
椎名林檎デビュー10周年を記念してリリースされた銘盤
デビューからのアルバム未収録曲で構成された充実の2枚組。
何を隠そう(といっても隠すものは何もないのですが…--笑)私、実は結構椎名林檎マニアなのです(笑)。 ”東京事変”以前のソロ(?)作品は全て持っていたりしています(笑)。
彼女がデビューした当初、あの「ここでキスして」のイントロなしで急に入るあの冒頭でノックアウトされ、デビューアルバム『無罪モラトリアム』の一曲目、「正しい街」を聴いて涙して以来、ずっと聴いています。
最初は日本のアラニス・モリセットみたいな印象でしたが(「ここでキスして」の曲調、歌い方がアラニスを意識しているような感じでした)、いやいや、彼女は物凄いですよ。 どギツイく過激…それでいて何処か哀愁のある独特な詩の世界感、そして昭和をイメージさせるような漢字遊び(遊び?)、そして70年代を思わせるサウンド…。
今までの女性ヴォーカリストとは違う何かを彼女は持っていました。 もう『無罪モラトリアム』一枚で久し振りに邦楽の女性アーティストにハマりましたよ。
あれから10年…。 現在は "東京事変" というバンドのヴォーカリストとして活躍している彼女ですが、私は彼女のソロ3作(斉藤ネコとのコラボ・アルバムがもう一作、そして二枚組のカヴァー集がありますが)が私の中では彼女の全てだと思っています。

その椎名林檎のデビュー10周年を記念してリリースされたのが、本日取上げたこの『私と放電』というアルバム。 〇〇周年記念などという企画アルバムは、通常シングルを中心にしたベスト盤をリリースするものなのですが、敢えてアルバム未収録曲やシングルB面の曲を中心としたコンピ作品をリリースするといったあたりがいかにも椎名林檎らしい(笑)。
確かに彼女の曲、シングルに収録されている曲や、DVDのみに収録されている曲が結構良かったりしていたので、この企画は個人的には嬉しいリリースでした。
特に一枚目の冒頭「すべりだい」や「眩暈」「あおぞら」は、初期の名曲ですし、昭和時代の名曲カヴァー「東京の女」や「君ノ瞳ニ恋シテル」なんかも椎名林檎的にアレンジされてて素晴らしい。
カヴァーといえば、2002年に『唄ひ手冥利』という2枚組みのカヴァーアルバムもリリースしていました。 このアルバムも和・洋入り乱れての林檎ワールドだったわけですが、中でもレノンの名曲2曲が素晴らしかった。
余談ですが、この『唄ひ手冥利』、黒と白に分かれているのですが、面白いことを発見したのです。黒と白の曲目を1曲づつ横に並べると、なんと曲名が関連しているんですよね。 これ知っている方いらっしゃいます?
黒の1曲目「君を愛す」、白の1曲目「灰色の瞳」。黒2曲目「jazz a go go」、白「more」。黒3曲目「枯葉」、白「小さな木の実」。 そして黒5曲目「黒いオルフェ」、白「白い小鳩」。 黒「玉葱のハッピーソング」、白「木綿のハンカチーフ」。 最後は両方ともレノンの曲と特別感謝トラックが両方ともトラディショナルソング。 …これって凄いと思いません? この辺の遊びが椎名林檎なんですよね。
話が大幅に逸れてしまいましたが、普通とちょっと捉えかたが違う楽しさが椎名林檎にはあるのですよね。 そこに私がハマったわけですが、詩の世界も過激で且つ哀しい…。サウンドは重く格好良いのに心にジーンとくる…そんなところに私は惚れたのですが、皆様はどうでしょう?
このアルバム未収録曲を2枚にまとめた『私と放電』を久し振りに聴いてみて、再度一枚目から聴いてみたくなりました。
本作には関係ないですが、『無罪モラトリアム』の一曲目「正しい街」とセカンド『勝訴ストリップ』の「ギプス」から「闇に降る雨」の間(ま)、そしてラストの曲「依存症」が何度聴いても背中に寒気が走るほどの素晴らしさを持っています。
好き嫌いは、かなりはっきり分かれるとは思いますが、興味のある方は一度ご堪能あれ。
尚、アルバム『私と放電』の他に『私の発電』という映像盤も同時リリースしています。椎名林檎の映像を楽しみたい方はこちらもどうぞ♪
--「椎名林檎」関連映像--
すべりだい
あおぞら
正しい街
依存症
ギブス
***********************************
【私と放電 / 椎名林檎】
Disk:1
1. すべりだい
2. アンコンディショナル・ラブ
3. リモートコントローラー
4. 眩暈
5. 輪廻ハイライト
6. あおぞら
7. 時が暴走する
8. Σ
9. 東京の女
10. 17
11. 君ノ瞳ニ恋シテル
Disk:2
1. メロウ
2. 不幸自慢
3. 喪@ CINコ瑠ヲュWァ
4. 愛妻家の朝食
5. シドと白昼夢
6. 意識 ~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~
7. 迷彩 ~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~
8. la salle de bain
9. カリソメ乙女 HITOKUCHIZAKA ver.
10. 錯乱 ONKIO ver.
11. 映日紅の花
2008年リリース
--関連作品LINK--
デビューからのアルバム未収録曲で構成された充実の2枚組。
何を隠そう(といっても隠すものは何もないのですが…--笑)私、実は結構椎名林檎マニアなのです(笑)。 ”東京事変”以前のソロ(?)作品は全て持っていたりしています(笑)。
彼女がデビューした当初、あの「ここでキスして」のイントロなしで急に入るあの冒頭でノックアウトされ、デビューアルバム『無罪モラトリアム』の一曲目、「正しい街」を聴いて涙して以来、ずっと聴いています。
最初は日本のアラニス・モリセットみたいな印象でしたが(「ここでキスして」の曲調、歌い方がアラニスを意識しているような感じでした)、いやいや、彼女は物凄いですよ。 どギツイく過激…それでいて何処か哀愁のある独特な詩の世界感、そして昭和をイメージさせるような漢字遊び(遊び?)、そして70年代を思わせるサウンド…。
今までの女性ヴォーカリストとは違う何かを彼女は持っていました。 もう『無罪モラトリアム』一枚で久し振りに邦楽の女性アーティストにハマりましたよ。
あれから10年…。 現在は "東京事変" というバンドのヴォーカリストとして活躍している彼女ですが、私は彼女のソロ3作(斉藤ネコとのコラボ・アルバムがもう一作、そして二枚組のカヴァー集がありますが)が私の中では彼女の全てだと思っています。




