



ということで、やっぱりイマイチでした・・・
「奥」は思ったよりいいかも!と思いましたが
やっぱり「声」が・・変ですね・・
うーんこうして見るとどの字も歪んでますね・・・
あ、でも「秋」はちょっといい感じかも!!

ちょっとこれは練習不足だったかな・・・
早く次を書きたくなってしまって・・・アカンアカン(><)

第四首・・山部赤人

2019-05-26 00:48:52 | 百人一首で万年筆練習!
四首めです

田子の浦に 打出でてみれば 白妙の ふじの高嶺に 雪は降りつつ  山部赤人

歌意

田子の浦の浜に出てみると、真っ白な富士の高嶺に
雪が降り続いている

まず、田子の浦ってどこ?って思いましたが^^
現在の静岡県富士市の海岸だそうです。
目の前には田子の浦、そして遠くの富士山の山頂の白さがくっきりと描かれることで
富士山を中心とした広大な空間が広がっている・・・
「いわば言葉で描いた一幅の風景画とも言えよう」
ほほう・・なるほど壮大な歌ですねぇ・・
こういうのを「叙景歌」というのだそうです。
解説を読まないと情景が描けない自分が情けないですが(><)
感性もだんだん磨いてゆきたいですね!

山辺赤人・・あっこれも字が違う!!
「山部」が一般的なんですね。後世「山辺」とも表記されるようですが。
手習い帳のテキストは少数派の文字がお好きなのでしょうか・・(*>ω<*)
もう山辺で書いちゃったので、まあいいや!

聖武天皇に仕えた奈良時代初期の宮廷歌人で
優れた自然の歌をたくさん残されていると。
この人もまた三十六歌仙のおひとりなのですね。
三十六歌仙・・・ちょっと気になってきましたね(*^^*)
ウィキペディアによると・・
「三十六歌仙は、藤原公任の『三十六人撰』(さんじゅうろくにんせん)に載っている
 平安時代の和歌の名人36人の総称である」
なるほど・・ん?『三十六人撰』って・・??
なんて入り込むと脱線しすぎるので、ここまでにしておいて。
百人一首にはたくさんの三十六歌仙が登場するようですね。
出てくるたびにほほう、この人もか・・・とニンマリしそうです^^
しかしなんで36人なんだろう・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

今回難しかったのは「雪」でした。
なんだこれ、バランスとれない・・・
上の部分だけでもいい形に書けないし
下の「ヨ」との大きさとか位置で変な字になる・・(><)



やっぱり「雪」がダメだった!
下の「ヨ」が大きかった~(><)
全体としてはまあまあかなぁ~・・
でも、ひらがなも1字ずつ見たら書けてないですねぇ・・

まだまだ頑張らなきゃです!!