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澤 竜次『ブルジョワの午後』

ミュージシャン澤 竜次のブログ。

LIFE IS A MIRACLE

2017-01-09 16:29:53 | ブログ
あけましておめでとうございます。
去年は新しい事など色々やっているうちに、あっという間に終わったなあ。


秋頃にTwitterを再再再開した。
アカウントは→ @sawaryuji1211
フォローよろしく!


黒猫チェルシーのニューアルバム『LIFE IS A MIRACLE』が来月2月22日にいよいよ発売される。
実にフルアルバムは4年半ぶり。
昨夜ちょうどマスタリングを終えたけど、この素晴らしいアルバムが世に放たれる喜びに溢れている。
待ってくれていた人達には本当に長い間、あっちこっちと定まらない俺らも含めて、ずっと観てくれていて感謝しかない。
しかし、何と言っても1番待ち望んでいたのは俺ら自身であり、はち切れる程胸を張っているので、とにかく期待して聴いて貰いたい。

ツアーも激アツメンツの対バンとワンマンで10箇所回るので、こちらもよろしくね。






今年も更に気持ちを込めて、吸いとられる程に死ぬ気で弾く。
人生を賭けている自分と、生活を賭けて観に来てくれる人達に対して演奏するのならば、それは当然だから。

今年もなにとぞ!

銀河新年。

2016-01-18 22:17:55 | ブログ
あけましておめでとう。
今年の正月は神戸の実家でゆっくりと過ごした。
上京以来こんなに長く過ごした事は無かったな。
約2週間。
というのも、1月11日に神戸の成人式で演奏させて貰う事になっていたからである。
NHKの番組やイベント、それからレコーディングして配信もされている「しあわせ運べるように」という、阪神淡路大震災以降に神戸の学生(勿論俺らも含めて)が歌い継いで来た歌を歌う為に。
思い入れが強すぎるし、当初は色々悩んだけど色んな場所で演奏させて貰って、やって良かったと思っている。
まさか成人式で演奏するだなんて思ってもみなかったが。
しかも震災時に産まれていない初めての新成人の前で。
何か感じてくれたなら幸いだ。



正月に母親と祖母と行った淡路島にて。
寿司めちゃくちゃ美味かった。



実家のトイプードル、ぷうすけ。
今回はイヤホンを2つ噛みちぎられた。




東京へ帰る車中でデヴィッド・ボウイの訃報を知った。
信じられないし、ニューアルバムをリリースして、”69”歳を迎えた途端に死んじゃうなんて悪い冗談だとしか思えなかった。
今回のアルバムの1つ前の「The Next Day」が発売された当時俺もコメントを寄せさせて貰うにあたって初めてサンプル版を聴いた時、デッキの前から動けなかった。
デヴィッド・ボウイを聴き始めてから初めてのリアルタイムのニューアルバムで、しかもあの内容。
リアルタイムでデヴィッド・ボウイの新たな名盤を聴いている、という感覚で嬉しくて堪らなかった。
格好良い、美しい、奇妙、優しい、などなどロックスターに抱く理想を書き出していけばデヴィッド・ボウイへ行き着くわけで、憧れずにはいられない存在だった。




寂しい。もっともっと歳をとった声が聴きたかった。






今更ながらスターウォーズを観に行ってきた。
新しいシリーズとして第2弾も早く観たいと思ったし、すごく楽しめた。
色々「ん~。」と思う所はあったけど、それらをひっくり返しながら楽しまさせるような流れは、アホみたいな言い方だけど「流石だなあ。」と思った。
俺みたいにまだ観ていない人もいると思うので感想などは書かないとして、また仲の良い人達とゆっくり語り合おうと思う。



黒猫チェルシーのニューシングル「グッバイ」のリリースが迫ってきた。
久しぶりのリリースで、2月3日に発売するので本当に買って欲しい。
曲は勿論、ジャケットも初回のDVDも含め、めちゃくちゃ良い内容なので。

黒猫チェルシー 『グッバイ』MV ティザー映像~ビンタ連発ver.~



2月からのツアーも売り切れ寸前の会場が出て来ているみたいなので、お早めに。





今度FAIRY BRENDA(Vo.Gt澤竜次、Ba西山達朗、Dr大谷ペン)の2016年1発目のライブがあるので是非とも。
まだ観たこと無い人もどんどん来てね。
新しい曲も作ったり色々計画したり、ガンガンやってるので。

2016年2月15日(月)
【場所】SHIBUYA LUSH
【タイトル】
『Beat Happening!渋谷R&R PANIC!MAX!』
【出演】
LOA+A
Vianka(札幌)
FAIRY BRENDA
ジャンプザライツ
memento森(神戸)

【時間】
OPEN:18:30/START:19:00
【価格】
前売:¥2,300/当日¥2,500(+1Drink)
※高校生以下は\1000円+1Drink