その椎名林檎のデビュー10周年を記念してリリースされたのが、本日取上げたこの『私と放電』というアルバム。 〇〇周年記念などという企画アルバムは、通常シングルを中心にしたベスト盤をリリースするものなのですが、敢えてアルバム未収録曲やシングルB面の曲を中心としたコンピ作品をリリースするといったあたりがいかにも椎名林檎らしい(笑)。
確かに彼女の曲、シングルに収録されている曲や、DVDのみに収録されている曲が結構良かったりしていたので、この企画は個人的には嬉しいリリースでした。
特に一枚目の冒頭「すべりだい」や「眩暈」「あおぞら」は、初期の名曲ですし、昭和時代の名曲カヴァー「東京の女」や「君ノ瞳ニ恋シテル」なんかも椎名林檎的にアレンジされてて素晴らしい。
カヴァーといえば、2002年に『唄ひ手冥利』という2枚組みのカヴァーアルバムもリリースしていました。 このアルバムも和・洋入り乱れての林檎ワールドだったわけですが、中でもレノンの名曲2曲が素晴らしかった。
余談ですが、この『唄ひ手冥利』、黒と白に分かれているのですが、面白いことを発見したのです。黒と白の曲目を1曲づつ横に並べると、なんと曲名が関連しているんですよね。 これ知っている方いらっしゃいます?
黒の1曲目「君を愛す」、白の1曲目「灰色の瞳」。黒2曲目「jazz a go go」、白「more」。黒3曲目「枯葉」、白「小さな木の実」。 そして黒5曲目「黒いオルフェ」、白「白い小鳩」。 黒「玉葱のハッピーソング」、白「木綿のハンカチーフ」。 最後は両方ともレノンの曲と特別感謝トラックが両方ともトラディショナルソング。 …これって凄いと思いません? この辺の遊びが椎名林檎なんですよね。
話が大幅に逸れてしまいましたが、普通とちょっと捉えかたが違う楽しさが椎名林檎にはあるのですよね。 そこに私がハマったわけですが、詩の世界も過激で且つ哀しい…。サウンドは重く格好良いのに心にジーンとくる…そんなところに私は惚れたのですが、皆様はどうでしょう?

このアルバム未収録曲を2枚にまとめた『私と放電』を久し振りに聴いてみて、再度一枚目から聴いてみたくなりました。
本作には関係ないですが、『無罪モラトリアム』の一曲目「正しい街」とセカンド『勝訴ストリップ』の「ギプス」から「闇に降る雨」の間(ま)、そしてラストの曲「依存症」が何度聴いても背中に寒気が走るほどの素晴らしさを持っています。
好き嫌いは、かなりはっきり分かれるとは思いますが、興味のある方は一度ご堪能あれ。
尚、アルバム『私と放電』の他に『私の発電』という映像盤も同時リリースしています。椎名林檎の映像を楽しみたい方はこちらもどうぞ♪
--「椎名林檎」関連映像--
すべりだい
あおぞら
正しい街
依存症
ギブス
***********************************
【私と放電 / 椎名林檎】
Disk:1
1. すべりだい
2. アンコンディショナル・ラブ
3. リモートコントローラー
4. 眩暈
5. 輪廻ハイライト
6. あおぞら
7. 時が暴走する
8. Σ
9. 東京の女
10. 17
11. 君ノ瞳ニ恋シテル
Disk:2
1. メロウ
2. 不幸自慢
3. 喪@ CINコ瑠ヲュWァ
4. 愛妻家の朝食
5. シドと白昼夢
6. 意識 ~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~
7. 迷彩 ~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~
8. la salle de bain
9. カリソメ乙女 HITOKUCHIZAKA ver.
10. 錯乱 ONKIO ver.
11. 映日紅の花
2008年リリース
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--関連作品LINK--
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仕事が忙しくてなかなかゆっくりPCできてません、、、
しかし、林檎ちゃんの記事が載っていたのでハート
私も大好きでほとんど持っていますよ~♪
カラオケでも(*^_^*)
アンコンディショナル・ラブは弾けますっ
(簡単)
そっか~ぼのさんも林檎ちゃん好きだったのですね~
お久しぶりですぅ。
お元気でしたか?
私のほうこそ中々お邪魔できずにすみません…
もの~んさんも椎名林檎派なのですね。
嬉しいです。
東京事変のほうは一作目を聴いただけで
それからは聴いてないですが、
ソロ名義のアルバムは大好きです。
因みに昔ライヴも観ました。
滅茶苦茶良かったですよ。
椎名林檎は、サウンドもカッコイイのですが、
詩の世界が、やはり独特で堪らなく好きなんですよ。
今度もも~んさんの椎名林檎、聞きたいです(笑)。