ずっと一緒にいたい子供たちを救ったのは、さえないお肉屋のおじさんだった。
1942年、夏。パリはドイツ軍の手に落ちていた。 ナチスに捕まった家族と離れ離れになったユダヤ人の少年シモンとその従妹たち。 子供たちとバティニョールおじさんとの冒険が始まった。
ナチス占領下のパリ。ドイツ軍はユダヤ人検挙の協力をフランス国民に要求していた。肉屋を営むバティニョールは、ナチス支持者の娘婿が隣家のユダヤ人、バーンスタイン一家を密告したことから図らずもナチスに協力してしまう。おかげでバーンスタイン家の財産まで引き継いでしまうバティニョール。そんなある晩、バティニョールのもとにバーンスタイン家の12歳の息子シモンが現われる。連行先からなんとか逃げ出してきたのだった。慌ててシモンを匿うバティニョール。仕方なく、シモンをスイスへ逃そうと画策するバティニョールだったが…。
肉屋を営む平凡な主人公がふとしたきっかけでナチスによるユダヤ人一家の摘発に関わってしまうという物語。映画予告を観たときからすごく観たかった作品でした。最初はもっとアットホーム的なイメージを抱いていたのですが、内容は結構考えさせられるものでした。前半の彼は将校やナチス・ドイツを支持する娘婿、計算高い妻などステレオタイプの人物に翻弄されるうだつのあがらない男を演じていましたが、後半は一転、命がけでユダヤ人の子供をスイスに逃亡させる手助けをするヒーローとなっていきます。子供との偶然の出会いが彼の人生にいつの間にか深い意味をもたらし、彼自身も知らず知らずのうちに成長していくのです。
こういったユダヤ迫害 をテーマにした作品はこの作品が公開された2002年前後、結構出ていましたが、この作品は当時の事件を悲壮的には描かず、どちらかといえば 『ライフ・イズ・ビューティフル』のように微笑ましい作品に仕上げています。『ライフ・イズ・・・』との違いはこちらの作品のほうが、より現実的な物語だということでしょうか。
因みに監督兼、主演のジェラール・ジュニョは、インタビューの中で「ロベルト・ベニーニの "ライフ・イズ・ビューティフル" のアプローチが好きだ。笑いと感動で世界を描いている。」と、語っていたそうですが・・・(笑)。
「あの時代に自分が生きていたらどういう行動をとっただろうか」・・・あなたならどうします?
--「バティニョールおじさん」関連映像--
Monsieur Batignole - Trailer
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【バティニョールおじさん / MONSIEUR BATIGNOLE】
監督/ ジェラール・ジュニョ
出演/ ジェラール・ジュニョ ジュール・シュトリック
2002年フランス作品
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「暗い日曜日」
1942年、夏。パリはドイツ軍の手に落ちていた。 ナチスに捕まった家族と離れ離れになったユダヤ人の少年シモンとその従妹たち。 子供たちとバティニョールおじさんとの冒険が始まった。
ナチス占領下のパリ。ドイツ軍はユダヤ人検挙の協力をフランス国民に要求していた。肉屋を営むバティニョールは、ナチス支持者の娘婿が隣家のユダヤ人、バーンスタイン一家を密告したことから図らずもナチスに協力してしまう。おかげでバーンスタイン家の財産まで引き継いでしまうバティニョール。そんなある晩、バティニョールのもとにバーンスタイン家の12歳の息子シモンが現われる。連行先からなんとか逃げ出してきたのだった。慌ててシモンを匿うバティニョール。仕方なく、シモンをスイスへ逃そうと画策するバティニョールだったが…。
肉屋を営む平凡な主人公がふとしたきっかけでナチスによるユダヤ人一家の摘発に関わってしまうという物語。映画予告を観たときからすごく観たかった作品でした。最初はもっとアットホーム的なイメージを抱いていたのですが、内容は結構考えさせられるものでした。前半の彼は将校やナチス・ドイツを支持する娘婿、計算高い妻などステレオタイプの人物に翻弄されるうだつのあがらない男を演じていましたが、後半は一転、命がけでユダヤ人の子供をスイスに逃亡させる手助けをするヒーローとなっていきます。子供との偶然の出会いが彼の人生にいつの間にか深い意味をもたらし、彼自身も知らず知らずのうちに成長していくのです。
こういったユダヤ迫害 をテーマにした作品はこの作品が公開された2002年前後、結構出ていましたが、この作品は当時の事件を悲壮的には描かず、どちらかといえば 『ライフ・イズ・ビューティフル』のように微笑ましい作品に仕上げています。『ライフ・イズ・・・』との違いはこちらの作品のほうが、より現実的な物語だということでしょうか。
因みに監督兼、主演のジェラール・ジュニョは、インタビューの中で「ロベルト・ベニーニの "ライフ・イズ・ビューティフル" のアプローチが好きだ。笑いと感動で世界を描いている。」と、語っていたそうですが・・・(笑)。
「あの時代に自分が生きていたらどういう行動をとっただろうか」・・・あなたならどうします?
--「バティニョールおじさん」関連映像--
Monsieur Batignole - Trailer
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【バティニョールおじさん / MONSIEUR BATIGNOLE】
監督/ ジェラール・ジュニョ
出演/ ジェラール・ジュニョ ジュール・シュトリック
2002年フランス作品
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「暗い日曜日」
とってもいい話です。
ほとんどの作品にレスが付いていますねっ!
うほほ(^^)
こんばんわ。
この作品私も何度か観なおしています。
良いですよねぇ。
ユダヤ人迫害を題材にした映画は結構ありますが、
この作品は私の中でも結構上位にランクされる物語でした。
ほんと、このおじさん、ちょっとお惚け?(^_^;)で、人の良い、あまり頼りにならなさそうな人なんだけど、子供たちと一緒に逃げていくうちに、頼りになる人になり、さらには彼自身も成長していってましたね。
こういったユーモアを交えながら、悲惨な内容の映画を描くという、フランス映画だなぁ、良いなぁ、好きだなぁという作品です。
私もこれはユダヤ人迫害ものの映画では、かなり好き。
私もこの映画はまた見たい一本です♪
この物語良かったですよね~。
バティニョールおじさんの豊かな表情がなんとも言えませんでした。
私もユダヤ系の作品は好く観ますが、以外に好きな作品です。