取り置き予約はFAIRY BRENDAのTwitter @FAIRY_BRENDA 宛てにリプライか、メールinfo.fairybrenda@gmail.comにて受け付けます。




そういえば先日お客さんから誕生日プレゼントで頂いたMartin NewellというソロアーティストのCDがめちゃくちゃ良かった。
冬にピッタリなので皆さんも是非。

The Greatest Living English Man/Martin Newell




昨日から雪が降ったりと寒いので、皆さん体調に気をつけて。








スマスマ始まった。

ロン毛の大将放浪記。

2015-09-21 03:10:05 | ブログ
先日はlittle voice&黒猫チェルシーツアーで神戸、能登へ。

神戸の会場、神戸マージービートは我々黒猫チェルシーは結成当時高校生の頃から大変お世話になっているライブハウスで、出演するのは久しぶりだったけど、ホーム感丸出しな心地良さがあるので毎回落ち着きすぎないように気をつけている。
数年前に辞めて今はいないけど、当時ブッキングを担当していた柴藤さんも来てくれて、久しぶりに会った。
黒猫チェルシーやクワレアルギ、踊ってばかりの国などなど、その辺のバンドが仲良くなって輪になって盛り上がれたり、その後も色々続いて行ったのは柴藤さんが当時無茶な事も沢山してくれたからと言っても過言では無いと思う。
そうして高校時代入り浸り、沢山の友達と出会ったライブハウス。


実家で久々に再会したぷうすけ。




能登では初めてツアーで旅館に泊まり、1日空き日があったので散策した。
と言っても俺は洗濯物が溜まっていたので、半分はコインランドリーを探す旅と洗濯を待つ時間に費やしたが。
輪島と言えば昔観た芦屋雁之助の「裸の大将放浪記」を思い出す。
何故か輪島の回だけビデオでも何度も観て鮮明に覚えていて、頭の中では「野に咲く花のように~♪」とヘビーリピートされるので何とか「さあ駆け出そうよ~♪」に変換して街を徘徊した。
さすがに街全体がまれ一色で、渡辺は老若男女から「高志」と沢山の人から声を掛けられたらしい。
俺も小学生にジロジロ見られたので、まさかと思ったが、「髪長っ。」と嘲笑されていただけだった。
小学生のある日の帰り道でのちょっとした刺激、夕飯時家族団欒での小噺に加担出来たかと思うと、髪が長くて良かったと思った。

美味しいものも沢山食べた。

ウニ。


ブリ。



会場の七尾5spotは、イカしたジャズバーだった。
会場にステージが無いのは高校2年の時に出演した奈良レイブゲート以来だったが、楽しかったなあ。

七尾5spot




そして長旅から帰り、安定のこってりを。




先日は渋谷O-Eastで日清のイベントだった。
OKAMOTO'Sもねごとも、イベントで対バンするのは約5年ぶり。

という事でライブ後、同い年、同期デビュー、同事務所の3バンドで。



18日は江古田BuddyにてRock'n'Roll Closet Partyに、渡辺と2人編成で出演した。
憂歌団の木村さんと、HARRISの清野さんと共演。


2人編成。







終演後、共演した木村さんと清野さんと、主催者の田村さんと。


木村さんとも沢山話が出来たし沢山良い話が聞けた。
鋭い目で話をされた後、必ずギャグを言ってクシャクシャっと少年のような目で笑ったり、「ええよ」や「面白いよ」、というポジティブな言葉が口癖の木村さんが大好き。
音楽は、その瞬間瞬間をいかに楽しむかが大事だという事を改めて感じた夜だった。

アンコールセッションでは、黒猫も『猫Pack』というアルバムでカバーさせて頂いた憂歌団の「嫌んなった」と、「上を向いて歩こう」を皆でセッション。
感激した。




25日は東京スターラウンジでlittle voice&黒猫チェルシーのツアーファイナル。
little voiceは一先ず見納め。
来られる方はお楽しみに。
色んな縁によって色んな形で音楽が出来たり、最近また沢山感じた。


それではまた。

蒸し無視蟲。

2015-08-23 04:53:08 | ブログ
8月ももうあと1週間もすれば終わってしまう。
今日もコオロギがわざわざ部屋に侵入して秋の訪れを告げに来たのだ。
そういえばこんな事、数年前の夏の終わりにもあったなあ。
見失ってしまったのでまだ部屋のどこかにいる。
俺は俺の部屋だから落ち着くけど君にとっては落ち着かないだろうに。
俺は虫も殺せないような優しい人間なのだから困ったものだ。
恐怖、ではない。
あくまで優しさで。
ゴキブリとコオロギは、見た目も名前も似ているのに皆はあからさまに差別するが、俺は差別はしない。
どちらとも俺のテリトリーを脅かす敵である事に違いはない。
幸い今年はゴキブリは1度も出ていない。
しかし、こんな事を言った途端に出たりするもので、あまり言うもんじゃない。
今月6日のサマーオブどんとの楽屋でラキタにZippoを貸して、「このZippoは何回か無くしてるけど必ず返ってくるねん。」と話していたその日に無くして未だ見つかっていないからだ。
言うもんじゃない。
まだ全く諦めていないし捜索中なので、あの日心当たりのある人は連絡して頂きたい。

