ラン・ローラ・ラン

異なる3つの展開！音楽と映像が一体化したハイパー“ランニング”ラブストーリー！
走る、走る、走る！
タイムリミットは20分！恋人の命を救うため、ローラが街へと飛び出した！

「２０分以内に１０万マルクを用意しないと俺が殺される！」
午前11時40分、ローラの家に電話が鳴る。裏金の運び屋をしている恋人マニが10万マルクを電車の中に置き忘れたというのだ。　それがないとボスに殺されてしまうと懇願するマニ。　20分で10万マルクを手に入れるため、ローラはひたすらベルリンの町を走る。

　　　　　　

1998年の作品。 当時日本でも単館系映画館で話題になりました。 フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画像の分割、早送り、コマ送りなど、あらゆる手法を駆使した映像と、ジャーマン・テクノのリズムにあわせ、主人公ローラがベルリンの町を疾走します。 3つのパターンから成るストーリー構成という作りになっていて、たったそれだけの単純なストーリーなのに上映時間役90分、全く飽きさせません。
公開当時、私は劇場で観たのですが、「こんな表現の仕方もあったのか！」と唸らせた作品でした。
僅かなタイムラグで、全く違った結末となってしまう面白さ。 それに加え、ジャーマン・テクノに乗ったテンポの良い展開。本当に斬新なアイデアで楽しめました。

主演のフランカ・ポテンテは、多分私の記憶だと、これがデビュー作ではなかったかと思います。 そして相手役のモーリッツ・ブライブトロイは、あの心理ホラー作品『es-エス-』での演技が素晴らしかった俳優。 この作品では、二人ともまだ初々しいというか…（笑）。

ま、それは横に置いておきまして、とにかくテンポと歯切れの良いストーリー展開に、大いに楽しませてもらえる作品です。 まだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら是非！

　　　　　　

尚、補足ですが、主演のフランカ・ポテンテが歌う挿入歌「WISH」は本国ドイツで25万枚セールスを記録し、MTVヨーロピアン・ミュージックアワードに輝きました。 映画のほうは、99年サンダンス映画祭ワールドシネマ観客賞を受賞しています。

--「ラン・ローラ・ラン」関連映像--
TRAILER


Lola rennt alternative trailer


music video


Franka Potente & Thomas D. 「Wish」 Lola Rennt




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【ラン・ローラ・ラン / LOLA RENNT】
監督 / トム・ティクヴァ　
出演 / フランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライプトロイ 　
1998年　ドイツ作品

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