先日は久しぶりにrockin'on Japanの取材を4人で受けた。
今月29日発売の号。
簡単に言えば、little voiceとしてリリースがあったりとNHK連ドラ関連で動きはあるものの、ベスト盤などはあれど大雑把に前回のフルアルバムから約3年間何をしていたか、という内容。
何をしていたかと尋ねられれば、色々ある程度は忙しくしていたわい、という話なのだが、今年新たなレーベルと契約して着々と水面下で準備を進めている今だから言える事など、たっぷり話した。
今年に入ってからは黒猫はライブもほとんどやっていないから、よく「何してるの?」や、時には「まだ活動してるの?」と聞かれる事も多い。
その度「制作中です。」と答える。
バンドなんて常に制作中なのだからその受け答え自体正しくはないのだが、そうとしか言えないので。
その辺の事も詳しくは雑誌の記事で是非。


最近ちょくちょく最低限の自炊をするのだが、冷蔵庫の最低限の余り物のキャベツとベーコンとなめ茸を塩胡椒で炒めて火を消して卵を余熱で炒めると出来上がるものが、中華風あんかけ野菜炒めみたいで美味しかった。
なめ茸を炒め物に使うという斬新な発想。
いや、わりと皆するものなのかな。

今までの人生で、煮た事も揚げた事も蒸した事も無し。
炒めるだけ。
男は黙って何でもかんでも炒めろ。



この人達はアルバム出し過ぎやけど好き。


Guided By Voices - Teenage FBI





コオロギ早く出てきてくれ。

ゲン担ぎのゲンコツ。

2015-07-22 02:25:07 | ブログ
このブログの前回の更新から最近まで色々あったな。

何があったかな。

そう、今更ながら今年の3月いっぱいでデビュー以来ずっと黒猫のマネージャーだった石田さんが退職した。
一緒に居過ぎてもう事細かにあまり思い出も思い出せないけど、メンバー同然だったね。
寂しかったけど、今は他業種であの人柄を生かしてバリバリ働いているしちょくちょく黒猫のライブにも遊びに来てくれるので嬉しい。
そして新マネージャーは野呂さん。
まだ4ヶ月ぐらいやけど、最早長い付き合いをしているように感じるぐらい親密で濃密な時間を過ごしている。
なので石田さんは安心してサボテンとインテリアに専念して頂きたい。

先月はPUFFYで石垣島へ。
本番のステージは、黒猫が出演した2009年の京都大作戦以来の、いやそれ以上の暑さだった。
本番日の午前中には石垣島から竹富島へ遊びに行った。
決して本番をなめてはいない。

寝坊して、水着でフルスピードで行けなかった俺。


舞台監督Jさんの、頼もしい現地人風情漂う背中。
道迷ったけど。


と、決して本番はなめていないし遊び呆ける程の滞在時間では無かったのだが、恐ろしかったのは竹富島から石垣島へ帰るフェリーに乗る際、皆口を揃えて「ああ、帰りたくない。」とボヤいていた事。
完全に日本の本島の事はなめていた。

そんなPUFFYで現在ツアー本編を終え、残すところ今週23日に行われる追加公演の川崎のみ。
是非お越しを。



最近はNHKまれの劇中バンドlittle voiceの楽曲のリリースが急遽決まってレコーディングしたり、実際に音楽番組に出演する事になったり、なかなか面白い事をしている。
黒猫チェルシーはおそらくここ数年においては、日本で最もNHKにお世話になっているバンドではないだろうか。
渡辺がこれまでやって来た俳優業や、今色んな事が繋がって来ている。
何しろ一つのバンドを続けていると予想しなかった色んな事が起こるという事で、面白いものだと改めて思う。
軸のバンドがあるからこそそれぞれが色々やっている。
今はライブも少なくて目立った活動はしていないけど、確実に軸を太くしている。
歌とギターとベースとドラムを、同時に刺激的に提供するバンドであるべく。
妄想や幻想を、内容や形を変えながらこれから更にぶちまけていく。
具体的な事は今後、形にした際にインタビューなどで読んで貰いたい。


物騒な言葉の飛び交うニュースが多いけど、へこたれない。
ヒステリックとヒステリックのぶつかり合いはヒステリックな答えしか導き出さないから、議論は戦いじゃないしもっと冷静になだめ合うべきだと思う。
今の日本はやかまし過ぎて、疲れている皆がゆっくり出来ないから、まず一回黙れ。

ああだこうだ言い合うガキどもに、半笑いでゲンコツ喰らわせてくれる小学教師みたいな存在って、どこの世界にも必要やと思う。
そういう国民、1人の人間でありたい。